打ち合わせをしましょうと、それでセガフレード・ザネッティ。
ちょっと遅れますというので、ぼんやりお茶を飲んで待つ。
週末はかなり混雑するこの店も、平日のおやつどきはかなりのんびり…、禁煙フロアにはぽつりぽつりとお客様。
自分の好きな席を選んで、それぞれ時間をたのしんでいる。
ボクの隣には老夫婦…、テーブルを挟んで向い合って座るのじゃなく、仲良く横に並んでコーヒー、飲んでいる。
本をそれぞれ読みながら。
特別会話をかわすでもなく。
同じ飲み物。
同じ時間をほどよき距離でたのしんでいる。
そんな感じがなんだかステキにほほえましくて、何気にちょっと気にしてた。
しばらくしたらご婦人ひとこと。
「おとうさん、そろそろ次の時間になりますよ」って。
それで二人そろって立ち上がる。
「たまにはこういう時間の無駄遣いもいいもんだなぁ…」と、言ってお店をあとにする。
歳を重ねたご夫婦が、二人で時間を無駄に過ごして良かったネ…、と言えるステキにウットリしました。
若い人が時間を無駄遣いするのと重さが違うもの。
お店の中がなんだか、ぽかぽか、あったかになったような気がした。
ポッテリとした泡がたのしいマキアート。
ユックリ、時間をかけてたのしむ。
にもかかわらず泡はドッシリ、消えずにずっとそこにある。
カップの内側にエスプレッソが描く層なす茶色い筋が、時間をたのしく無駄遣いした証のようでニッコリとなる。
間もなく仕事の仲間が来ます…、そしたら仕事といたしましょ。
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そして夜…、一旦仕事を早めに切り上げてちょいと軽飲み。
紅とんに来る。
気軽が取り柄のたのしい居酒屋。
若い人たちが元気にがんばっているところが好きで、今日は新しいスタッフひとり。
元気な男性。
人懐っこくて世間話に花が咲く。
チェーンではある。
けれどこの場所、この店独自のムードがあるのがボクは好き。
メニューはそれほど多くはなくて、お手軽値段の料理があれこれ。
薄いペランとした安いハム。
それにギッシリパン粉を押し付けガリッと揚げた、ハムが薄けりゃ薄いほどおいしくなるのがハムカツという料理の不思議なところでこれは完璧(笑)。
ブルドッグソースの中濃ソースを一緒にかけると、ますますジャンクな味わい深まっていく。
赤ウィンナーを揚げてサクッとさせたもの。
マカロニサラダはプチュプチュクニュクニュ、歯ごたえたのしい。
カキフライにタップリ、タルタルソースをのっけてパクリ。
サイドについたキャベツをパリポリかじりつつ、ウコン茶ゴクリと喉を潤す。
早い時間でお店の中には数組しかお客様がいなくって、だから料理がどんどんテーブルにやってくる…、気づけばテーブルの上は料理で一杯、食卓にぎやか、いい感じ。
ここでいつも食べるささみの串焼き…、霧吹きで塩水吹き付けフックラ焼いたささみにわさびと梅をのっけてパクリと。
脂をもたぬささみがしっとり、口の中で軽く潰れてわさびや梅の風味が鼻からフワッと抜ける…、いつかこれをダースでたのんでたのしみたいって思ったりする、大人食い。
イカのゲソを南蛮揚げにしてそこに食べる辣油をタップリかけた、辛くてクニュクニュ、食べごたえのあるよきおつまみで、揚げたばかりのさつま揚げ。
色んな物をちょっとづつつまんでお腹をほどよく満たす。
そして再び仕事に向かう、夜のコト。
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