食事を終えて、KITTEの中をちょっとぶらつく…、まずは「KITTEガーデン」。
旧東京中央郵便局舎の屋上部分にしつらえられている屋上庭園で、東京駅の駅舎が間近に迫ってくる、しかも程良い高さで空を感じる気持ち良いステキな空間。
それにしても東京駅の周辺って、東京に住んでいるのが誇らしくなるほどにステキな景観を持ち始めている…、クラシックな駅舎を取り囲むように超高層ビル。
ロータリーに人が行き交い、ビルの谷間が渓谷のような景色を作り、その向こうには皇居の緑…、西新宿にはない風格と六本木にはない由緒正しさ、ダイナミックな街の息吹がそのまま形になったような見事な景色にウットリします。
フロア散策の途中で寄ったカフェ。
アサイーヨーグルトをおいた窓に面したカウンターの外に見える景色はビル。
けれどそれが無機質に感じぬほどよい距離とデザイン。
三菱地所という大家さんが、天塩にかけて整備したこの環境が宝物。
他の街にはない贅沢を感じるコトができるのでしょう。
ただボンヤリと時間を潰していたくなる。
それにしても不思議なテナント構成。
雑貨が主役で、まるで大きな東急ハンズやロフトみたいな感じがする。
婦人服店も洋服よりもバッグやアクセサリーをディスプレーの中心におく。
必要なモノを探しにゆくと拍子抜けする。
いわゆる「誰もが知ってるブランドモノ」も置かれていない。
おそらく一番有名な店が「無印良品」であるという、かつてのノンブランドがココでは唯一無二のブランド品というのがなんだかオモシロイ。
因みに2階のテーマが「大人のリアル・クローズ」、3階が「日本の美意識」、4階が雑貨のフロアーになってる。
3階、4階は見どころのあるお店がいくつか…、屋上庭園がある6階からフロアーを下がるごとに気持ちも一緒に下がっていくのが、オモシロイと言えばオモシロイ(笑)。
因みにこのカフェ、4階の雑貨フロアの核店舗。
「マルノウチリーディングスタイル」っていう名前で、なかなかたのしい店作り。
ブックカフェというカテゴリーでくくられているけど、小売の売り場は本だけでなく文具に食器、バッグやアクセサリーがズラッと並んでる。
代官山や六本木ヒルズの蔦屋書店にFOOBコープが一緒になったような雰囲気。
物珍しいモノがあるわけじゃなく、どこかでみたことがあるモノばかり…、けれどどこかでみたときかなり気になっていたモノが選ばれ並んでいるのが、なんだかステキ。
迷いこむとしばらく出てこれなくなっちゃいそうな「モノの森」。
ちなみにペパミントグリーンの食器、ファイアーキングのコレクションが充実してて、かなり物欲そそられました。
売り場にいるとこりゃ、危険だぞと。
それでカフェに移動した次第でござる。
カフェは気持ちのよい空間。
ボンヤリするにも、仕事をするにも。
あるいは軽く打ち合わせをするにもいい雰囲気で、景色が楽しいカウンターや小さなテーブル、あるいは大きなテーブルといろんな機能があってたのしい。
しかもテーブルの上に置かれた鉢植えのひとつひとつに値段がついてる。
すべてを買える店だったらたのしいのにな。
カフェと言ってもセルフサービススタイルの店。
だから食器が使い捨てのモノが多くて、そこにはさすがに値段がついていなかった。
ちょっと残念、まぁ、しょうがない。
それにしても平日の昼というのに人出のスゴいコト。
KITTE自体に人が溢れて、スゴいコトになってるのです。
東京駅から人波が川のような流れになって、このビルの中になだれ込んでくる。
驚くほどに、おじぃさまやおばぁさまが多いのですネ…、しかもかなり気合の入った装いで、いろんな地方のお国言葉も飛び交うステキ。
東京駅徒歩2分というこのロケーション…、関東地方を全部商圏にできる場所、丸の内から大手町にかけてまだまだ再開発が続いているけど、次はどんな施設がやってくるんだろうって思ったりした、さて仕事。
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KITTEの公式動画があって、貼っておきます…、ちょっとさみしい内容でもっとしっかり作ればいいのにって思ったりした、日本郵政だからしょうがないかと思うけど(笑)。
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