東京駅から出発し、北関東をぐるっとまわり帰ってきたのが新宿という今日。
友人呼びつけ一杯呑んでかえりましょう…、とそれで天狗にやってくる。
新宿駅を中心に何軒もある天狗の中で、パレットビルっていう商業ビルの中にあるこの店に限ってなぜだかいつもシニアな客層で、今日もビックリ。
ユニクロがメインテナントのビルなのに、エレベーターホールにオーバー60な人たちが群れをなして待っているという、ちょっと異様なムードが漂う。
お店はギッシリ一杯で、しばらく待って案内されたテーブルから見渡す限りボクより年上の先輩たちがうれしそうに飲み、食べている…、不思議な元気がもらえるお店。
飲み物たのむとまずはお通し…、キャベツに味噌がやってくる。
パリポリ食べて生のキャベツの甘味にウットリしながら、今日も野菜を最初に食べる食習慣を守れるぞ…、とムフフとなります。
肴をあれこれ、せっかくだから野菜をメインで。
茄子と豆腐の田楽に、タケノコの穂先の部分を一旦煮込みそれを素揚げにしたものと、その気になれば案外、野菜の料理というのが見つかるものです…、今まであんまり気づかなかったのは自分が食べたいと思わなかっただけなんでしょう。
豆腐の田楽の豆腐がなんと、揚げ出し豆腐の豆腐だったのが、工夫を一生懸命してるんだなぁ。
食材増やさず料理を作る。
商品開発する人の苦労を味わう。
季節の料理にホワイトアスパラのフライをみつける。
気が効いてるネ。
太くて立派なアスパラガスに衣をつけてサクッとあげる。
甘くて、しかもザクッと食物繊維が崩れる。
噛むとフワッと湯気が漂い、まるで蒸されたような食感。
天ぷらの銀座の名店、「近藤」のご主人いわく…、天ぷらやフライというのは油の中で蒸す料理って言っていたのを思い出す。
それからステーキ。
…、と言ってもしいたけのステーキっていうのがあって、それをたのんだ。
丸い鉄板の上に大きなしいたけ2つ。
太い石づき。
分厚い傘。
バターと醤油で味をつけただけのとても簡単な料理なんだけど、これが旨くて、困っちゃう…、クチュっと歯切れてうま味がジュワリ、噛めば噛むほどうま味が深くなっていく。
野菜で酒を呑むのも乙なもの…、案外たのしいモノでござんす。
それから肉と魚系…、季節の新商品をとチキン南蛮風の料理とイカの天ぷら。
ポッテリとした衣をつけて揚げた鶏肉…、そこにタルタルソースがタップリかかってたしかにチキン南蛮風。
けれど食べるとビックリするのが油淋鶏用の揚げ鶏で中華スパイスがほのかに漂う…、しかもバリッと衣が硬く、たしかにこれはチキン南蛮じゃなくて「チキン南蛮風」(笑)。
それでも酒がおいしく飲めればいいんじゃないの…、とパクリパクリと。
イカの天ぷらはフックラぷるんとなかなか上等。
なんだか最近、お腹が軽い…、軽いお腹は気持ちを明るくするものですな、ニッコリ笑顔で帰ります。
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