サカキノホトンブログカフェグレースにて朝を呼ぶ

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カフェグレースにて朝を呼ぶ

家の近所の喫茶店。
「カフェグレース」って小さなお店。
先日、ふらっとやってきて、とても気持ちの良い思いをさせてもらってそして今日。

朝にまたまたやってきます。
ご飯の朝食。
朝食メニューが種類豊富に揃ってて、サンドイッチを食べようか…、と思いもしたけど今日はやっぱりご飯を食べたい。
それで和朝食。
ご飯に味噌汁。
良く焼いてもらった目玉焼き。
ベーコン、それからソーセージ。
レタスにキュウリがシャキシャキとてもみずみずしくて、和食屋さんの和朝食にはない騒々しさがたのしくていい。
今日の小鉢はコンニャクと里芋の甘辛煮。
ご家庭の味…、ホッコリとする。

それにしても玉子の焼き方。
「玉子を良く焼いてください」では気持ちが伝わらないコトがある。
白身は完全に固まってはいて、けれど黄身がまだ半熟っていうようなコトが結構あって、それで言い方をあれこれ工夫してみた結果。
「玉子は黄身まで良く焼いて下さいね」とお願いするのが一番いい、と学習をした。
お店によっては「裏返してもいいですか？」とか「黄身が潰れてもいいですか？」って。
それで黄身まで焼けるのならば、姿形にゃこだわらない。
お任せしますと一言告げれば、ボクの好みになってくる。
ココの焼き方はお水を差して蓋をして、ひっくり返さず黄身までジンワリ、火を通す。
白身がカリッと香ばしく。
茶色く焦げて、フリルのようになった部分がボクは好き。
醤油をかけてご飯と食べる。
サクサク、プリンと白身が甘く、黄身はムッチリ、いい感じ。
良く焼きベーコン、ソーセージ。
ボクの家の冷蔵庫の中に、いつも転がっていそうな食材。
でも自分の家ではこうした献立作らない。
喫茶店な朝食ならでは…、ってニッコリしながらパクパク食べる。

食事が終わるタイミングにて、コーヒーがくる。
お替わり自由じゃないコーヒーを、食後にもらってジンワリ味わう。
なんて贅沢、ニコリとなった。
オナジミさんがしっかりついているようで、ニッコリしながら入ってきて注文せずともお店の人が、「今日もコーヒーでよろしいですか？」なんてステキな一言かけてくれるお客様がいる。
そしてタバコをくゆらせながら、新聞をパンッと開いてユックリと読む。
地下鉄の駅からタバコを我慢して、やっとここまできたのでしょうね。
本当においしそうに目を細めながら一服つけるおじさんの、顔をみてるとボクまでちょっとシアワセになる。
タバコの煙が嫌なお店と、決して邪魔にならぬお店がある不思議。
お店の中を満たす空気に混じる「思いやりの分量」の多寡が決め手？って思ったりする。

壁に黒板。
この前きたときには、たしか無かった。
丁寧に書かれたメニューの告知。
ランチタイムには結構な大盛りメニューがあるようで、今度、機会があればカレーかスパゲティーを食べにこようかなぁ…、って思う。
印刷をしたポスターなんかとはまるで違った、やさしいやる気。
チェーンストアなんかにいくと、マニュアルずくめのセールストークや耳をつんざく挨拶や、目がチカチカするよな商品告知のポスターなんかが溢れてる。
もっと買え。
もっとお金を使って帰れ、と押し売りされているようでボクは嫌い。
こうした手作り、手書きの黒板メッセージ。
やわらかくって、とても好き。
やさしい一言。
何かして上げるコトはないかしら、と心配りをしてくれるさりげなさがとても好き。
また来てあげよう…、って心の底からそう思う。
オゴチソウさま、また来ます。

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