飛行機にのり、一路東に羽田に飛びます。
日本列島をすっぽり覆う分厚い雲を突き抜け上に向かうと、そこは青空。
最初は明るく、そのうちユックリ雲の部分が暗くなってく…、分厚い雲の端の部分が光を帯びてキラッとひかり、まるで指輪のようになっていく。
指輪の明かりが徐々に今度は暗くなり、まるで夜が口をあけ昼を飲み込んでいく…、と、そんな感じで夜が来る。
飛行機の中にも夜がしのびこんできて、そして東京、やっと着く。
そして四谷三丁目…、晩のご飯を食べましょうかと南昌飯店にやってくる。
いつもの外観、いつもの景色、いつもの笑顔の人たちに、あぁ、ボクの街に帰ってきたんだってニッコリします…、タダイマ!ボクのヨツサンの街。
ビールをたのんで、ジャガイモとモヤシの炒め物をあてにグビリと飲みながら、餃子をたのんでハフっと食べる。
コロンと丸みを帯びた餃子は焼いているけど日本的なる餃子の形、食感、味とまるで違って、中国的なる水餃子を鍋に貼り付け焼いたよな、プルンとすべすべ、中華スパイスの風味も豊かな独特の味…、オキニイリにて、あぁ、ヨツサンに戻ってきたって再び思う。
チャーハンをなぜだか食べたく、とは言え一人前の量を食べるのはお腹に思い。
それで麺とハーフチャーハンのセットをたのむ。
スープ麺の種類が毎日変わるコレ。
今日は海鮮あんかけそば。
あんかけモノが大好きで、しかも塩味。
エビにイカ、貝の柱がタップリ入り、白菜、ニンジン、キクラゲ、シメジ。
具沢山にてなかなか旨い。
いつも以上に今日はパキッと塩のうま味が鮮やかで、上具のあんかけ部分で酒が飲めるほど。
まるで一品料理とスープ、それに麺が混じって口の中にはいってくるような、賑々しさがオモシロイ。
パラッパラに仕上がるチャーハン。
醤油の味と玉子のうま味。
具材は枝豆、刻んだ叉焼、そしてネギと最小限でけれどパラコロ、口の中を転がる食感がなんともたのしい。
プロの仕業にウットリします。
野菜サラダに杏仁豆腐がお盆の上にギッシリならんでひと揃え。
それからキャベツと豚肉の味噌炒めっていうのが今日のオススメ料理…、いわゆる回鍋肉のような料理ではあるんだけれど、甜麺醤を使わず醤油とオイスターソースで仕上げた料理。
ご家庭料理のような感じで、けれどキャベツもキチンと油通しされていて、シャクシャク歯ごたえ鮮やかなのが、やっぱりプロしか作れぬ料理って感じがするのがオモシロイ。
今日の新作料理…、とんかつのトマトソースかけっていうのがあって、そりゃ、なんじゃい!とばかりにたのんで試してみると、まさに名前の通りの姿。
とんかつとは言え、姿は排骨…、豚ロース肉に包丁を細かにいれて肉の繊維を断ち切ってボロボロにしたものにバリッと乾いた衣をまとわせる。
酢豚の甘酢に似た味のトマトソースをかけて食べると、酢豚のようでけれどやっぱり排骨的で豚肉を噛み締め味わいたのしんでいる…、ってそんな感じがオゴチソウ。
お腹もしっかり満たされて、今日はお風呂に入ってベッドでぐっすり寝ましょ。
関連ランキング:中華料理 | 四谷三丁目駅、曙橋駅、新宿御苑前駅
[3回]
PR