体に悪いモノをどうしても食べたくて、それでゴーゴーカレーを選ぶ。
いつも体に良い物ばかりを食べてるか?っていうと決してほめられた食生活ではないのだけれど、それでもひときわ、どうしようもなく体に悪いモノを食べたくなるコトがある。
手っ取り早いのはカレーと揚げ物。
中でも脂が多めのコッテリとしたカレーと動物脂を加えた油でザクッと揚げた揚げ物の組み合わせというのが無敵の食べ物…、ココのカレーは理想的なるレシピでござる。
お店に入った瞬間に、脂の匂いが体にまとわりついてきて、券売機の中にズラッと並ぶ揚げ色、テーブルの上の特大サイズの福神漬けの容れ物に、覚悟が決まる(笑)。
ロースカツカレーにウィンナフライをつけてたのみます。
ご飯の量は一番少ないエコノミーサイズっていうのを選んで、「ボクは決して大食いじゃない、不摂生をたのしむために来てるんだ」と無駄な抵抗試みる。
それにしても四ツ谷三丁目にあるこのお店。
ランチはそこそこ入ってるみたい。
けれど夜はいつもガラガラ。
今日もお客様はボクひとり。
しかもそれを見越してのコトでしょうか。
お店の中には従業員がひとりきり。
開業したときは55円カレーセールのようなコトをしていて行列作ってた。
どの店も開業当初はそうして話題を作るんでしょう。
いろんなお店の行列の様子を編集したプロパガンダ映像を、大きな店内モニターに映し出していてうるさいクセして虚ろなコトに、宣伝だけは上手な人たちなんだなぁ…、と。
この店が開業したのが半年ほど前。
もう半年も経つんだなぁ…、と思うと同時に、よくこんな状態で半年やれるって不思議だなぁ…、って思いもします。
大人の事情はわからない…。
「働く人のチームワークを大切にしています」と加盟店募集のポスターに書いてあるのに、女性ひとりが黙々と、チームワークもへったくれもなく働き作ってくれたコレ。
いただきます!って小さな声で言ったつもりがお店に響いて、はずかしい。
まぁ、旨いです…、何が旨いといってカツ。
衣がバリッと揚がってて口の中のやわらかいところを傷つけてしまいそうなほど、衣が頑丈、肉もガツンと顎においしいリーンな味で、カレーがソースの役目を果たす。
揚げたウィンナもプチュンと歯ごたえたのしくて、ココをカレー屋さんとしてみるよりもカレーソースで味わう揚げ物の店と思えば、値段設定も悪くない。
千切りキャベツが必ず付いてくるとこも、金沢カレーの流儀というよりとんかつ屋だとココを思えば当たり前のコト。
福神漬けは漬物代わりと思ってたっぷり、ご飯に乗っけてパリポリ食べる。
お水がおいしく感じる食事…、あぁ、気がすんだ、さぁ、帰ろ。
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