サカキノホトンブログユールタイドキャロル

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ユールタイドキャロル

スタバで休憩。
ホリデーシーズンのスペシャルドリンクを飲むことにする。

ジンジャーブレッドラテ。
アメリカのホリデーシーズンの匂いといえばアップルサイダーとジンジャーブレッドの匂いと杉の香りじゃないかなぁ…。
ショッピングモールに入った途端に、ムワッと漂う重たい緑の匂いがしてくると、あぁ、間もなく今年も終わりなんだなぁ…、ってしんみりすると同時にウキウキ、気持ちがはずむ。
通路や広場に小さな屋台。
そこではジンジャーブレッドやアップルサイダーがふるまわれてる。
生姜の香りと、アップルサイダーのシナモン臭。
アメリカのクリスマスは甘い匂いではじまるのです。

そのジンジャーブレッドをパウダーにしてホイップクリームの上にのっける。
クリームの間からエスプレッソをススッと飲むと、香ばしいクッキーらしい匂いと一緒にスパイシーな生姜の風味が広がってくる。
コーヒーなのにちょっとココアな感じがするのがオモシロイ。
ホリデーバージョンのカップの底に「SHARE」の文字。
分け合う季節。
笑顔やシアワセ。
たのしい思い出、おいしい料理。
分け合う誰かがいてくれるコトを、確かめ合って感謝するステキな季節。
今日のカップはあたたかい。

お店の中にジャジーな雰囲気のクリスマスソングが流れてるココ。
数あるクリスマスソングの中で、何が一番好きかなぁ…、って思ってこれ、って思い浮かべる。
「The Christmas Song」という曲で、ニギニギしくもなくあんまり有名でもない曲で、でもしんみりと噛みしめながら聴くのが好きで、今日もちょっと口ずさむ。
Nat King Coleのバージョンの音源がYouTube上にあって貼ります、さぁ、どうぞ。

暖炉の上で爆ぜる栗。
エスキモーのような装いをした街の人達に、ターキーそれからヤドリギの枝。
サンタクロースがプレゼントを自分のそりにどっさり乗せて、ほら、もう間もなくやってくるよ…、って言う、クリスマスらしい言葉がキラキラ散りばめられた歌詞の中でも一番ボクが好きなのが、「Yuletide Carol」って言う言葉。
ユールタイド（yuletide）って言うのはクリスマスを表す古い言葉で、だからユールタイドキャロルはつまりクリスマスキャロルのコトなんですネ。
穏やかで、シットリとしたホリデーの扉を開く魔法の呪文のように口にしてみる、ユールタイドキャロル、ひっそりと。

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