朝をイタリア的にむかえてみようか…、と玉子にそれからパンチェッタ。
実は先日、Facebookで知り合った人がイタリア旅行から帰る途中で会いませんかと声がかり。
そのとき、おみやげでってくれたチーズにパンチェッタ。
これが見事な出来栄えで…。
パンチェッタなんて、皮つき。
しかもよく見ると、軟骨までもがついていて、つまり生の豚バラ肉が仮眠をとっているようななまなましさにウットリします。
袋から出し指で触るとピトッと吸い付く。
ベーコンを焼いたときのような匂いがすでにしていて、サンドイッチにするには少々勿体無い。
それでオムレツ作りましょう…、と。
薄切りにしてフライパンの中でジックリ、こんがり。
オリーブオイルに豚の脂をにじませてやる。
この段階ですでに香りが濃密で、溶いた玉子にチーズを刻んで混ぜ込み、ジャジャっと流してかためる。
味はパンチェッタから出た肉のうま味と塩味と、チーズのコクだけ。
ルッコラの葉とトマトとバジルで作ったケッカをちらしてメイン…、トーストの上に同じくケッカをのせて目に鮮やかな朝の食事の出来上がり。
いやいや、ビックリするおいしさです。
肉のうま味がミッチリ凝縮されたグリルドパンチェッタ…、歯ごたえたのしく、噛むとジュワッとおいしい脂が滲みだし肉のうま味が後からそれをおいかける。
それをパンや玉子がうけとめて、もれなくおいしくあじわえる。
本物の素材を使えば調味料なんて使わず料理になるんだなぁ…、特にパンチェッタとかチーズとかって食材でもあり同時に調味料でもあるステキにウットリします。
アンデルセンのトースト用のパンがサクリと歯ざわりがよく、焦げた香りが肉の風味を一層おいしくしてくれる。
明日はこれでパスタをつくるか…、って思ったりする。
ステキな食材ありがとう…、ステキな人との出会いよ、どうもありがとう。
ところで昨日、仕事で駒込界隈をブラブラすることがあり、ちょっと足を伸ばして白山「ビーズコーヒー」にやってくる。
かつて白山に事務所を構えていたことがあり、ほんの1年ちょっとでしょうか…、この界隈を生活圏にしていたコトがあったのです。
当時は仲間も沢山いて、みんな慣れぬ街でどうにかたのしく毎日過ごそうと、街をウロウロしたものでした。
落ち着いたどちらかと言えば住宅街で、だから気の利いた飲食店を探すのにかなり苦労をしたのが今ではたのしい思い出で、そんな街を3年ぶりくらいになりますか…、歩くと当時のいろんなコトが思い出されてなんだかシンミリ。
せっかくだからこの店に…、と、思って寄り道。
地下鉄の白山駅の出口を上がって、会社に向かう途中にあった。
だから毎日。
ココでコーヒーを魔法瓶に入れてもらって会社にいって仕事のお供にたのしんでいた。
今日はさすがに魔法瓶は手元になくて、だからお店でコーヒーを飲む。
ブレンドコーヒー。
お店の中に小さな焙煎機がおいてあり、ココでローストした豆を使って作った、おいしいコーヒー。
苦味が控えめ。
酸味もほとんどなくてかわりに甘みがシッカリしてる。
なのに香りが香ばしくって、おいしい煙を口に含んだみたいな風味が気持ちいい。
一口目にはデリケートでちょっとひ弱を感じるけれど、その分、やさしく飲みやすい。
ところがそれがユックリ、時間がたつとカップの中で香りとうま味を強くする。
ちょっとぬるくなってくると、甘みがドッシリ強まってくる。
時間をかけて味の変化をたのしむコーヒー…、ひさしぶりにてなつかしい。
それはそうとココの近所の「大沢食堂」…、カレーラーメンと激辛カレーチャーハンで有名な元ボクサーがやってる名物店なのだけど、しばらく休業って貼り紙出てた。
どうしたんだろう…、ちょっと心配、気になった。
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