夜の近所のゴリラ食堂。できてそろそろ半年くらい。
スロースタートのお店でした。レストランがありそうに思えぬオフィスビルの2階で、だからなかなかお客様がよりつかなかった。
それでも徐々に人が集まり、なにより途中からサービス係の陽気な女性スタッフが入ってお店のムードが一新。一人でふらりとやってくる男性客のハートをガチッと掴んだ感じ。料理がおいしいだけでは繁盛店にはなれない。それが飲食店のたのしいところ…、オモシロイ。
まずは料理をたのんでお腹の準備をします。
ガーリックシュリンプっていうのがあって、たのんでみると大きなエビを殻ごと炒める。名前の通り炒めたニンニクと甘めのソースで、ツヤツヤ仕上がる。
殻を剥いて食べればいいのはわかっていても、殻にこびりついたソースをやっぱり味わいたくて、まずはチュバチュバ、丸ごとくわえて味わい食べる。
野菜炒めを単品で。
もやしやキャベツ、ニンジン、キクラゲ。それから豚肉、玉子をフックラ。醤油風味の焼きそばを、麺抜きにして作ったような味わい、食感。シャキシャキ食べる。
それからココで一番のオキニイリのジャンバラヤ。
注文してから20分ほどかかるというのが売り物で、テフロン加工のフライパンのままご飯を焚き上げ仕上げる本格的な作り方。
鶏のグリルとチョリソをのせて、最後にハーブ野菜で飾る。バジルソースをプチュっとほどこし、今日のメインの出来上がり。
ホツホツ、ご飯の一粒ひとつぶを奥歯が感じる食感がいい。
チョリソの旨み。チキンの脂。クミンシードやチリパウダーのスパイス臭で風味豊かに仕上がっていて、口の中でパラパラちらかる。
くる度たのんで、毎回ほんのちょっとづつ辛味、スパイスが強くなってく。つまり大人味になっていくのがウレシクて、なによりパラパラ。情報量が多くて食べててたのしさ感じる。
それからもひとつ、ドリアもたのむ。
エビとアボカドをタップリ使ったドリアというのに惹かれてたのむと、ご飯の上にアボカド1個。濃厚味のホワイトソースをたっぷりのっけ、パン粉をパラリでオーブンで焼く。
こんがり焦げたソースの下には、エビがゴロゴロ。甘みが出るまでこんがり焼いた玉ねぎの味や風味も旨い。ご飯はぱらりとケチャップ味で、大人味のジャンバラヤの対極にあるお子様味にニッコリしました。オキニイリ。
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明日から本格的な連休となる。とは言え今年はぼんやり東京。休みときどき仕事のような一週間になりそうで、かわりにこんな動画をみながら旅した気持ちになってみる。
EAT from Rick Mereki on Vimeo.
動画サイト「Vimeo」で2012年に優秀作品に選ばれたモノ。
旅をテーマに作られた「MOVE」「LEARN」「EAT」っていう三部作の「EAT」の部分。
コレを撮るためかかった日数が44日間。世界11ヶ国を飛行機18回も乗り継ぎ移動。総移動距離6万1000メートルの成果といいます。
お腹もなります。オモシロイ。
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