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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    ロイヤルホストがイタリアンフェアをやっている…、かなり気合を入れたメニューでがんばっているというので来ました。
    a75af16f.jpegもともとプロの調理人が作る料理を売り物に、レジの後ろには調理長の写真を飾って、他のファミリーレストランチェーンとは違った店でございます…、と声高らかに謳ってた。
    その頃の誇りを再び!というコトですか…、イタリア直送の素材を使って専門店で提供するような上等イタリアンをフェアーメニューとしているという。
    特にパスタが売り物らしく、メニューを持ってきたウェイター君がたどたどしくも情熱的に「当店のオススメは特にボロネーゼでございます」って言っていたのでそれにする。
    サラダとスープをセットにできて、それも一緒にたのんでみた。

    1c78ae4a.jpeg時間がかかるようであります。
    フェアーメニューだけならもっとテキパキ料理ができるんだろうけど、通常メニューも作らなくちゃいけないからでしょ。
    それにしてもスープとサラダで20分近くもかかるってどういうことよ…、と思っていたらやってきたのが「ぬるいサラダ」でガッカリします。
    だって器が熱いんだもの。
    おいしいサラダの三原則は「クリーン・コールド・クリスプ」でして、そういう意味では失格ですな。
    生ハムはネットリ、味もよく素材選びは確実でなのに最後の最後で台無しにする。
    スープは甘くてまさに九州。

    サラダやスープがまだ終らないうちにパスタがやってくる。
    食べ手の都合も考えずガンガン料理がやってくるのがファミレス的で、もうロイヤルはレストランには戻れないのか…、って思って食べたパスタは旨い。
    麺がムッチリ、歯ごたえ、喉越し、見事な状態。
    時間をかけて乾燥させた、つまり壁の穴が使ってた熟成麺と同じ製法…、だからどこか壁の穴的。
    芯を感じぬほどにシッカリ熱がはいって、けれど歯ごたえシッカリしてる。
    若干太めで口の中で暴れる感じがまたおいしくて、ソースも見事。
    肉はホツホツ奥歯を叩き、セロリやハーブの香りがフワッと鼻からぬける、まさに専門店の味であります…、これもちょっと甘く感じるところはロイホのクセでしょう(笑)。
    テーブルの上でチーズをおろすパフォーマンスもおいしさ感をかりたていい感じ。

    e4fac0cb.jpegデザートにババを追加して食べてみる。
    スポンジを酒と甘いシロップにつけホイップクリームと一緒に食べる古典的なイタリア菓子を、お酒控えめにアレンジしてる。
    色付けをしたドライチェリーに絞り袋でキレイに絞ったクリームの上にオレンジピールを飾り、デザート風にしてるんだけど、ババってもっと素朴なお菓子。
    ドサッとお皿に乗っけてボテッとクリームっていうのが粋に思えるんだけど、それをワザワザ田舎なお洒落を変換させる。
    まさにロイヤルホストのお家芸って笑って食べると、スポンジ部分は硬くてガッカリ。
    けれどホイップクリームはシットリ、なめらか、軽やかでかなりおいしい。
    ブラッシュアップしていけばパスタもお菓子も本物になっていけるに違いなく、なのに残念。
    これはフェアーメニューだから、そのうち、消えてしまうのでしょう。

    これだけシッカリ専門料理をなぞれるんだから、ファミリーレストランなんかじゃなくて専門店を作ればいいのに…。
    なによりテレビのへんてこ番組に自ら出てって、ガストだったりココスだったり調理人がいないお店と並んで評価されてよろこぶ、自尊心のかけらもないよじゃ駄目だよね…、ってしみじみ思う。
    自分の魅力に気づかずに、他人の真似をしてばかりいる…、それで、もてないってぼやいてばかりいる薄幸の美女のごときのロイヤルホスト。
    何度、手痛く裏切られても嫌いになれないボクは憐れな片思い。
    今日も結局、愚痴になります…、また来よう(笑)。

    ところで昨日から今日にかけてはなやましすぎるニュースの連続。
    中でもスンゴク気になっているのがデジカメ…、とうとうソニーが本気を出したって感じのコンデジが昨日、正式発表された。



    単焦点、フルサイズイメージセンサ、コンパクトデジタルカメラにして一眼デジカメ並の撮影性能をもつといいます。
    程よいサイズで小さな本体の中央部分がほとんどレンズ!という「いい写真を撮ってやるぞ」って大声で叫んでいるような力強くて、洗練されたデザインもよし。
    コンデジなので当然、レンズが交換できない。
    けれどボクもほとんど単焦点のレンズで画像を撮っているから、むしろこれが必要十分なんじゃないかと思ってドキドキ。
    むしろそうした性能上の制限が、いい絵を撮らせる原動力にもなりそうで、かなり真剣に欲しいと思って予価を調べてみましたら!
    24万円くらいになる予定にて、それにファインダーやらなにやら魅力的なるオプションをあれこれ足していったら、とんでもない値段になってしまいそう…、必死に仕事をしなくっちゃってキリッと斜め上をみる(笑)!
     

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    笑ってしまいました
    いつも楽しく拝読しております。
    朝食でエッグベネディクトを出したり、おっ、昔のロイホに戻ろうとしているのか?と思いきや、やはりダメなのか…と思ったり、まさに「薄幸の美女のごとき」で笑ってしまいました。
    「テレビのへんてこな番組」に出たいお客様を誘導する仕事をしているだけに、好きなお店に関しては想いは複雑です。。。
    Eikoさん / 2012/09/14(Fri) / URL
    なやましさ
    > Eikoさん
    好きなお店を知らしめたい。
    そうは思えど、知らせてあげたい人だけに知らせる方法があればそれにこしたことはないのでしょうけど、そうならないのがなやましいところ。
    ロイヤルホストはもっとデキる子のはずなんだけど、なかなか上手くいかないようです。
    サカキシンイチロウさん / 2012/09/14(Fri) /
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