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2024/11/23 (Sat)
パイクー麺とバナジューの昼
パイクー麺を昼とします。
有楽町の丸の内側。
東京フォーラムの真向かいにあるビルの地下にある「小花」って店。
担々麺とパイクー麺が有名で、ランチはかなりにぎわっている。
お店はカジュアルな造りでありながら、サービスをする男性スタッフはみんな黒服。
彫りの深い宝塚系顔立ちの多分、姉妹でらっしゃるのでしょう…、派手な装いのオバ様たちが「いらっしゃいませ」と愛想振りまく濃厚で、コッテリとした雰囲気がいい。
面白いのがこのお店。
中華料理屋でありながら、寿司カウンターを持っている。
キッチリとしたケースの中に握りのネタがズラッと並び、まるでそこだけ見れば寿司屋に見えてしまう程の本格派。
昼はそこにロールスクリーンをおろして、ただのカウンターのして使ってる。
一人で来ると大抵そこで、麺をズルズルすするコトになるのが愉快でたのしい。
クリーミーでナッツの風味が豊かなココの担々麺も捨てがたいけど、今日はパイクー麺にする。
最近ちょっとハマっております…、パイクー麺。
ちょっと待ちます。
ほぼ満席で混雑しているコトもある。
けれど特にパイクー麺は、豚をキチッと揚げる時間が必要なんでしょう。
10分弱ほどかかるでしょうか…、お水を飲みつつちょっくら待って、待った甲斐を充分感じるコレが来る。
透き通った醤油のスープにこんがり揚げ色うつくしいパイクー、それから麺がユラっと。
特徴的なココの麺。
縮れてはない太い玉子麺。
少々、色白。
カンスイをあまり使わず、粉の力と執拗なまでの練りでコシを出している。
スルンと唇、軽く撫でつつ口の中に滑り込み、思う間もなく口を満たして一杯にする。
噛むとこれがなかなか手強い。
かなりの歯ごたえ。
噛んでも噛んでも食感変わらず、決してムチムチするコトがない。
筋肉質なまんまどんどん歯切れていって、いつの間にかお腹にストンと収まっている、不思議な食感。
ハマっちゃう。
それにしてもココのパイクー。
絶品でした。
余分な脂をキレイに除いた分厚いロース。
ポッテリとした衣をまとわせ、ふっくら揚げる。
パイクーと言う料理の流儀。
ガリガリ風とフックラ風の両方あって、前者は油を感じる料理。
後者は肉の旨味を味わう料理で、どちらもそれぞれ捨てがたい。
ただ夏の終わりの、ちょっと疲れたお腹には、フックラ系の肉そのものを味わうパイクーがおいしく感じる。
ココのパイクーは、フックラ系の最高峰のひとつでしょ。
フックラとした肉の状態。
肉の旨味を邪魔せぬ程度に施された醤油と中華スパイスの風味がおだやか。
衣はサクッとやさしく歯切れて、揚がった油の香ばしくって甘い風味を鼻から逃がす。
スープにトップリ漬けても決してへたらずカラッと乾いた不思議な食感。
虜になった。
ランチタイムは麺にもれなくご飯がつく。
硬めの炊き加減が好みの上に、上に乗っかるザーサイがこれまたおいしい味付けで、なんだか得した気持ちになった。
ワガママ言うなら、パイクー麺の緑のあしらいが水菜であったことくらい。
水菜独特の苦味と水っぽさが、パイクー麺には合わぬ気がする。
できればこれが、セロリの葉っぱだったりしたら、もう言うコトなしに違いない。
まぁ、それはそれにてかなりいい店、オキニイリ。
食事を終えて、近所のはまのや。
いつもは朝のサンドイッチを作ってもらう、喫茶店にてお茶とする。
ランチタイムもほぼ終わりという時間帯。
午後を急ぐ必要のない人たちが、ユッタリお茶をしながらタバコをくゆらす景色も一興。
バナナジュースを作ってもらう。
「バナジューひとつ」って厨房の中に注文入る同時にガガって、氷が激しく壊れる音がする。
ミキサーが活躍している喫茶店って、ちょっとステキな感じがします。
だいの大人のおじさんが、コーヒーじゃなくココアやミックスジュースをなんの気兼ねなく、飲める雰囲気。
砕けた氷でジュースがシャキッと冷たくなって、けれどそれを一旦茶こしでなめらかにする。
キレイな形の氷をギッシリ詰めたグラスに、トクトクジュースだけを注いでハイどうぞという入念がいい。
バニラエッセンスがほんのり漂う。
バナナの香りもキチッとしてて、まるでバナナケーキを飲んでいるようなそんな味わい。
暑さも随分やさしくなって、ポッテリとしたこうしたジュースがおいしく感じる。
さて仕事。
[0回]
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2010/09/15 (Wed)
丸の内コア:ア
Comment(0)
上海朝市、中華バフェ
神保町の上海朝市。
上海蟹で有名な新世界菜館の支店のひとつ。
麺と飯類が気軽な雰囲気でたのしめる、こざっぱりとした食堂風のたのしいお店。
昼はバイキングをやっていて、今から急いで歩いていけばギリギリ間に合う。
今日は午前中、忙しくっててんやわんや。
企画書の仕上げをし、プレゼンテーション用の資料にしようとプリントアウトしようとしたら、プリンターがグズグズ、上手く動かない。
メンテナンスをしてもらい、なんとか大事に至らずにすむ。
次の打ち合わせに移動の時間の間にポッカリ。
ちょうどランチの時間がほどよくとれて、それで小走り。
飛んできた。
ここのバフェ…、2時に料理が下がってしまう。
2時30分にはお店はクローズ。
そしてボクがお店の中にすべりこんだのが1時半という時間にて、それでも料理がドッサリ用意されている。
バイキングの店の本領は、閉店直前にも料理がシッカリ揃っているかというコトで、コノ店、こうしたところはシッカリしてる。
その日の仕入れ。
あるいは季節ごとに料理のラインナップが変わるココ。
けれどずっと変わらずあるのが肉焼売。
見慣れた焼売、4個分は確実にある大きなサイズで、これがおいしい。
ここのランチバイキングにくる目的のほぼ半分はこの焼売が食べたくて来るようなモノ。
ムチュンとなめらか。
肉で作ったカマボコみたいなムッチリとした食感と、肉の旨みと脂の風味。
ミートボールのようにフカフカしておらず、ミッチリとした密度が噛む楽しみを作ってくれる。
大きくホツホツした挽き肉がときおり奥歯を叩く小気味よさ。
ソーセージなんかの加工肉にはない、肉らしい食感、味わい…、ハフハフプルプル、あっという間になくなっていく。
揚げた茄子に油琳鶏なんかに使う甘酢がかかったの。
エビ玉、牛肉団子の甘酢あんかけ、ニンニクの茎の炒め物…、と味わいにぎやか。
パラッパラに仕上がった玉子炒飯を真ん中におき、周りに料理をあれこれ置いた。
そうそう、鶏の唐揚げもわすれずおいて、さていただきます。
ここの料理は油や脂にたよらぬ料理。
スッキリとした味わいで、調味料の多彩な風味で味ととのえた、沢山たべれるいい料理。
いつもはあんかけ焼きそばがあるのだけれど、今日は替わりに冷麺がある。
さすがに夏はあんかけでは暑くて粋じゃない…、ってコトなんでしょう。
しかもここの中国醤油味のあんかけは、とてもおいしく、あんかけ好きのボクにはいさかか残念、かなしい出来事。
とは言えセルフメイク冷やし中華も、なかなか旨い。
茹でた太麺、キリッと冷やしてネギの風味の油をからめて氷の上にキレイに並べる。
それを少々。
そこにタップリ、千切りキュウリとモヤシとハムをのっけてザザッと胡麻ソース。
冷やし中華というよりまるで中華サラダのようでおいしい。
大根を八角風味の醤油に漬けた漬け物パリパリ。
よきアクセント。
ついでに点心。
オキニイリの大焼売と、海鮮餃子に肉まんじゅう。
ココの肉まん。
フンワカとした皮で肉汁タップリのあんをつつんで蒸し上げた、見た目は普通の肉まんなんだけど味わい、風味は小籠包。
生地に甘味がほとんどなくて、肉のうま味を邪魔せぬ皮の外はフックラ。
なのにあんと触れ合ったとこは、シットリしてて中の肉汁一滴残らず吸い込んで、口の中にてたちまちトロトロなっていくのがオモシロイ。
お粥にスープ。
白米、漬け物と盛りだくさんで、しかもデザートもシッカリしてる。
中国風のカステラとタピオカミルクに杏仁豆腐。
さすがにお腹いっぱいで、杏仁豆腐だけにする。
ここのはスベスベとした昔ナツカシイ杏仁豆腐で喉や体をやさしくさせる。
カットした缶詰めフルーツにチェリーが、まさに昭和ななつかしさ。
甘さ仄かで、口がスキッと整った。
隣の席で高校、あるいは大学時代の同級生のグループかなぁ…。
6人組の30半ばな女子がワイワイ、かしましい。
話題はどうも、最近、結婚式を挙げたらしき今日は不在の友人のコト。
挙式で使ったチャペルのコトやら、披露宴のさまざまなコトを思い出しつつキャッキャと騒ぐ。
中の一人が披露宴の手際のコトを、あれやこれやとかなり辛口評価する。
厳しいわねぇ…、と言う仲間。
あら、だってワタクシ、披露宴を2回経験しておりますもの…、ってサラッと笑顔で切り返す彼女がとても凛々しくて、思わず見たらば目と目があった。
笑顔をかわしてごめんあそばせ…、食事を終えて立ち上がる。
[1回]
2010/07/13 (Tue)
丸の内コア:ア
Comment(2)
ダバインディア
梅雨も明けぬというのに、一足先に夏のような日。
インド料理を食べる昼。
東京駅の八重洲口をでてちょっと歩いたところにある
「ダバ・インディア」
。
おいしい南インド料理を食べさせてくれるというので有名な店。
インド料理って一言で片づけてしまいがちだけれど、大きな国です。
地方、地方に独自の食文化があって当然。
特に北部と南部ではまるで違った料理文化が存在してる。
乳製品を使ったコクのある味に特徴のある北のお料理。
一方、植物油を使ってスキッと切れのある味の南の料理と、風土にあわせて料理が発達していてけれど、なぜだか日本にやってきたのは北の料理ばかりだった。
首都の料理が北の料理だったから…、っていうコトが大きく影響していたんでしょう。
GHEEを使ったコッテリとした味。
食べると体を温めて、腹持ちの良さが特徴のだから日本の夏にはちょっと重たい。
ココナツミルクやコリアンダーをタップリ使った、ちょっと東南アジアのカレーにも似たスッキリ味が、高温多湿の今日のボクのお腹を誘う。
奥に奥に深いお店で、モルタルの上にそのまま絵の具を置いた壁。
濃淡さまざまな落ち着いた青が、インドのようでアラブのようで、エキゾチックでウキウキしてくる。
奥にキッチン。
その一番手前には鉄板があり、南インド独特の鉄板の上で仕上げる料理が作られている。
いい匂いがして来ます。
カレー臭というより、もっと生なスパイス臭が漂ってきて、まるでシンガポールのショッピングモールに来たみたいな感じがしてくる。
厨房の中で働いている人は、ほぼ間違いなく現地の人たち。
ちょっとした海外旅行をしているような気持ちになれる。
期待たかまる、ワクワクです。
まずは前菜。
目の前の鉄板の上で出来上がる、マサラドーサという一品。
小麦粉の生地を薄く焼き、クルンと丸める。
巨大なヨックモックのシガールみたいなみたいな形状で、中は空洞。
その空洞の中にカレー風味の茹でたジャガイモが巻き込まれている。
生姜を煮詰めたペースト。
スパイシーなサンバルスープに、ココナツカレーが添えられて、好みで付けつつ召し上がれ…、という料理。
パリっと揚がるように焼けていて、端を食べるとサクサク壊れる軽い食感。
中に巻かれた茹でジャガと一緒に食べれば、そのサクサク感が一層引き立ち、口に散らかる感じもたのしい。
なのに不思議と生地の真んの分厚くなったところをそれだけ食べると、ムチムチしてる。
ちょっとガレットみたいな感じが、おもしろかったりするステキ。
ココナツカレーを付けて食べると、俄然、カレーの風味が増してドライカレーを食べてるみたいな気持ちになれる。
インドの料理の深さに感心。
ムシャムシャしてるとやってくるのが今日のメイン。
南インドの定食とでもいいますか、ミールズっていうのがやってくる。
丸い大きなプレートにバナナの葉っぱをしきこんで、そこにドサッといろんな料理。
真ん真ん中にバスマティライスっていう、南インド独特のご飯を山にして、そこに小麦の生地を上げて作ったプーリと、同じく生地を薄くバリッと焼いたパバド。
チキンカレーとエビのカレーに、それから野菜のスパイ炒めがズラッと並んで、にぎやか、豪華。
それらを混ぜて、あるいは浸して食べて行く。
ご飯とサンバル、トマト風味のラッサムスープがおかわり自由。
サンバルスープは豆に茄子、出汁の旨みが濃厚で辛味少なめのなんだかちょっと味噌汁みたいな風味で食べやすく、一方、ラッサムスープはトマトの酸味とタマリンドのコクある風味がエキゾチック。
代わる代わる食べると不思議と、口が飽きずにずっとスッキリしたまんま。
それらをベースに、いろんなカレーを混ぜて自分の好みの味をみつけていくのが、またたのしくて、黙々、食べる。
ご飯にかけて食べるのと、小麦生地につけて食べると同じカレーが違った味になったりもする。
まるでおいしい実験みたいな感じがたのしい、おもしろい。
しかも食べると、食べた分だけお腹がすくような不思議な味わい。
もうたまらない。
カレーひとつひとつの味も違って個性的。
甘み控え目でドッシリとした辛味に鶏の風味が混じった、かなりコッテリとしたチキンカレー。
エビそのものの味を邪魔せぬように辛さ控え目。
むしろ香りを強く仕立てたエビのカレーとそれらそれぞれを別に食べるのもおいしいけれど、一緒に食べると味が重層的になる。
その分量の割合を変えると味がかわってくるのがおもしろくって、何度も何度も試行錯誤で食べて行く。
あっという間にご飯はなくなる。
それでお替わり。
大きな皿に山盛りご飯がやってきて、お好きなだけお入れしますからってお店の人がお皿を斜めにしながら注ぐ。
その大胆が大陸的!って感心したりするのですね。
オキニイリ。
あれこれ試行錯誤しつつも、結局、全部混ぜて食べるのが美味しかったりするのが今日の実験の結果かなぁ(笑)。
インド系のお客様が多いと言うのもココのお店の実力を雄弁に語るステキなところ。
しかもみんなとてもうれしそうに、ご飯の上にカレーをかけて手でかき混ぜて、指をスプーンのようにして口に運んで食べていく。
真似してみたけど上手くはいかず、今度は練習してから来ようか…、って思ったりした。
カレーというモノに対してまるで執着心を持たぬボク。
インド料理というモノを心がけて食べようか…、なんてなおさら思わぬけれど、この店だけは別格かなぁ…。
何を食べてもおいしくて、しかも新たな発見がある。
ここはかなりのオキニイリ。
[0回]
2010/07/10 (Sat)
丸の内コア:ア
Comment(4)
頂上麺でミズイラズ
父が一人で昼ご飯を食べたくない…、と言うので一緒に頂上麵。
移動途中の東京駅で二人でご飯。
父は極度の寂しがりやさんで、一人でご飯を食べるコトだけじゃなく、仕事も移動も一人は嫌い。
誰かが側にいないと急に不機嫌になる。
父だけじゃなく父の世代で事業を起こして成功をした人に結構、多い傾向。
曰く。
一人でいたくないから会社を作ったし、一緒にいられる仲間を増やしたいから会社を大きくしたんだよ…、って。
なるほどそうかもしれません。
一人でいることと寂しいコトが直結しないボクにはちょっとうらやましくもある人なつっこさ。
父にとって東京駅は電車を乗り継ぐところでしかなく、改札をでて外に出るのはひさしぶりと言う。
ココが入ったキッチンストリートや、大丸百貨店のビルをながめてこれじゃぁ、浦島太郎だなぁ…、って驚く横顔、無邪気でよい。
グチュグチュしながらやってくる、土鍋の中にオイスターソース味の濃厚スープ。
ヒレのゼラチン。
細ストレートの玉子麺から溶け出す小麦粉。
みるみるうちにネットリしてきて、沸騰をする泡も大きく、頑丈になる。
箸でたぐって持ち上げて、フウフウハフハフ、食べていく。
口の中のすみずみが、スルスルスベスベ。
けれど空気にふれる唇だけは、スープをとった牛骨、牛筋、それにフカヒレから出るゼラチン質のおかげでネットリ、貼り付くようになってくる。
それもおいしさ、オゴチソウ。
ランチセットでついてくるご飯に麺をのっけて冷ます。
濃厚スープがご飯の上に茶色いシミを残してくれて、それを食べるとご飯がスベスベ、フカヒレご飯のようになる。
ラーメンライスとおんなじなのに、なぜだか上等。
この土鍋麺で一番おいしいスープをご飯と一緒に食べる幸せ。
熱々なのに、スゴイ勢いで食べて行く父に、相変わらず早食いだね…、って言ったらニコッと。
早食い、大食いは成長社会の象徴だから。
日本人がみんな早食い、大食いになれば不況なんかなくなるんじゃない?ってワケのわかんないこといって大笑いする。
焼売、杏仁豆腐でひと揃え。
次々パチパチ、画像を撮ってるボクに向かって、まだブログをやってるの?って。
インターネットというモノに一切無縁の父は、たまに友人や取引先の人からボクのブログのコトを聞くんだという。
うん、と答えると良く続いてるね…、って感心する。
実際、ボク自身も良く続いてるなぁって思ったりもする。
会社を整理し始めてから、仕事をせぬことが仕事だったりする単調な日々が続いて本当に悔しく、苦しかった。
自分の力では何も変わらぬ毎日で、多分、ブログをやってなかったら毎日ゴロゴロ。
規則正しい生活なんてできなかったに違いない。
明日、何を食べようと思うだけの生活じゃなく、明日、どんな日記を書こうと思う生活が出来たというコト。
それがブログをずっとやってて良かったコト。
たまにいただくコメントに、気持ちが晴れてもっと明るくがんばりましょう…、と勇気づけてもらったコトがブログをやってて本当にうれしくありがたかったコトでもあった。
スルンと口を逃げ回り、喉の奥へとツルンと滑って消えていく。
杏仁豆腐をたのしみながら、これからの仕事のコトを互いに話し意見をしあい、未来のコトをこうして明るく語れるようになったというのが一番のコト。
お腹を満たして、また明日…、って手を振り別れて、自宅に戻る。
東京の空、青い空。
[0回]
2010/05/16 (Sun)
丸の内コア:ア
Comment(10)
水道橋で中華なご飯
ひさしぶりの水道橋。
なつかしい人たちと一緒に、なつかしい店で食事をする。
新三陽。
昔、会社があった場所の近くで、ずっと当たり前のように出前をとったりたまに宴会をたのしんだりと、していたお店。
何気なく「新三陽」とGoogle検索をかけたらば、最初にここの店のぐるなびのページが出てきてなんとココ。
昭和25年の老舗中国料理店だったと言うことを知る。
近くにいると当然すぎて、本来の価値やありがたみを忘れてしまう。
ちょっと離れたところから見直すと、良さを再認識したりすることって結構あるなぁ…、って。
そんなことを思ったりする。
せっかくだからビールを飲む人はさぁどうぞ…、と、アサヒの大瓶をスポスポ抜いてつまみにあいそな料理をいくつか。
チャーシューに千切りメンマのネギ和えとそれから餃子。
開店と同時にお店に入って注文したからでしょう…、皮に包みたての餃子がプルンといつも以上においしくて良い。
どんな具材を使おうと、どんな皮でくるもうと包みたてのを焼いたばかりの餃子にかなうおいしさはなし…、って納得します。
オゴチソウ。
料理をいくつか。
エビチリだったり、アワビの塩あん炒めだったり贅沢料理をいくつか食べるもプロの技ってスゴイよなぁ…、って思う料理は普通の料理。
例えば、唐揚げ。
ポッテリとした衣をまとわせ、パリッと揚げたフリッタ風の唐揚げに甘酢のタレをひたして仕上げる。
余分な油がタレに流されサッパリ、シットリ。
前歯にクチャッとまとわりつくような、鶏独特のなめらかな肉の食感が肉感的な食べ心地。
例えば、かに玉。
ふんわりとしてなめらかな玉子のシットリ。
スープと油で煮るようにして固め仕上げたからでしょう。
絶対ボクはこんな風には作れない。
お酢と醤油で仕上げた甘酢あんをトロンとかけて食べるのだけど、このスタイルが関東風とはずっとボクは知らなかった。
関西風は塩味のあん。
甘味控え目でスッキリとした旨みと酸味で味わう玉子料理が西のかに玉。
西で生まれたボクなのに不思議なコトに田舎でいたときかに玉って料理を食べた記憶がまるでない。
だからボクにとってのかに玉は関東風の甘酢のかに玉。
生まれたところの流儀より、育ったところの流儀が勝るコトもあるよなぁ…、って思ったりする、もう50歳。
〆をワンタン。
そばやチャーハンを食べる元気はまだなくて、一番喉とお腹にやさしい料理を選んだのがコレ。
スッキリとした醤油のスープ。
鶏ガラ味でとてもシンプル、中華料理店のスープというよりそば屋さんの中華そばの醤油スープのようなサッパリ。
そこにヒラヒラ。
ワンタンが浮く。
薄い生地。
中にはほんの少しのひき肉、すり身のエビと葱。
スープと一緒にひとひらそっとレンゲにのせてフフッとすする。
スルンと舌にのっかって、ペロペロ皮が口の隅々なで回し、テロンと喉をかけおりた。
お腹がやんわり、あったかになる。
ボクの大好きななるとが一枚、ペロンと浮かんでいるのもシアワセ。
今日の喉とお腹にはピッタリとくる最高の〆。
明日は元気になりますように…、そろそろおやすみいたします。
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2010/03/08 (Mon)
丸の内コア:ア
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