レッドロブスターが新しいメニューを今度導入するというその発表会にお呼ばれします。
アメリカからやってきたのが30年前。
その30周年を記念して…、ということでもあるようで、なるほど、あれからもう30年かと。
なんだかしんみりいたします。
当時はバブルの絶頂期。
レッドロブスターの一号店は六本木で、まさにそこはバブルの中心地みたいな地域、そして場所。
ボクも結構、通いました。
そこに行けばアメリカがある。
お客様を第一にという、アメリカらしいホスピタリティーがそこにはあって、なによりお客様の半分くらいはいつもアメリカ系の人たち。
サービスする側もサービスしがいがあったのでしょう。
いろんなコトを学べる場所だった。
その30周年を記念して。
30年モノのロブスターがふるまわれます。
人の顔より大きなサイズ。
殻も頑丈、中にはギッシリ、身が詰まっててそうかココまで大きくなるのに30年もかかるんだ。
値が張っても仕方ないんだ…、ってちょっと納得。
ロブスターの旬は夏と冬の今。
まさに今が食べ頃の真っ赤に茹だったロブスターをエッチラこっちら、プロのコックさんも苦労しながら殻を割り、ムシャムシャむさぼる…、そんな食べ方がもっと気軽にできるようになるとしたらばステキなコト。
ロブスターを使った新しい料理の提案がこれ。
ロブスターを半身に開き、オーブンの中でベイクしていく。
アメリカでもライブロブスターの一番おいしい食べ方は、半開きにして炭のオーブンでコンガリやいてく…、身は引き締まりジュースを一旦吐き出すんだけど、それが再び身の中に入って自分でおいしくなってく。
コンガリ焦げて、甘みや風味も強くなってく。
蒸したり茹でたりすると旨みが逃げていくから、専門店では大抵ベイク。
これもコンガリ、オリーブオイルやハーブがメインの味付けで、余計なモノを使わずロブスターの持ち味いかしておいしく焼けてる。
オモシロイのがロブスターの上にタップリ、まるでロブスターの味噌が焦げたように緑の何かがこびりついてるところであります。
実はこれ。
茹でたそら豆を軽く潰してのっけてる。
ロブスターの旨味を吸い込み焼けたそら豆。
食べるとなんだか味噌のような味に食感。
コッテリ濃厚で、ネットリとした食感が、ロブスターのバッサリとした食感ひきたておいしくさせる。
こりゃオモシロイ。
ロブスターを料理にするのでない料理。
ロブスターが料理になってる。
ちょっとした違いがとてもオモシロく、レッドロブスターって名前を抱いたレストランらしいたのしい工夫の料理だなぁ…、ってしたたか感心。
実はこれ。
イタリア料理の巨匠の一人、リストランテ・ヒロを作った山田ヒロさんのレシピなんだそうであります。
なるほど、なるほど。
イタリア料理はソースを使って鍋で仕上げるフランス料理と違ってグリルのような素材の持ち味活かした料理に特徴がある。
だからこうした発想が出てくるんだろうって思ったりする。
これに限らず、レッドロブスターは今年、いろんな分野のシェフとのコラボでロブスターをテーマにいろんな料理を導入していくんだという。
そのお披露目も兼ねたイベントで、たしかに日本におけるシーフード。
アメリカ的を押し付けるだけではなかなか通用しない市場。
日本人はシーフードが好き。
けれど日本人の好きなシーフードはかなり特異でレベルも高い。
こうして日本を代表するシェフにアイディア出してもらって日本独自の料理を導入していく。
大切なコトって思います。
山田さんのレシピがいくつか。
ロブスターの旨みを出したアメリケーヌで仕上げたリゾット。
ペペロンチーノのスタイルで、けれどそこにタップリ、ロブスターをくわえて海の風味を添えたロングパスタと贅沢感に溢れる料理があれやこれやと。
このクオリティが守れるならば、ちょっとたのしいレストランになってくれるに違いないって、そんなコトを思って食べる。
しばらく展開していなかった彼等もそろそろ本腰入れての再展開をはじめるみたい。
去年作った沖縄の店はかなり成績良いようで、場所を選んでその場所にあった料理をだしさえすればまだまだ可能性があるのでしょうね…、ちょっと注目いたしましょう。
シャンパン、それからヘネシーを使ったカクテル、カパッと飲んで気持ちも良くなる。
考えたらば、昼もランチでシャンパンを飲み、夜もシャンパン。
なんとステキな今日のコト。
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