サカキノホトンブログ７月最初のラテンな週末

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７月最初のラテンな週末

朝をバーガーキングのクロワッサンにしようと思った。
ファストフードの朝食の中でも、ひときわ大人風の商品でがんばっているバーガーキング。
朝の香りはバターよネ、ってユーロな気持ちになれたりもして、それでときおり、来てみたくなる。

電車を乗り越し秋葉原。
どうせ暇だろうから…、ってたかをくくって行ったら行列。
「今朝はバーガーキングにしてみようかなぁ…」っていう誰かの気紛れ。
それが偶然、重なり合ってなぜだかわからず大混雑っていうようなコトが飲食店にはよくあって、お店の人にしてみれば、なんで暇なときにきてくれないの？って、文句の一つもいいたくなっちゃう。
お店の中には人、一人。
もうてんやわんやの大忙しで、こりゃ時間がかかっちゃうよな…、って、それで隣のマックにします。

メガドッグ。

プチュンとしたソーセージと、フッカリとした蒸しパンみたいなホットドッグブレッドの、その組み合わせそのものはニューヨークの屋台ドッグみたいな感じで嫌いではない。
ソーセージそのものの塩味の強さがかなりジャンクな味の印象作ってて、ちょっと勿体ないよなぁ…、って。
そう思いつつ、プチュンと食べる。
これ、どっかで食べたことがある味…。
前からずっと感じてた、ちょっとした疑問が今朝、晴れる。
このソーセージ…、魚肉ソーセージのような匂いがするのネ。
匂いだけじゃなく、フッカリとしたやわらかな奥歯を包み込むような食感と、鋭く舌を直撃するよな尖った塩の風味もおんなじ。

粗挽きポークがガツンと旨い、いわゆる本格的なるソーセージとは違った味わい。
でもむしろ、その下世話感が朝の口にはたのしいんだろう…、って、そんなことを思ったりした。
ハッシュブラウンで油をもらい、ミルクで働く元気を注入。
７月最初の週末の朝。

出勤までにちょっと時間の余裕があって、それでスタバ。
チュロ…、もらう。

ラテンな男の朝はチュロ。
あるいは甘いドーナツ。
フランスならば甘いフィリングをたっぷり仕込んだクロワッサンやブリオッシュ。
それらを砂糖をタップリ入れた、エスプレッソやカフェオレや、ホットチョコにトプっと浸して、プチュっと食べる。
おなかを満たすのが目的じゃなく、目を覚ますのが目的の朝。
何しろラテンの夜は毎晩、パーティーみたいなモノでありますからして、寝起きに必要なエネルギーは for body じゃなく、for brain ということになる。
砂糖は脳の栄養源。

2009年も半年終えて、もう後半戦の７月となる。
夏、本番。
勢いつけて、ラテンのノリでがんばりましょう！って、そんな元気を体に入れる。

モカフラペチーノと一緒に食べます。

あっためてもらった熱々のチュロ。
それを冷えヒエのフラペチーノにトップリつけて、ハフっとかじる。
前歯に熱く、なのに奥歯が冷たいという。
これは熱い料理なのか、それとも冷たい料理なのかって、頭が右往左往するのが、なんだかたのしい。
おもしろい。
チュロの甘みと、フラペチーノの甘みが一緒に手に手を取って、舌の上でジルバのダンスを踊るよう。

ムッチリとした揚がった小麦の歯ごたえ、豊か。
ザラメ砂糖がザラザラ歯茎をひっかくように、悪さしながら消えて行くのもまたおもしろい。
甘さにもだえて食べ進め、最後にチュロがしたたか含んだ塩味が舌をすっきり、休ませる。
大人な苦みもまた旨し。

元気が出ます。
軽くステップ踏みながら、仕事に向かう…、さて仕事。

ラテンつながりにて、こんなムービー。
ちょっと前に紹介した、ジオラマ風に撮れる「逆ティルトにて作られた動画シリーズのこの新作。