原宿にて昼…、F.O.B.Corpというカフェに来ました。
ラフォーレ原宿。
原宿という街そのもののランドマークで、しかもおそらくこの原宿で一番集客しているビル。
その表玄関部分は物凄い数の人が集まる。
待ち合わせ場所としての有名で、けれどそのビルの裏っかわ。
路地に面したこの店界隈。
なんとも静か。
ココが原宿?って思えないほど静かでひっそり。
そもそもこの路地裏には商業施設がほとんど無い。
この街が住宅地だった昔の名残り。
やさしい空気が流れてる、なんだかほっとするエリア。
時間もユッタリ、ちょっと遅めのスピードで流れてるみたいで気持ちがなんだかおだやかになる。
それにしても原宿って街はある意味、昔の東京っぽさが一番残っている場所かもな…、って思ったりする。
人が住んでいた普通の街。
住んでる人がそこで仕事を普通にしてて、その人たちを支える普通のお店があって。
けれどココにしかないちょっと特別なコトをみんなが一生懸命、守り作った。
歩く範囲内でほとんどすべての生活がまかないきれる、人間サイズのコミュニティー。
東京の中で1ヶ所、好きな場所に住まわせてくれる…、って言ってくれたら絶対原宿。
そう思ってる、好きな街。
もともとこの店、台所を中心とした生活雑貨を販売しているお店でした。
当時、西洋雑貨。
特にキッチン絡みのおしゃれな雑貨を手に入れるには苦労した。
洋書店に並んでるアメリカやヨーロッパのインテリア雑誌に紹介されてる家の台所。
天井からぶら下がる変哲のないバスケット。
実用的で、にもかかわらず美しいガラス食器やお皿やボウル。
料理を作ってそのままテーブルの上に置けそうな、フライパンやらソースパン。
その憧れがココにやってくると見つかった。
気軽に買えるアメリカ的なる生活に、重宝しました…、お世話になった。
今では物販売り場がなくなってカフェだけになってしまった。
けれどテーブル、キッチン、食器などなどほとんど全てがF.O.B.Corpの扱い商品で、すべてかつての憧れのまま。
カフェオレの入ったグラスはうちでも使っているグラス。
ガムシロップを入れたピッチャー。
夏、サングリアを入れるのに重宝したモノ。
いろんなコトを教わっていろんなモノを買わせてもらった…、ボクの先生みたいなお店。
そこで食事をするって、なんだかちょっとウキウキします。
通りに面したオープンカフェ。
建物も中に入っても屋外感が濃厚で、白いタイルのキッチンや温室のようなしつらえ、それから屋外用のガーデンテーブル。
たのんだカフェオレをパチッととると白くうつった。
南仏リゾートホテルの昼下がり(笑)…、そういい聞かせて昼をたのしむコトにした。
バゲット使ったサンドイッチをたのんで食べます。
ジャンボンフロマージュなる、ボクの好きなレシピの一本。
たのむと厨房の方からパンが焼ける匂いがしてきて、まもなく、どうぞとステンレス製の可愛いカゴに入ってやってくる。
パリのビストロ風であります。
なめらかで、ちょっと不揃いな感じにみえる金属なのに冷たく感じぬ不思議な製品。
昔、同じのを持っていて、引越しのときにどこかにいった…、なんだかちょっと欲しくなる。
そっけないほどシンプルで、香り豊かなサンドイッチを、さていただきましょうと手に取ると、焼いたばかりのパンのあったかが手に伝わってくる。
ガリッと一口、かじります。
生ハム、チームにタップリバター。
マヨネーズだとか、マスタードとか調味料なんて使ってない。
素材の持ち味。
風味や香りの組み合わせだけで味わう料理。
最近、こうした料理がなぜか好き!
同じ素材も組み合わせ方で味の印象がまるで異なる。
ここのサンドイッチ。
ガリガリとした堅いバゲット。
細焼き、しかも皮の部分が分厚めのモノをよく焼いて、バターの分量がかなり多目。
チーズも少々やわらかめだから、ヌンメリ、歯茎にからみつくまるでバターをかじりつつクラッカーを食べてるみたいな背徳感があって好き!
とてもステキなオゴチソウ…、さてさて仕事といたします。
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