昼をオフィスの近所のファミレス…、ロイヤルホストの九段下の店にやってくる。
ロイヤルホストの中でも特別。
ココだけメニューがちと違う。
肉をおいしく焼くためだけに作られている調理器を、ココだけ導入してるから。
だからグリル料理が充実してる。
イタリアン&グリル・ロイヤルホストっていうのが正式名称みたいで、できた時には業界の人が結構、視察に来たものでした。
ファミリーレストランがファミレスと呼ばれるようになってから、お客様が「おいしい料理」を期待しなくなってしまった。
そこで一発逆転。
ゴチソウレストランに返り咲こうと、ステーキやハンバーグに力を入れた新業態を作りましょうと。
それで最初はグリル料理を前面に出し勝負をしたのだけど、あんまり芳しくない。
今はどんな感じなんだろう…?って、それでとってもひさしぶり。
ランチメニューにも、サーロインステーキがフィーチャーされてて、それをとる。
堂々、最高価格のランチであります…、1800円オーバーでした。
やってきたのを見て相当に気持ちが下がる。
200gという分量で、厚さは期待してなかったけどペロンと貧弱。
なにより皿の上にあるのは肉とオリーブオイルのソースと、ブロッコリがふたかけだけ。
付け合せというにはあまりに寂しくて、何かのせるのを忘れたんじゃない?って思ってメニューを再びみるも、そこにもふたかけブロッコリだけ。
ステーキの味に関して、言及するのをやめましょう…。
しかもこれについてくるのが冗談かしらとおもうほどに、ほんのすこしだけの芥子に柚子胡椒という薬味のお皿…、それにオニオンスープにご飯。
サラダもついていないのですネ。
にも関わらず、1000円前後のランチメニューをたのんだ人には、メインディッシュにサラダにスープ、食後のコーヒーまでがつく。
肉は原価が高いから、ファミレス価格で売るために余計なモノは提供しない。
そういう覚悟なのでござろう。
けれど今、おそらくココで一番高いものを食べてる人が一番、貧しい気持ちになるようなこんな仕打ちはないんじゃないか…、食べる人の気持ちがわからぬ人が作った料理にシンミリ、気持ちがさみしくなりました。
勉強だからしょうがないよね…、って思ってそれで移動する。
関連ランキング:無国籍料理 | 九段下駅、神保町駅、飯田橋駅
打ち合わせをと表参道に移動して、喫茶店にやってきました。
最近東京のいろんなところにお店を出している、ちと高級系の喫茶店。
「珈琲茶館・集」って言う店。
サイフォン立てのコーヒーにこだわっているお店でけれど、表が暑くてアイスティー。
アールグレイのフレーバー。
落ち着いた店。
ユッタリ座れるソファや椅子。
驚いたのがかなりの人がココで食事をしているところ。
飲み物の値段は高くて、けれどそれにちょっとだけお金を足すと食事がセットにできるから。
キッシュやパスタが料理のメインで、それも結構、おいしそう。
こうした店が、ファミレスのお客様を奪ってるんだろう…、って思ったりする。
アイスコーヒー800円。
紅茶は普通。
グラスも普通。
しかもコースターを使わずそのままテーブルに置く。
茶菓子用の焼き菓子が申し訳程度に一枚ペランとやってくる。
高い分、これでちょっと我慢してよということなのだろうけれど、ちょっと違和感。
そういえば、おしぼりだってやってこないよ。
上等な値段を取る店、けれどおもてなしの仕方に関して決して上等とは言えぬこうした不釣合い。
今の日本には人をもてなすココロが足りない…、なんだか切なく思う昼。
関連ランキング:喫茶店 | 明治神宮前駅、原宿駅、表参道駅
[9回]
PR