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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ルノアールで朝。

    ef2378cc.jpegひさしぶりに来ると、あぁ、喫茶店だなぁ…、って思う。
    今の東京という街では得難いほどのユッタリとした椅子。
    客席配置。
    通路が広くて隣や後ろが気にならない。
    席を立つとき。
    お尻でテーブル引っかけぬよう爪先だってお腹引っ込め、蟹が横に歩くようにして通り抜けなくちゃいけないコトも、ココでは無縁。
    お茶を飲むとはのんびりとした空間と時間を楽しむコトである、って昔のかたくな、守る店。
    変わらぬコトも生き残り術の立派なひとつ。

    座ると氷をたっぷりたたえたお冷やグラスとフカフカおしぼり。
    水のグラスにはびっしり水滴。
    おしぼり袋の中にはこれまたビッシリ水滴。
    「見える温度」のおもてなし。
    それにしてもおしぼり袋のロゴの印刷。
    やっと読める程度のかすれに、ゴクロウさんって声かける。

    24a30af9.jpegブレンドコーヒーに100円足してCセット。
    ハムとキュウリのサンドイッチに、スープにそれから茹で卵。
    やって来るとまず、スープが発するセロリな香りに、あぁ、ルノアールだってホッとします。
    ブイヨンをお湯に溶かしてフレーバーを付けただけ。
    具も全くなくあくまで料理のベースであって料理ではない、つまり「ダシ」をありがたがって飲む文化。
    なんだか不思議。
    でもその「西洋ダシ」を飲むとなんだか西洋料理を食べてるような充実感を味わえるのが、また不思議。
    ふんわりパンを焼かずにそのまま、薄切りキュウリと薄切りハムをただはさんだだけのサンドイッチ。
    ボク絶対作らない、けれど不思議とおいしい喫茶店的サンドイッチで塩の効き方が絶妙なんでしょう。
    ボクには多分、作れない味。

    a56659e8.jpegブレンドコーヒー。
    何と何がブレンドされてこの味になっているのか、誰も気にせぬこのゆるさ。
    お店任せ、あるいは店主自慢のブレンドでっせ…、というコトなのだろうけれどたゴクゴクたまに気になって仕方なくなる。
    ハウスブレンド。
    ショップブレンドと言替え方は結構あれこれあるだろうけど、関西風の「ホット」の一言で済ませる方がなんだかスマート。
    どうだろう?
    それにしてもコーヒーカップのソーサーの上。
    小さなミルクピッチャーに、スティックシュガーにティースプーン。
    あるべきモノがあるべき場所にキレイに並ぶ、このうつくしさ。
    様式をキチンと守ると言うコトを日本の人はずッと愛して生きて来た。
    大切にしたいよなぁ…、ってしみじみ思う。
    そう言えばティースプーンはコーヒーを混ぜるときでもティースプーン。
    コーヒースプーンじゃないのは、なぁぜ?って今日はちょっと理屈っぽい(笑)。

    d3f0c529.jpegこぶりの玉子の茹で卵。
    頑丈な殻がぴたりと白身に貼り付いていて、剥くのにかなり難儀した。
    ゆっくり、そっと殻を剥がして最後の最後で大きな欠片が白身の一部を持ち去った。
    あぁ、哀しいと思ったけれど、ボクの口に入るより、殻と一緒にいる方が居心地良いと思ったのでしょう。
    それもまたよし、ニッコリ笑ってあきらめた。
    塩かけて、パクンと齧る。
    プチュンと歯切れてちょうど半分くらいが口に飛び込んでくる。
    黄身がムッチリ、白身と混じりサンドイッチのマヨネーズかり玉子サラダができて行く。

    さてさて、移動といたしましょう。

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    ゆで卵
    こんばんは。
    昔、母から聞いたのですが、新鮮な卵てゆで卵を作ると殻が剥きにくくなる、と言われました。
    この卵も新鮮だったのかもしれませんね。
    私も先日、喫茶店でモーニングを食べました。ゆったりとした時間を僅かながら過ごして、その日の活力をもらえました。また明日も行って活力を授かろうかな、と思っています。
    それでは。
    nokwwhitfさん / 2010/02/21(Sun) /
    たしかに
    > nokwwhitfさん
    新しい玉子のゆで卵の話。
    たしかに昔、誰かから聞いたコトがあるように思いました。
    元気な中身がギッシリ詰まっているからなんでしょうね。
    玉子も年をとると中に空気を含んでしまうのかもしれないなぁ…、なんても思いました。
    喫茶店で迎える朝って、なんだかちょっとしたゆとりを味わえるような気がします。
    いいですよね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/02/21(Sun) /
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