グレイスで朝…、家からほんのちょっとの散歩でこれる店。
しかも家から店に近づくにつれ、新宿御苑の緑の空気が濃密になる…、だから散歩をしていて気持ちが明るくなっていくのがウレシイ場所。
昭和的なる喫茶店から平成カフェに改装して、のんびりとしたお店の雰囲気がちょっとよそよそしくなったって散々文句を言っていたけど、結局、こうしてやってくる。
思い出すとやっぱり来たくなるお店。
しかも今日、お店に来たらたまにみかけるおじさんが、座ったまんまいびきをかきかき気持ち良さげに居眠りしてた…、あら、いい感じ。
居眠りできるほどにイゴコチよい証(笑)。
お店の人と目があって、ニッコリしたら、小さな声で「徹夜明けだっておっしゃってました」って言ってウィンク。
アタタカイ。
納豆定食。
そのままたのむと納豆に生の玉子がついてくる。
その生卵を「焼いてください」ってお願いすると目玉焼きになる。
よく焼いてってお願いすると、ウットリするほどキレイに焼いてくれるのがうれしくっていつもそれ。
納豆定食と名前が付いているとおり、とは言え納豆が主役のセット。
不思議とおいしい。
トロトロ当然ネバルのだけど、豆がサクッと歯ぎれるのです。
噛むとがたのしくなる納豆。
豆の料理ってそんな感じのオゴチソウ。
醤油をほんのちょっとだけ垂らして箸で持ち上げて、サクサク食べる。
それからよく焼き目玉焼き…、両面焼きでこんがり焼けて白身の縁がサクサク、フリルのように焦げて仕上がっている。
白身はプルン、黄身は芯の部分が少々トロンとなめらかなまま、けれどシッカリ熱が入ってボクの好みに仕上がっている…、お願いせずともいつもこんな状態に焼いてくれるのがうれしくて、好みが同じ人が作った料理は旨い、アリガタイ。
濃厚麦味噌のちょっと濃い目の味噌汁が、それで十分ご飯のおかずになってくれ、シバ漬け、味付け海苔と朝のお腹を満たすに十分な料理がそろう。
食事を終えると飲み物…、今日はホットミルクをたのむ。
ミルク自体の甘さがおいしく、ゴクリとやると体がやさしくほぐれてく…、そこに砂糖をちょっとくわえて一層甘くして飲むと、子供になってみたいな気持ちがしてくる。
ロンパールームのお休みタイムの前に飲むのがホットミルク。
けれど小さいときには熱いミルクの匂いが好きじゃなくって、ホットミルクをいつか飲めるようになりたいなぁ…、って思って観てた。
今じゃなんのためらいもなくゴクゴク飲める、白いお髭のおじぃちゃん(笑)。
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そしてなつかしくって腰が抜けそうになってしまったロンパールーム。
動画はなしで音源だけなのでありますけれど、もうなつかしい。
箱のなかからジャック君が飛び出して、「鏡よ、鏡よ、鏡さん」…、それに続いてランダムに名前を呼んでくれるのだけど、一郎くんとか、新一くんっていうのはあった、けれど「しんいちろうくん」とは一度も呼ばれたことがなかったように記憶する。
ちょっと切なく、でもなつかしい…、もう50年近くも前のコト!
[3回]
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