搭乗ゲートの直前にスターバックスの店があるのが、青い翼のターミナルにおけるほぼ唯一の良いところかな?…、旅のはじめをドリップコーヒー。
ショートサイズで冷たいの。
シロップは何が今はあるんでしたっけ?
そう、質問する。
お店の人が丁寧に…。
バニラにヘーゼルナッツ、それからキャラメルがございます…、って。
やっぱりそれだけなんですね?…、って言ったらニコリ。
来週から、バレンシアオレンジのシロップが入りますヨ。
お好きでしたら、ぜひ、来週に!と。
商品をいたずらに定番化するのでなくて、入れたり外したりする工夫。
オキニイリが飲めぬさみしさもあるけれど、こうしてお店の人とやり取りするたのしさもあるんだなぁ…、って。
ヘーゼルナッツをお願いします…、って。
作ってもらって、お待たせしましたと手渡しながら「本当は何がお好みでらっしゃいました?」と聞いてくれるから、アイスドリップにはアーモンドシロップが好きだったんです。
そう言ったらば、杏仁豆腐みたいな香りになるんですよね。
私も好きで、でもそのうちまた戻ってくると思います。
だって、戻ってきて欲しいですもの…、って笑顔でいうのに、おじさん、スッカリまいっちゃいます。
ボクとおんなじ気持ちの人が、働いているお店なんだなぁ…。
やっぱり嫌いになれないや!って。
出発前の喉をコクリで氷で癒す…、それにしても季節外れの暑さに、着込んだフリース、さっそく脱いでカバンの中に退避する。
彼の地もフェーン現象でスッカリ春の陽気といいます、幸先がよし。
飛行機にのりビュンっと飛ぶ。
雲が厚くて、しかも風が今日は強い。
機体もかなり不安定に小刻みに揺れ、これも春の嵐にのっているんだなぁ…、と思えばたのし。
当機の左側に富士山が見えております…、と言われて急いで外をみる。
はるか遠くにたしかに富士山。
めでたく感じてパチリと撮った…、これで幸先良さが重なった。
1時間ほどで揺れつつ富山に無事到着。
「お腹すいていませんか?」って言われて動じず、うん空いた(笑)。
だって富山まで飛んできたんだもの…、飛行場で食べたモノなんて空の上に置いてきた。
それで富山ブラックを食べに行く。
富山のご当地ラーメンでして、その名の通り真っ黒スープのかなり手強い味のモノ。
冬の寒さが厳しい土地です。
だから元々コッテリ味のスープのラーメンが好まれた。
しかもお米がおいしいところ…、仕事の糧にとおむすびや炊いたご飯をタップリもってでかける人たちに「おかずになってくれるラーメンがあればいいのに」と言われて、それで出来たものだと言うのであります。
その元祖のお店…、大喜を選ぶ。
街に何軒かあるうちの郊外にあるお店にきまして、ドアをあけるとおいしい匂いがやってきて、お腹がグーッとなってしまった、食いしん坊(笑)。
とりあえず、一番小さいサイズのラーメンたのんで、麺は固めでとお願いをする…、もともとうちの麺は硬いですけどと言われたけれど、顎においしくが富山ブラックの特徴と思ってそれで固め麺。
やってきた丼の中…、さすがに見事に黒いです!
キラキラ、キレイな脂が浮いた黒いスープに、色黒メンマに手切りのチャーシュー…、醤油の香りと焦げたラードの甘い香りが鼻を直撃、喉がなる。
グルンと全部をかき混ぜて、ネギや具材の味をスープに移して食べるというのがこれをおいしく食べるお作法だという、それで麺を軽く引き出すとストレートの太い麺まで色黒麺になっている。
ズルン、モグモグ、確かに辛く、けれどそれに負けない旨味が口に広がって、麺の固さに顎がよろこぶ…、ご飯のおかずとして生まれたのがわかるようなシッカリとした味。
チャーシュー、メンマも塩辛く、途中で飲んだお水の甘くておいしいコトに、明日、絶対顔がむくむぞと思いつつ、それで口がとまらない。
危険な中毒性にウットリしつつ、ゴクリと完食、さて仕事!
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