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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    夜、自宅の近所の「北京カニビン」という店にくる。

    0df8ba93.jpeg中国出身の人がやってる、気軽な中国料理屋さん。
    実はこの数日間。
    ここのお店のご主人に街ですれ違う機会が何度もあって、そのたびニッコリ挨拶してた。
    たまにはお越し下さいネ…、ってそんな笑顔にさそわれて!

    震災以降、日本にやってきていた中国からの留学生が、ほぼ一斉に帰国した。
    レストランでアルバイトしてた人たちが、街から消えた…、そんな感覚。
    日本で仕事をすることだけを目的にした、気合の入った人たちじゃない、本国で比較的裕福な家庭の子女は日本に戻ってこようとまだしない。
    語学学校や専門学校は生徒激減。
    家財道具を置いたまま帰国した人のためにそれらを処分する、業者が今は大忙しって話も聞きます。

    四谷三丁目には、外国から来て必死に働く人たちがいて、彼らはみんな一様に「こんなときこそがんばらなくちゃ」と笑顔でニッコリ、一生懸命。
    ボクらは運命共同体。
    おひさしぶり…、ってやってきて、ビールをたのんでそれからジックリ料理をたのしむ。

    ココの店名にもないっている「カニビン」って料理。
    正式には「蟹餅」って書くんだそうで、蟹の風味をくわえたすり身のアンを生地ではさんで作る。
    春巻の皮の一回り大きな生地を何層にも積み重ねて作って焼いたモノ。

    9da67601.jpeg餃子のあんに似たひき肉と蟹のほぐし身をまぜた具材。
    ただ野菜類は控えめで、ほとんど肉って感じのあんに刻んだネギをタップリ合わせる。
    ネギ餅っていう料理がやはりあるけれど、それの贅沢版って感じ。
    かなりどっしり、重量感があって食べるとモチッと前歯を包みこむ。
    そしておいしいジュースがジュワッ。
    皮+アン+皮+アン+皮+アン+皮。
    ミルフィーユ状に重なったアンからうま味が滲んでそれを、生地がゴクゴク飲み込んでいる。
    それで小麦の生地がとてもみずみずしくて、シットリ口を満たしてくれる。
    餃子ではない。
    焼売でもない。
    とても独特…、オキニイリ。

    前菜料理をいくつかとります。
    揚げた豆腐を中国醤油に漬け込んだモノ。
    ここの名物前菜で、盛大にあいた豆腐の穴から醤油の風味がにじんでこれまたお酒がすすむ。
    豆腐の他にきくらげ、タケノコ、茹でピーナッツとそれぞれ食感違う食材入り交じり、噛んだ感じもかなりのたのしさ。

    骨付きの豚を素揚げして、醤油とお酒とお酢で煮込んだモノも絶品。
    お酢の力でやわらかに、しかも骨離れまでよくなって肉の部分を歯に当てて、ちょっと力を入れただけ。
    なのにポロンと肉が外れて口の中でトロンと崩れる。
    中華スパイスの香りもとてもエキゾチックで、おなかが食欲思い出す。

    28df561c.jpegメインの料理を「ムースーロー」。
    木須肉とかいてムースーローという。
    豚肉ときくらげを玉子でとじたお料理で、何の料理?と聞かれれば、玉子の料理に分類される。
    けれどココでは細かく刻んだキャベツや野菜がタップリ入る。
    ちょっと変わった野菜炒めのような出来。

    実はこの料理。
    アメリカのお洒落系のチャイニーズレストランでは、
    ムーシューポークとかムーシューチキンってよばれてて、結構、人気のある料理。
    そのレシピはここのと同じで、野菜がタップリ入ってる。
    それを小麦で焼いた生地でくるんで北京ダックのようにしながら、たのしむように進化している。
    健康志向のアメリカの人にそれで人気がでたんでしょう。
    野菜不足のボクにはこうしたレシピの方が、ありがたい。
    ほどよくとろみが付いていて、甘みをおびた醤油の味がご飯をねだる。

    f86593d7.jpeg〆にご飯と麺を取る。
    ひとつはチャーハン。
    豚バラチャーハンって、これもここのオリジナル。
    レタスをタップリ。
    そこに豚の角煮をいれる。
    五香粉と八角つかって煮込んだまさに中国風の風味の豚肉。
    それがゴロゴロ。
    玉子をちらしてパラパラさせたご飯と一緒に炒めて仕上げる。
    肉の歯ごたえ。
    口中ちらかるご飯の食感。
    炒めてもなおみずみずしくて歯ごたえたのしいレタスがさわやか。
    この料理。
    お昼にたのむと角煮の煮汁を仕上げに使ってコッテリ味にしてくれる。
    けれど夜は、他の料理と食べる機会が多いからでしょう。
    味は控えめ。
    それでメインのムースーローをタレごとかけて、味整える。

    それからスープかわりのタンメン。
    トマトとモヤシ。
    それとチンゲン菜を使って仕上げたスッキリした味わい。
    味の基本はチキンスープと塩という、シンプル味でけれどトマトの酸味に甘味、風味がたのしいアクセント。
    何度通って新たな発見があるお店…、悪くないって思って帰る、また来よう。

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    ご無沙汰しています
    D-proでおせわになりました
    横山と申します。
    サカキさんも色々ご苦労されているのをこのブログを拝見して知りました。
    その当時、私の上司の千田さんは今どうしているのでしょうか。
    ご存じでしたら教えてください。
    宜しくお願いいたします。
    N.Y.さん / 2011/04/08(Fri) /
    おひさしぶりです。
    > N.Y.さん
    本当におひさしぶりです。
    お元気でらっしゃいましたか?
    D-proは、その後、事業内容を大きく変え社名も新たにがんばっておりましたが、今は休眠中。
    千田さんもかなり早い段階で退職されて、一時期はアルファックス社でがんばってらっしゃった記憶があります。
    私もあまり詳しくはなく、ちょっと調べてみようかと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/08(Fri) /
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