最近、まれに見る日本晴れにて気温もちょっと上がったような…、それで散歩で千駄ヶ谷。
グッドモーニングカフェまで歩いて、それで朝。
なにしろ名前がグッドモーニングカフェであります…、朝がおいしく気持ちいい。
お店の雰囲気、それから料理、何よりお店の人の笑顔がキレイでたのしくて、朝から気持ちが元気になってく…、ステキな一日をはじめるために必要な「屈託の無い明るさ」があり、なによりロケーションがいいのでしょうね。
東京の中でもひときわ緑が濃くて、周りに高いビルがなくてスカンと空が広くて大きい。
今日みたいな晴れた朝には空気が軽くて、気持ちがグングン、空に向かって舞い上がってく開放感と高揚感を味わえる。
大きなお店で座るところで、雰囲気がまるで違って感じるところも好きなんだけど…。
今日は残念。
お店の奥が朝から貸切。
雑誌か何かの撮影をしているようで、ボクの一番オキニイリのソファ席なくて、あららと思う。
しかもそんな今朝に限って、お客様の数が多い。
不思議なものです、オモシロイ。
テラス席しかないんですけど…、と。
そういえば、テラスの席に座ったことはまだなくてこれ幸いと試すことにする。
ビニール製の防寒シートでクルンと包まれ、そこに大きなストーブ二台。
テーブルの横に必ず一台、ストーブが…、って感じでそこそこ温かい。
そういえばボク、ずっとストーブのない生活を送ってる。
エアコン、あるいはオイルヒーター。
どちらも空気を還流させて部屋全体をあたためるモノ。
だからほんわか温かいんだけど、このストーブの熱源がこっちの方向にあるというわかりやすくて直接的な温め方は久しぶり。
そしてなんだかナツカシイ。
炎が見えるというのもなんだかあたたかく、これもいいなと思う朝。
コーヒーたのむと、湯気がユラユラ、タップリ宙を舞っているのがキレイでなんだかホッとする。
朝食セットをもらいます。
さすがに朝食メニューが豊富。
大阪的なるカレーキャベツをのっけたホットドッグや、サラダの朝食。
グラノラバーとアサイーで、そのまま走っていけそうな健康的な提案もある。
ここのフレンチフライはウットリするほどおいしくて、それがサイドについてる朝食ハンバーガーをとって食べるか…、と思いもしたけど、やっぱり朝は玉子を食べたい。
それで、スクランブルエッグとトーストのメニューを選ぶ。
スーパーエッグモーニング。
スーパーな玉子を使った炒り玉子。
どこがスーパーな玉子なのかはよく分からない。
おそらく素性正しい鶏が、元気に育って自然に育み産んだ玉子に違いない。
まぁ、少なくとも、スーパーの玉子でないコトだけはおそらく確か。
バターをタップリ含んで焼けて、だからツヤツヤ。
そしてシットリ。
けれどシッカリ火が通ってて、口に含むと玉子のたのしい香りがしてくる。
しかもトロンとなめらかで、玉子だけがスーパーなのでなくて、それを扱う技術も同じくスーパー。
それにトースト、ヨーグルト。
ヨーグルトの中にはトロンといちじくのジャム…、酸っぱく甘くなめらかで、時折プチプチ、いちじくの種が奥歯で爆ぜて、目を覚ます。
スクランブルエッグはほのかな味付け、控え目な味。
玉子自体の味をたのしむ趣向の仕上がり。
テーブルの上に、塩や胡椒やケチャップがズラッとならんで自分の好みに味をととのえ食べられる。
洋食の店において自分で味をつけるというのは、あまりお行儀の良いコトじゃないと言われてる。
お店の人が自信をもって作った味を壊してしまう。
けれど朝食だけは例外。
一日をはじめる料理は自分の好みの味で食べたい…、誰しもそう思って当然。
朝食レストランに行ってそこに並んだ調味料やジャムやお砂糖、あるいはクリーム。
そのバリエーションの豊かがそのまま朝の豊かとボクは思ってる。
ケチャッププチュっ、そして胡椒をガリガリやった。
すばらしいのがココの胡椒を挽くミル。
回すとガガッとかなりの手応え、大きな音が手首に響いて胡椒がかなりの荒挽きになる。
コロンと舌を転がるような荒挽き胡椒がガリガリ奥歯を叩いて壊れ、その度ピリリッと爽快感をもった辛さが口一杯にひろがっていく。
玉子のフックラした食感をそのガリガリが挽きたて口が喜ぶもてなし。
カリッと焼けたトーストもグーッ。
パンがそもそもおいしくやけてて、軽い仕上がり。
しかもムチッと歯ごたえが良い。
カリカリ焼けた耳がまるでクラッカー…、なのに生地そのものはフッカリ、軽い粘り気があり玉子の食感これまた引き立てよい相性。
竹を削った板の上にそっと乗っかるバターも無塩で、こまかなところに配慮ができてる。
おいしいモノを知ってる人が考え作ったオゴチソウ、ゴキゲンな朝をゴキゲンに。
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