近所の「南昌飯店」で夜としました。
今日は土用の丑の日で、それを思い出したのが昼ご飯を食べ終わったあと。
だから夜を鰻でもと思いもしたけど実は昨日、お店の前を通りながら、しばらくやってきていないから、おかぁさんに見つかったらば叱られるよネ…、って友人たちと笑ってた。
そしたら今朝、出勤途中でなんとそのおかぁさんに会っちゃった!
おひさしぶりって言われたから、思わず「今晩、行きますからネ」って行ってわかれた。
それで今日は不義理をする訳にはいかなくて、それできました。
だって南昌飯店のおかぁさん。
たまに街ですれ違って、「ごめんね、今日はいけないんだよ」とか、「もう晩ご飯を食べちゃったから」とかって言うと、スゴく寂しそうな顔するんだもの。
それで今日は行ってあげなくちゃって思って来ます。
最近の土用の丑は、鰻じゃなくても「う」のつく食べ物だったらいいんだ…、とそういう人もいてそれで「牛」を食べます。
中国料理は豚肉料理…、だからここにある牛肉料理はただひとつだけ。
にんにくの茎と牛肉の炒め物をたのんでハフハフ、暑気払い。
カタクリまとった細切り牛肉がプルンとなめらか、噛むとやさしく奥歯で崩れ、プニプニとした独特のニンニクの茎の食感が体に滋養をくれるたのしさ、ありがたさ。
鰻代わりに十分なった。
ビールをおいしく飲みましょうかと、唐揚げひとつ。
豚ばら肉の唐揚げで、薄切りにして包丁の背で叩いてほぐした肉にギッシリ衣を貼り付けパリッと揚げる。
よじれてガリッと揚がってて噛むとどこからどこが衣で、どこからどこが肉かわからぬ渾然一体…、バリバリ砕ける食感がとてもたのしい。
それからココのオキニイリ、餃子をたのむ。
ラーメン屋さんの餃子ではない。
コロンと丸くて、福耳みたいな形をしている姿が独特。
薄皮だけど、真ん中だけはちょっと厚めでこんがり焼けてる。
焼けたところはパリッとしてて、それ以外の皮はプルンとなめらかで。
焼いた料理と茹でた料理を一度に食べてるような気になる、不思議な食感。
具材は豚肉。
それから白菜、ほんの少しのニラ程度で香りは弱い。
その分、肉のうま味スープが素直に口の中にジュワッと流れこむ。
ご飯のオカズにするには上等。
ラーメン餃子って感じでもない。
ただただコレに向きあって、味わいたのしむメインディッシュの代わりになるかもしれないなぁって思えるほどのオゴチソウ。
油切れがよく、沢山食べても胸焼けしない。
お腹も重たくならないところがウレシクて、今日もパクリと味わった。
今日は空芯菜がおいしいのよ…、っておかぁさんがみんなに強烈プッシュする。
確かに季節の野菜ではある、けれどちょっと高めの値段設定でこれをたのんであげるとお店の利益になるんでしょう…、とたのんであげる。
高温の鍋で短時間で仕上げるからこその食感、味わい、色鮮やかにウットリします。
かた焼きそばをバリッと食べて、ほどよきお腹を手に入れる。
なにを食べても同じ味がするのが、最近、増えてきている「中国出稼ぎ料理人」が働くお店で、そんな店とはちと違う。
お店で働いている人たちは、みんな中国系の人たちだけどみんな日本のこの街で生きてくことを覚悟した人たちで、手っ取り早く日本で稼いで早く国に帰ろうなんて、思ってないからとても正直…、贔屓にしなくちゃいけないなぁって思って帰る。
途中でコンビニ、スーパーを覗いてみたらどこも鰻が大安売り。
セブンイレブンなんて沢山、うな重弁当を売り残しているのですよね…、明日になればみんな処分で捨てられる。
これで鰻が足りないなんて、それはニュースで言っているコト。
日本全国のコンビニに行って見てご覧なさい、売れ残った鰻が山積み…、食糧問題の本質を勉強しました、夜のコト。
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