新宿駅の近くでステーキ。
西新宿にあるステーキの店「ルモンド」が新装開店になった。
ヨドバシカメラ本店の向かい側にある小さな店。
ほどよき値段でよいステーキをたのしませてくれるので人気があった。
一ヶ月ほど前、改装のため休業しますと貼り紙をだし、一旦、閉店。
そろそろ改装も終わって営業再開してるに違いない…、と。
やってきたらば、やっていました。
もう行列ができていた。
改装前は喫茶店のように見えてた。
なのにステーキという意外性もおもしろかったりしたけれど、さすがにかなりのミスマッチ。
改装終わって、ここは何屋に見えるだろう?
そう自問して、確かにステーキ屋にみえるようになったなぁ…、と感心します。
丸太を組んだ壁の意匠。
ステンレスで作った看板。
カントリー風でありつつ同時に、キラキラ光る清潔なキッチン感が同時に伝わる。
お店の中も気持ちよく、カウンターの中に厨房というお店の中の構造は変わらずに壁や椅子が変わって、明るくなった。
しかもカウンターの高さに対してちょっと高めの椅子を置き、ステーキをナイフ・フォークで切りわけるときに背筋がしゃんと伸びるように配慮されてる。
いい改装でありましょう。
飲食店の改装を成功させるのは難しい。
特に大衆的な小規模店では至難の技。
豪華にすると「儲けたんだなぁ」って思われる。
客席数を増やす工夫をしたりすると「まだ儲けようと思ってるんだ」と思われる。
働く人とお客様が等しく快適を享受でき、そこで提供される料理が居心地良さそうにみえる改装ができればいい。
けれど、なかなかそんなふうにはならないお店が多いのですネ。
この改装は良き改装。
人気のお店だったのでしょう…、待ちかねた人たちでいつも以上に行列ができ、ボクも20分ほど待って中に入った。
改装記念の限定商品「厚切りリブロースステーキ」というのがあって、迷わずそれを選んで食べる。
250gのリブにサラダにご飯がついてなんとうれしい1600円。
まずはサラダがやってくる。
パリパリレタスの葉っぱをレモンの酸味がキリッと涼しいドレッシングをまとわせたココのいつものレタスサラダ。
口の中がみずみずしくなり、空腹だったコトをお腹が思い出す。
おいしいように焼いてください…、とお願いしたら外はカリッと強めにやいて中はほどよくレアな状態。
ナイフでスパッとキレイに切れて口にふくむとネットリ、歯茎にからみつく。
芯の部分がヒヤッと冷たく、肉のうま味に仄かな酸味にウットリします。
うま味のきいた醤油風味のソースをからめ一心不乱に味わってたら、シェフがこちらに近づいてきて、焼き加減は良かったですか?と。
もうパーフェクト!…、言うコトなしです、ってモグモグしながら目で答えます。
あまりに急いで咳き込んだら、ボクの前で食器を並べていた人が「お水を持ってきましょうか?」なんて言ってくれるのもウレシクて、おいしいだけじゃないお店。
「お客様をおいしい料理でシアワセにする」…、そんなお店がより良くなって戻ってきたのがウレシクて、思わずスキップしたくなるなる、オキニイリ。
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