おむすび権兵衛で朝をとります。
いつもと違った赤坂にあるお店を尋ねる。
最近できるココのお店は、どこも客席をしっかり作って「おむすび屋さん」というよりも「おむすびカフェ」のような風情をかもしだしてる。
ここのおむすびはフックラ、かなりデリケートにて持ち運ぶ途中でパラリと崩れてしまうコトがある。
だからお店で食べる方がなんだかおいしく思える不思議。
今日もボクの他に2組、女性ばかりではあるけれど朝をニコニコ食べてる人がいて、明るくニギヤカ…、一人で食べる朝より数段、おいしく感じるアリガタサ。
いつものオキニイリの玄米おむすび。
具材はジャコと大葉。
胡麻がパラリと上を飾ったいつもの姿。
…、なのだけど。
ちょっと角度を変えるとかなり横長で、つまり奥行きのある不思議な形。
手で持ち食べるにはいさかか不都合。
お箸を添えるとバラっと崩れてお皿の上に散らかるところがココらしい。
豚汁を追加でたのんで一揃え。
同じ出汁。
同じお味噌に具材もおそらく同じはず。
なのにお店によって味の傾向が違うところが面白くって、ココは薄味。
味噌少なめで出汁と野菜のうま味が強調されてるやさしい味わい。
豚汁っていうよりも、豚肉の脂の風味を感じるけんちん汁のような味がするのがオモシロイ。
汁をまずはゴクゴク飲んで、具材が頭をだしはじめたら具材をつまんでハフハフ味わう。
鍋を食べてるみたいな感じもたのしくてお腹もたのしくあたたまる。
それにしてもこのお店。
次から次へとお客様がやってくるのにちょっとビックリ。
1個、2個とほんの少量をたのんでパックに入れてもらって持ち帰る…、マクドナルドに同じお金をもっていくよりこっちの方がなんだか賢い感じがします、オキニイリ。
仕事までの時間があって、それでイリーでお茶を一杯。
エスプレッソを飲みましょう…、かと。
目的の場所に行く途中にある「赤坂サカス」の中の店。
TBSが開発主体になって作った商業施設。
鳴り物入りで作った割に、なかなか上手に集客できない。
大人の街の赤坂と、子供だましに血道を上げる今の日本のテレビ局とはあまり相性が良くないのかも。
そのくせ、大人向け的飲食店をごっそり集めておしゃれを装い、そのせいもあってかどこのお店も苦労している。
赤坂はビルの中で食事をするような街じゃなく、坂の途中の小さな店でしっぽりお酒を飲む街だ…、ってコトなのかもね。
地下鉄の駅から上がってきた正面に、まずあるお店がこのイリー。
だからかそこそこお客様は入っているけど、でも静か。
朝ご飯は食べちゃってるから、お茶だけって思ってきたけど、ショーケースの中にステキな食べ物発見。
ハムエッグのサンドイッチが目をわしづかみ。
胡麻を練りこんでプチプチ歯ごたえたのしい食パン…、それでフックラとした卵焼きとハムを挟んだ、どこかしら「たまごサンドイッチ@大阪」的なる姿に思わず惚れた。
もともとココのパンはオイシイ。
フックラしててムッチリでもあり、けれど粘らず胡麻がプチプチハゼルから、食べてて軽快、飽きずにたのしく味わえる。
そこにフッカリした卵焼きが一緒になると、その両方の食感ひきたてそのどちらもが得してとてもシアワセな味…、しかもマヨネーズがタップリ塗られてちょっと下世話で、でもなつかしい、朝からちょっと過食な今日にあいなった。
ところでボクの隣に朝からシャンパンを飲む女性。
まだクリスマス気分が残っているような…、あるいは新年を迎える予行演習をしているようなそんなステキにウットリしました、赤坂流。
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