サカキノホトンブログしいたけ、うどんを炊いた夜

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しいたけ、うどんを炊いた夜

ちょっとぼんやりいたしましょうか…、と、スターバックス。

温かいラテをショートサイズでたのんで飲んだ。
シャキッと頭をスッキリさせようと、エスプレッソをワンショット追加でビターな味にする。
こちらでお召し上がりになりますか？って言うから、「はい」と。すると「マグでお召し上がりになることをおすすめしておりますが」と答える。
マグにしますか、ペーパーカップにしますか？ではなく、マグをおすすめするという、自信に満ちたサービスに、そうしてくださいと即答します。
こういうところがスターバックスという店の粋なとこでしょう…、いい感じ。

真っ白なマグをもらって、テラスに向かう。
涼しくなって、けれど寒いというまでじゃない。そんなテラスで温かいラテを飲むってちょっとオサレな感じであります。
ポッテリとしたなめらかな泡。
ススッと飲むと、ちょうどハートの尻尾のところに口がついていたからなんでしょう…、ハートが口の中に入ってきたような飲み口になるのがなんだかステキ。
ゆっくり、コックリ味わって、最後の最後まで泡が壊れずカップの縁にフックラ残る。それがうれしくたのしくて、さぁさぁ、おうちに帰りましょう。

そして夜…、あったかくって体にやさしいモノを食べようといろいろ炊いた。

まずはしいたけ。鍋にぎっしりしきつめて、そこにタップリオリーブオイル。塩と胡椒をかけてクツクツ炊いていく。
水が出てくる。
ブクブク、油が泡まみれになり、そこにどんどんトロミがついて粘ってく。いわゆる乳化というやつですね。
しいたけがゆっくり小さくなっていき、吐き出した水と引き換えに油の旨みと塩と胡椒の風味が入っておいしくできる。
くちゅんとなめらか。ムチュンと歯茎を撫でながらお腹をたのしくあっためる。

それから鍋焼き風うどん…、ストウブ鍋を使って作る。

出汁を入れ、そこにうどんを打ち込んで、弱火でくつくつ。うどんの麺がほぐれてきたら、タラの切り身をそっと入れ、甘辛煮付けのお揚げを二枚。
玉子を一個落としておいてそしてクツクツ、タラに熱が入るまで。
密閉性の高い鍋。噴き出しそうになるたび開けて、スプーンで出汁を玉子の上にかけまわしつつ、最後に醤油で風味をつけて出来上がり。

生のマダラのおいしいコト。ブリンと弾けるような肉質。旨みが強くてうどんの出汁に負けぬ味わい、風味を持ってる。
玉子を割ると、ボクの好きな仕上がりでお揚げも旨みをタップリ吸っておいしくなってる。
出汁をタップリ吸い込んで、トゥルトゥル、コシをなくして喉を撫でるなめらか。一味をパラパラかけながら、汗をかきます。オゴチソウ。

[6回]