サカキノホトンブログウッカリ、ラインで出会う朝

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ウッカリ、ラインで出会う朝

朝、遠くから友人がやってきてどこかで「うっかり会えればいいですね」ってコトになり、それなら出勤途中の「ライン」で朝食をとっているかもしれないと。

「何時にどこで」と約束すると、朝の気持ちが重たく感じる。
もしかしたらあそこにいるかもしれないですネ…、って軽い気持ちで偶然よそおい出会える関係が、なんだか粋で心地よく、今朝もそんな感じの出会。
たのしい朝です…、そしてこういう偶然にピッタリとくる気軽で喜楽なココの空気がボクは好き。
料理にしてもコーヒーにしても、しっかり手間を惜しまず作る…、にもかかわらず一生懸命やっていますよって押し付けがましいサービスなんかをしない店。
だから気持ちがくつろぐんでしょう…、最近、ご無沙汰してたなぁって、のんびりしてたらウッカリ友人、やってくる。

ずっとここではハムサンドをたのんでたんだけど、最近、オキニイリなのが、ピザトーストのセットでござる。
ココのサンドイッチがおいしいのは、パンがサクッとおいしいから。
生地が軽くて焼くとサックリ、乾いて仕上がる…、甘み控えめ小麦のうま味が軽やかな、中にに挟んだ具材の食感、味わいを引き立ててくれるほどよきおいしさ。
そのパンにピザソース塗り、玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、スイートコーンを散らしチーズをのっけこんがりと焼く。
具材をのせる前に軽めに焼いているので、タップリ具材がのっかってるのにパンのカサリとした食感が、失せていないのがステキなところ。

セットについてやってくるレタスとキュウリのしっとりサラダ…、塩と少量のうま味調味料をつかって漬け込んだ、さっぱりとしたコールスローのようであり、同時に洋風おひたしみたいなみずみずしさに、朝の口がよろこぶ食感。
サラダをシャクシャクきれいに食べて、ゆで卵持ちコンコン、テーブル叩いて殻をパックリ割って剥く…、きれいに大きく二つに割れてスルンと剥けてゴキゲンもらい、一枚分を二つに切った片方に茹でた卵を切ってちらし、ふたつの味をたのしんでみる。

アイスコーヒー、ゴクリと飲みます。
苦味さわやか、酸味が最後に舌をブルッと震わせる喫茶店的濃厚味を、今日はミルクでおだやかにして、朝をスキッとしめくくる。
今月半ばにくらべると、しのぎやすい気温の朝ではあるけれど湿度が高い…、モンスーンな感じの東京でアイスコーヒーのグラスにビッシリ、小さな水滴。
それがユックリかたまって、ひとつひとつが大きくなってく。
そしていつしか持つ手をしっとり濡らしていって、そろそろ仕事に向かいなさいなと急かすようにて席を立つ。またいつか、どこかでウッカリいたしましょうネ…、とニッコリしながら、さぁ、仕事！

CAFE Rijn

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