四谷三丁目に戻ってきて、仲間と一緒に「肉匠酒場・丸信」に来る。
肉の鮮度とおいしさが自慢の気軽な大衆酒場で、去年できたときには少々集客に苦労していた。
ちょうど食肉の世界に対する信頼が揺らいだ時期の開店というのもあったのでしょう…、けれど最近、順調にお客様がついてきている。
気のいいおにいさんとオネェさんたちが働く店で、お店の人とお客様との間に信頼関係が生まれたのでしょう、今日も近所のオジサンたちがニコニコしながら肉食べ、酒飲み、盛り上がる。
最近、手頃な値段や安心・安全が保ちやすいってコトで豚や鶏に逃げるお店が多い中、ココは牛肉にこだわって今日もレバ刺しや牛の串物が結構でていた。
鶏にささみに、あるいは串かつ、ハムカツと商品多彩で飲むのもたのしい。
凍ったグラスに凍った焼酎、そこにホッピーで頭をグラグラさせつつパクリと、じゃがいもフライにニンニクフライとたのしくなってく。
それにしても良く働く人たちで40席ほどの料理を殆ど1人で仕上げる、だから時に待たされる。
サラダや漬物の類はみんなホールの冷蔵庫の中からでてくる、だから待たずに食べようと思えばそうしたモノをたのんでその場をしのぐ。
ポテトサラダがココで一番のクイックメニュー…、肉屋ならではのネットリした濃厚サラダで一味をかけて食べるとこれが酒の肴にピタッとはまる。
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元気をもらってそして〆。
四谷三丁目のグルメストリートのひとつでもある過ぎ大門通りの入口近くにあるお店。
「まるいち」っていうラーメン屋さんでお店の風情はまるで昭和で古びてる…、フラッと暖簾をくぐるにはちょっと勇気の必要な店、それでずっとスルーしてた。
ところが先日、ブログにここのコメントもらって、行ってみようかと今日それで。
本当に小さなお店で中に入ると6人がけほどのカウンター。
中にキッチン…、スープを炊く鍋、チャーシュ煮こむ鍋に麺を茹でる釜と、最小限の調理器具しか置かれておらず、中に座って待っているご主人もどこか昭和な風情。
屋台が店になったような、まさに正しいラーメン店。
ワンタンメンを作ってもらう。
お店の中には鶏がらスープの香りが漂う。
静かにとても粛々と。
出来上がったワンタンメンは、静かで凛とした表情。
透き通ったスープにキラッとキレイな油が水玉つくり、チャーシュー、メンマ、小松菜に海苔。
ひらひらワンタンが浮かんでる。
まずはスープをすするとどっしり鶏がらスープのコクが広がる。
醤油の風味と塩味がそして、口ののこってかなり重厚。
ゴクゴク飲めるスープではない。
細めで縮れた麺にスープがからんで、口に適量、スープがやってくるのが程よい。
そしてワンタン。
エビワンタンが主流の今には珍しい肉をタップリ包んだワンタン。
れんげでスープと一緒にすくい食べるとこれがなんとも旨い。
これは麺のためじゃなくワンタンのためにあるスープかも…、って思ってツルツル、プルンと食べて噛んでクチュっと肉を味わう。
結構好きなワンタンメンかもって、今までスルーしてきたコトをちょっと後悔。
最初は辛いと思ったスープ…、それがグイグイおいしくなって来るのがたのしい。
四条流がんこラーメン、あるいは富山ブラックといろんなところに醤油で辛いラーメンがあるけど、塩で辛いのと違って醤油の辛さはコクと風味につながっていく。
お酢をちょっと足して味わう。
すると不思議なほどに味がまろやかになり、醤油臭さや鶏ガラスープのクセがキレイに丸まっていく…、飲んじゃいけないって思いつつも、ゴクゴクスープが飲めるようになってしまうのがウレシク、ちょっと危険なところ。
ちょっと気になる、オキニイリ。
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