家に帰る途中の新記で夜をとる。
四谷三丁目の地下鉄の駅をタンタンあがって交差点の角にあるビル。
本格的な中国料理が揃いもするけど、基本は麺。
それに点心、簡単なおつまみ料理がメインの店で気軽に食事をしに来る人と、お酒をたのしむ人が、自然に同居するたのしい雰囲気がちょっと独特。
香港的な雰囲気とでもいいますか。
お腹いっぱいを1000円足らずで楽しむことができる。
そこと同じスペース、同じ料理でちょっとしたパーティーなんかもできる、だから馴染みになると得するお店。
ボクは好き。
麺と丼がセットになったモノがあり、麺が2種類。
スープのあるのとないのを選ぶ。
外は寒くはあるけれど、香港麺のザクザクとした食感たのしみたくてそれで「和えそば」にする。
汁なし麺とメニューにはある。
とは言えオイスターソース味のスープがシットリ、お皿の底にたまってみえる。
油そばとは違ったやさしいみずみずしさがみてとれる。
からまりあった極細麺を、箸でほぐしてスープと一緒にからめていくと湯気がブワっと湧き上がり、鼻をくすぐるおいしい香り。
黄色い麺が徐々にスープの色に染まっていくとゴクリと喉がなります。
自家製ラー油をたっぷりのっけて、ハフっと食べる。
ズルズルすすりこむことができないボソッと乾いた麺で、口の中でバッサリそれがはぎれていくのがなんとも旨い。
ツルツルスベスベした食感を尊ぶ日本の麺の文化にありえぬ食感。
噛んで味わい、口の中に細かになった麺が散らかる騒々しさをたのしむこれはこれにておいしい麺の文化でございましょうぞ…、お腹をユックリあっためる。
具材が豊富。
プリッと歯ごたえ豊かなエビのすり身を包んだ海老ワンタン。
皮の部分がツルンとスベスベ。
香港麺にはない喉越しを、これが演出してくれる。
唇プルプル撫でてくれるのもまた面白く、口にひろがるエビのうま味もオゴチソウ。
魚のすり身を混ぜた豆腐を揚げたモノ。
フワッと軽い。
フィッシュボールはムチュンと粘る感じがたのしく、口いっぱいに魚の香りが広がっていく。
チンゲンサイがシャキッと青くてみずみずしくて、主食でありつつメインディッシュのような感じがしてくるステキ。
それからサイドのミニ丼。
チャーシューだったら牛すじ煮込み、あるいは鶏の蒸したものなどが具材に選べて、けれどボクはやっぱり豚の豆鼓蒸し。
中国風の納豆味噌で蒸して風味をつけたモノ。
豚の脂がくちゃっと奥歯で潰れてうま味を吐き出して、ご飯と混じる。
ココのご飯はチャーハン用に最適化されているのでしょうネ…、固めでパラパラしているところに豚の脂が混じるとその両方をおいしくさせる、よき組み合わせ。
鶏の風味がおいしいパイタンスープがついてくるのもうれしく、コクリと飲むと、口から喉、お腹に向かって一直線に上等なコラーゲン的潤いみたしてお腹も満ちる。
さてさて家に戻ってお風呂に入りましょう!
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