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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    先日からおつきあいを深めさせていただいている、牛込柳町のレストランM
    イベリコ豚。
    それも日本ではとても希少なフレッシュのイベリコ豚を塊のまま焼いてみんなで分け合うたのしみを提供しましょう…、という試みが形にどんどんなりはじめてる。
    メニューもほとんど本決まりにて、それじゃぁ、そろそろ本格的にスタートしましょうとボクの友人のデザイナーさんに手伝ってもらってパンフレットが出来上がる。
    m3.jpgその納品チェックをかねてお店にうかがい、これからますますもっとたのしくしていくアイディアをみんなで出し合う。
    お客様に喜んでいただきましょう…、と一生懸命、真面目にがんばるオーナーシェフの人たちが、もっと正しく報われるようサポートできるような仕組みを作ろう。
    実は今、静かにそうした準備をしている。
    テレビに出るのが仕事のような、スター気取りのシェフばっかりが得するようなコトじゃいけない。
    真面目な人が、真面目の分だけ得するような当たり前の外食産業になっていかなくちゃいけないですから…、これからジンワリ、がんばる所存。
    力を貸してくださいネ…、とお願いをして店をでる。

    柳町から若松町にテクリテクリと歩いてく。
    どうしてもひさしぶりに寄りたい店がそこにあって、それでテクリと10分ほど。
    実家があった場所の近所の、カドヤという店。

    kadoya.jpgボクが実家に戻ったとき。
    大抵、母の手料理で和気あいあいというコトになるのだけれど、たまに母が、今日は料理を作りたくはなかったの…、っていうようなときがある。
    まぁ、そのほとんどの理由は、父と喧嘩をした…、っていうようなとき。
    近所で食事をしましょうか。
    必ず来たのがこのお店。
    てんでに違った料理をたのんで、最初はただ黙々と自分のたのんだ料理ばかりを食べるのだけど、そのうち他人の料理が気になる。
    あれをちょうだい。
    これを頂戴って、分け合ううちに互いに気持ちがほぐれてく。
    最後はみんな仲良くなって、家に戻ってコーヒー飲んでめでたしめでたしとなる、そんな思い出の場所であります。
    今日はひとりで、ユッタリと。
    カウンターとお座敷だけの30人も入ると一杯になるお店。
    兄弟だけが仲良くやってる気のいいお店で、お久しぶり…、って厨房の中から声がかかってニッコリとなる。

    d5f5265e.jpegポークピカタをたのみます。
    ココにくると母はヒレかつ、父はエビフライでボクは大抵、ピカタをたのむ。
    分厚い豚肉。
    脂をキレイに削ぎとったロースに、塩と胡椒にセロリの香りのスパイスはたいて、玉子をタップリまとわせる。
    フライパンにほんの少しの油をひいて、ジュワッと焼きます。
    静かに、静かに。
    厨房の真ん前にいても焼ける気配に気づかぬほどに、やさしく焼いてだからまるで蒸したような色艶、そしてシットリ加減。
    肉のうま味を玉子がシッカと受け止めて、衣がおいしい。
    クチャっと歯ごたえ肉感的で、歯にまとわりついてくる食感がなによりおいしい。
    噛むとジュワッと、肉汁タップリ。
    サッパリしていて、けれどうま味がドッシリしてる。

    455ddc8c.jpeg千切りキャベツ、元気なクレソン。
    ケチャップ和えにした平打ち麺のヌイユが洋食らしさを添える。
    いつきてもココのコレにはウットリします。

    一緒にピラフ。
    ココの炒めご飯系の料理はおいしい。ドライカレーにカニにビーフにエビピラフ。
    中でもボクが一番好きなのは、大正海老が二本分。
    タップリはいったエビピラフ。
    ご飯を炊き込むタイプじゃなくて、固めに炊いたご飯にブイヨン、スパイス、具材を入れて、ジリッジリッと炒めて味をお米の中に入れていく。
    パラッと仕上げて、しかもシットリ。
    口に含むと、スベスベ、ご飯が舌を滑って転がるような感覚がいい。

    出来立て、熱々。
    ハフハフしながら口に含んで、そこにポークピカタを突っ込んで、モグモグ頬張る。
    その感覚がまたゴチソウ。

    食べ終わるまでずっと熱さが持続するここの味噌汁。
    ネギにジャガイモ。
    肉をキレイに整えて、それで残った端材をタップリ具材につかった、具沢山で甘めのお味噌がボク好み。
    キュウリ、大根、ナスのぬか漬け。
    浅めの浸かりの自家製で、家庭的なる味が気持ちをホッコリさせる。
    いつかまた、家族みんなでココで食事を出来る日がやってきますよう…、ますますこれからがんばろう。

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    お久しぶりの掛け声。
    こんばんは。
    お店に入って、お久しぶり!とか、いつもありがとう!とか
    そういう言葉をかけてもらえると、
    ああ~・・同じような店でも、
    来るならここに来たいねってなるよね
    って昨日母とも話してたとこでした。
    最近ではどのような店でも、そういうふうに声をかけたり
    顔を覚えたりすることって
    なくなってるよなぁ、って思いました。
    素敵なお店ですね。
    電マニさん / 2010/12/10(Fri) /
    そこにいる人
    > 電マニさん
    家業として営業している飲食店が減ってきているのが一番の理由かもしれません。
    そこにいる人。
    そこでずっと頑張っている人。
    そう言う人達を応援する気持ちでいけば、そのお返しとして元気づけられる一言をかけ返してくれる。
    互いに勇気づけ合うような、そんな人間関係を大切にしたいですよね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/12/10(Fri) /
    大切な場所
    レストランってやっぱり、何かを「回復させる」場所なんだな、って思います。
    いいお店、あったかい思い出、素敵です。
    桃さん / 2010/12/10(Fri) /
    レストラン
    > 桃さん
    元気を回復させるレストラン。
    しかも体だけでなく、ココロの元気も回復させてくれる、ステキなレストラン。
    ありがたい場所ですよね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/12/10(Fri) /
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