さて富山…、韓国料理の「カエン」に来ます。
大久保だとか鶴橋だとか大都市の一部の地域で人気の韓国料理ではある…、けれど地方都市で韓国料理のお店を繁盛させるのは、至難の業って言われてる。
焼肉のお店ならばわかりやすい。
けれど、牛肉を焼かないタイプの韓国料理のお店の料理は、一般の人にはまだまだ認知が低くてそれで人気を持続させるのが難しいんだ…、というのが理由。
そんな定石を跳ね飛ばすほどの勢いでガンバっているのがこのお店。
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そういうお店をこれからもっと魅力的に表現するため、どんなコトをしなくちゃいけないのだろうか?ってコトをみんなで考える、今日の仕事をミッチリこなし、地元の人達と懇親会。
「うどんのさがみ」でジックリと。
味噌煮込みうどんをまず選ぶ。
カキフライをセットにし、大エビの天ぷらをトッピングにして名古屋気分を謳歌する。
太くて固くてしかも旨味のドッシリとしたよじれたうどんに八丁味噌。
旨味の塊のごときスープでクツクツ煮られたオゴチソウ。
若干酸味を帯びた味噌。
旨味をタップリ吸い込んだうどんや具材がなんともおいしく、体がポカッとあったまる。
味噌でクタッとなった油揚げ、ネギに卵をご飯にのっけて、ザブザブ食べると夜のお腹が想像以上に満たされる。
それにしても集まった人たちが一様に「レストランの評価投稿サイト」に対する漠然とした不安を語る。
ライバル店舗からのあからさまな嫌がらせ。
匿名性を自覚せぬ、不用意にして心ない言葉の暴力。
スタンダードなき採点結果。
お客様の自由な評価に耳を傾け、さらなる精進の糧にと思って立ち向かうには、あまりに一方的で横暴な評価結果にプロが右往左往する。
どんな仕事も「お客様が神様」であることなんて絶対ない。
働く人とお客様が対等な関係において、それぞれの役割を真摯に果たすことがレストランの前提であるはずなのに、いつのまにかウェブの世界では「神のごときふるまいの数字」が独り歩きしている。
そんなことじゃいけないからと、実は昔、外食産業の人たちのためのポータルサイトを運営していたことがある…、けれどそれもボクの事業の失敗で霧散しちゃって迷惑かけた。
なんとかしなきゃいけないのでしょう…、ボクたちなりの戦い方をボクも真剣に考えてみるからと約束をして参会しました。
本当になんとかしなくちゃいけない、何とかしようと思う夜。
[9回]
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