ひさしぶりに近所のグレース…、朝ととります、テクリと歩く。
ひなびた感じの昭和な喫茶店だったココ…、去年のはじめに真っ白なカフェっぽくなってしまってからあんまり足が向かなくなった。
ほのぼのとした雰囲気が、よそよそしさをまとって、普段着では気軽にこれない雰囲気になってしまったような気がして、それでとってもたまにこうしてくるだけ。
冬の曇った空の下でも、こうしてお店が明るく感じる…、それはそれで良いコトかしらと思いながらいつものテーブル、いつもの椅子をもらって座り、朝の定食たのみます。
納豆定食。
かつては何種類かあった和朝食の中で、唯一残った商品。
納豆と玉子に海苔にそれから味噌汁。
漬物、ご飯で一揃え。
普通は生卵がつくところ、お願いすればこれを目玉焼きにしてくれる。
黄身まで焼いてくださいネ…、って。
この焼き加減は見事なまんま。
ヒックリ返さず、フライパンに蓋して蒸し焼き。
だから白身はプルンと白くて美しく、端の部分はカリッと焦げて、茶色いフリルのようになってる。
黄身はプクッと盛り上がり箸を当てるとネットリ、確かな手応えがある。
とは言え熱が入りすぎているかというとそんなコトはない。
シットリとした黄身独特の粘り気を忘れずそのまま。
けれどシッカリ焼けている。
目玉焼きには醤油派のボク…、ココは何も言わなくてもお盆の上に醤油を乗っけて持ってきてくれるというのが、ココにハマった理由のひとつ。
ただ先日までキッコーマンの赤いキャップの器でそのままやってきていた…、それが今日はプラスティックの醤油差しに入ったものがのっかっていた、それがちょっとさみしく感じる。
ご飯の炊け方はボク好み。
なにより味噌汁が甘めの麦みそでボクの田舎の味噌汁によく似ているのがうれしくて、具材のわかめや油揚げもドッサリ入って、とてもおいしい。
これで十分、ご飯のおかずになるような豪勢なコト…、オキニイリ。
それからセットのカフェオレがやってきた途端、オーマイガッ!って頭かかえる。
カップの上に粗いミルクの泡がブクブク立ったミルクコーヒー…、ミルクを沸かす手間もなくボタンひとつでできあがる、ドリンクバーなんかでよくあるタイプのコーヒーになってしまっておりましたです。
かなり残念…、これも現実、もう忘れよう!って思ってひと駅、歩きます。
関連ランキング:喫茶店 | 新宿御苑前駅、四谷三丁目駅、曙橋駅
[2回]
PR