渋谷でちょっとお茶とする。クリーム・オブ・ザ・クロップっていうドリップコーヒーの専門店。
来る度、いい名前をつけたよなぁ…、って感心します。
覚えにくい。けれど一度覚えてしまうと、頭の中に染みこんで忘れることができなくなっちゃう。
それに語感がとてもなめらか。クリームオブザクロップって口にすると、なにかおいしい魔法がはじまる呪文のように感じたりする。
一杯一杯、ペーパードリップで落とされるコーヒーの味もなめらかで、何も混ぜてないのに甘くてクリーミー。喉をやさしく潤すゴチソウ。
コーヒーだけですませようと、最初は思ってきたんだけれど、レジ横のホットドッグのサインがちらっと目に入る。
小腹が空いた頃でもあって、虫養いにとたのんで食べる。
そういえば、今日は節分。巷じゃ恵方巻きをカプリとやってる頃でござろう。そう思ったらホットドッグがまるで恵方巻きのように見えてきた。
シャリの代わりにロールブレッド。
ロールといえば「巻」であります…、七福神分の具材が入っているわけじゃない。けれどケチャップやマスタードで彩りつければめでたくも見え、それで今年の恵方の甲、東北東のやや右側に検討つけてパクリと食べる。
食べ始めたら食べ終えるまで、何も喋らずただただ食べる。
と言っても、ほどよい大きさ、分量で、もぐもぐむしゃむしゃ、あっという間にほとんどお腹の中に収まる。
甘み控えめのホットドッグにするにふさわしいパンがフッカリ。肉汁タップリのソーセージも味わい深くて、そこに酸味がほのかに漂う。
ケチャップやフレンチマスタードの酸味でもなく、何がこんなに酸っぱいの?って思って最後の一切れ見ると、ペロンとザワークラウトが顔を覗かす。ますますここのホットドッグが好きになっちゃう…、さて、移動。
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小腹満たしですませた昼で、おやつどきにてお腹が鳴った。水道橋に「嵯峨谷」っていうそば屋があって、そこでサクリと。
最近、徐々に増え始めている突き出し式のそばの店。
韓国冷麺のように、そば玉を筒に入れて押し出し、それをそのまま釜に落としてゆで上げる。だからそば一人前の分量を自由に加減できるメリット。あるいは麺の太さも自由に加減できたりするから、そばでお腹を満たしたい人にも便利で、それで増えてる。
ぬるんとした独特の食感と、ちょっとゴジッと喉にひっかかるような感じが苦手は人もいて、賛否両論ではあるけれど、これもひとつの新業態。
ちなみにこの店。そばの他にも名物があり、それが冷や麦。
しかも生の冷や麦で、茹で立ての麺を冷たい水でザブザブあらって、氷水をはった木桶にやさしく流す。
角がキリッとたった麺。ところどころがよじれてて、タレをたっぷりたぐりよせつつツルンと喉をかけおりていく。とてもなめらか。しかも麺全体にコシがある。
噛むとゴリッと堅い食感。うどんでもなくそうめんでもなく、蕎麦でもなくてどこかパスタのような頑丈。
ポッテリとしたごまだれを、タップリまとわせツルンと味わう。仕事前。
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