夜を近所でと、「肉匠酒場丸信」に来る。
とは言えちょっと迷ったのです。ココの近所にもつ焼きの小さなお店が一軒あってそことどちらにしようかな…、と。
しかもちょっとにぎやかそうで、開いたテーブルがあるかどうかと覗いていたらお店の人が飛び出してきて、おひさしぶりですって言うじゃないの。
お元気でしたかと言われて大きなテーブル用意してくれて、あぁ、ボクの街に帰ってきたんだってしんみり思う。
お店の中はお酒を飲んで声も気持ちも大きくなった人たちでとてもにぎやか。
まずはいつもの料理をあれこれ。
素揚げで仕上げたじゃがいもの串。バターがタップリ添えられて、届く間にこれがトロリととろけてお皿の底にたまってキラキラしてる。ほっこり熱々。一個食べると口の中から湯気が煙のように噴き出す。
豚バラ肉の串かつやしいたけフライもこんがりうまい。
ここの揚げ物のおいしいところは、焦げる直前まで強めにカラッと揚がったところで、油も鮮度が高いのでしょう…、油が軽くてもたれない。
肉がおいしいがテーマのお店。けれど今日は鮎の塩焼きがあるという。
たのんでみたら、ほどよき大きさ。さすがに背骨がススッと抜けるようなモノではなかったけれど、ワタの渋さは上等で、肉もシットリ。
十分季節を味わえる。
しし唐を串刺しにして素揚げしたのをパクリと食べて、青い香りでお腹の中がキレイになってくような気がする。
油揚げの中に納豆詰めて焼いた巾着。
サクサクとした焼けた油揚げの歯ざわりと、トロンとスベスベした納豆の対照的な食感が口の中でひとつになってくたのしさ味わう。
辛子をタップリ、ネギもタップリ。辛味と苦味がキリリと味をひきしめる。
それからココで一番のオキニイリがささみの串焼き。
他のお店に比べてココのは、ささみ一個が大きくてふっくら、中がキレイなレアで仕上がっている。練梅、大葉に海苔をタップリ。脂をもたない肉なんだ…、って思って食べるとなおおいし。本格的に日本に戻った気持ちになった。今日の夜。
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ちなみにコレ、アメリカの大学生が作った日本の「世界からみた意外な当たり前」を集めた動画なんだけれど、オモシロイ上、考えさせられるなかなかなモノ。
Japan - The Strange Country (Japanese ver.) from Kenichi on Vimeo.
確かに日本の国土は小さく、けれどなんと人類の50人に一人が日本人だという事実。長寿を誇る国でありつつ、毎日90人が自殺する国。
その他の日本人の特徴をユーモア混じりに辛辣に表現していて、なるほどこういう見方もあるよなと思ったりする。
何より、食べ物を粗末にするのはやめようとココロに誓う。残さずおいしく食べましょう!
[4回]
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