夜も冷たいパスタを作る…、私的ブームでありまして、バジルソースで味ととのえようと、長めに麺を茹でるとクッタリやわらか、それをすかさず冷水に入れ、ザブザブ洗う。
するとシャキンとハリ取り戻し、指でつまむと頑丈、感触たくましい。
バジルソースにローストしたニンニクを潰したモノとオリーブオイルと塩をくわえて、パスタにグイグイ揉み込みながら麺の表面、ツヤツヤさせる。
具材は別添…、硬めに茹でたグリーンアスパラガスに、トマトを刻んでオリーブオイルに漬け込んだモノ、生ハム、それからモッツァレラ。
お皿の上にちらして、前菜とパスタを一皿盛りにしたようなヴィジュアル…、どこを食べても、どう食べようと爽やかなバジルの香りが口いっぱいに広がっていく。
それにしても、生ハムの食感って、なんて肉感的なんだろう。
肉から生まれたハムだから「肉の感じ」がするのは当然…、でもこのネットリとした食感に、脂の甘みと肉のうま味の強烈なコト。
しかもこの肉感的が「塩と風、そして時間」で出来上がっているという、自然の恵みよありがとうって感謝でござる。
フッカリとしたモツァレラチーズが口の中でたちまちミルクに戻ってく、これまた自然のおいしさで、変に手間をくわえぬ料理って食べてあきないゴチソウだなぁって思ったりした、今日のコト。
それからもひとつ…、ポテトサラダを作ることにした。
実は父がボクが野菜を食べる運動をはじめてるって聞きつけたらしく、野菜を送って来んだけれど、包をあけると根菜類に球根類がほとんどだった。
父は葉野菜が嫌いなもので自分が好きなモノをどうしても買っちゃうんでしょう。
特にジャガイモ…、小ぶりの男爵、赤い皮のレッドアンデスがゴロゴロあって、茹でて皮むきザックリ潰して粗熱をとる。
新玉ねぎをスライスし、塩をほどこしトロミがやってきたらば洗って水気を搾って芋と合わせる。
塩と胡椒で下味つけてハムを刻んでまぜあわせ、ホースラディッシュ、それから軽くマヨネーズ…、ディルを刻んでザックリまぜて、冷まして食べた。
これ、アブナイねぇ…、いくらだって食べられちゃいそう。
ジャガイモの粉がマヨネーズとあわさりポッテリ、まるでソースのようになり、ホロホロ、口で芋が潰れてそこにスライスオニオンがシャキシャキ、奥歯に良きアクセント…、ハムはむっちり、ディルの香りがさわやかで、大地の恵みに感謝する!
ところでこれ…、見ているうちに、しらずしらずとひきづりこまれるような気持ちにさせてくれる動画、「Mirror City Timelapse」というタイトルで、ウットリします。
Mirror City Timelapse from Michael Shainblum on Vimeo.
シカゴ、サンフランシスコ、サンディエゴ、ラスベガス、ロサンゼルスの各都市を微速度撮影したモノを、上下左右に分割しながらつないでく。
海の浮かんだ都市、あるいは鏡に写った街のように見え、それが時間が経つにつれどんどん細かく分割されていくとまるで万華鏡の中に街が収まってしまったような感じがしてくる不思議。
激しくないのに刺激的にて、頭がいろんなコトを思ってめくるめく…、ステキでござんす、明日は月曜、ゴキゲンモードでまいりましょ。[8回]
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