サカキノホトンブログ蕎麦にオニグラ、旅の朝

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蕎麦にオニグラ、旅の朝

リムジンバスで羽田に向かう。さてその前にチャチャッと立ちそば。新宿駅の西口にある新和という店。

立ち食いそばといいながら座って食べることができるお店が多い中、正真正銘客席のない小さなお店で、白髪店長をのぞいては全員、外国人のスタッフという、これからの日本を見るようなたのしいお店。
冷たいかき揚げそばをネギ抜きにして注文をする。
不思議なコトに、ここでネギ抜きをお願いすると、必ず「ネギ大盛りで」と注文をするお客様が来る。
いろんなところで辻褄が合う…、これが浮世というモノでしょう。
もっさりとした独特の麺。カリッと揚がったかき揚げが体にしみる。さぁ、移動。

新和そば

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朝から冷たい雨降る今日。早い時間に雪になり、そのまま積もると言われる今日で飛行機飛ぶかと心配しながら来てみるも、ノープロブレムとありがたきこと。

１時間半ほど時間ができたので、イセタンストアのカフェにくる。
分厚い雲がかかってずっと暗かった空。それも徐々に明るくなって、お店の中が明るくなってく。
雲の上には今日も青空…、と思えば旅はたのしくなります。
ちょっとお腹をあたためたくて、オニオンスープをたのんで飲んだ。

キノコ型した陶器の器。中にたっぷりオニオンスープ。
ココで仕込まれたものではなくて、ただ温めてるだけのモノ。けれどそれをゴチソウ料理にするために、お店でチーズトーストを作って上にのっけてふるまう。
そのトーストがおいしくて、贅沢にすらみえてきたりする。
こういう工夫が「料理でもてなす」ってことなんでしょう。いい感じ。

トロンととろける飴色オニオン。香りも甘く、基本は塩の旨みなのだけど、まるでキャラメルなめてるみたいな香ばしくって切ない風味がなんとも旨い。
どうも人気があるようで、５人ほどいたお客様の３人までもがこれを食べてる。
おやつ以上で食事以下という、小腹満たしにピッタリの分量、味わい、食べ心地がどれをとっても旅の途中にいいのでしょうネ。

蓋したパンをカリッとかじると、サクサク軽い食感で、スープに浸すとたちまちそれを吸い込みとろける。
結局最後は、スープの中に落としてスプーンですくって食べる。オキニイリ。
ただ残念なのが添えられている小さなスプーン。
丸い凹状で唇ひっかく形状してる。口紅をした女性の口には大敵のコレ。唇ひっかかぬようにしようとすると、吸いこまなくちゃいけなくなって、音がズズッとしてしまう。

スープをエレガントに食べることを許さぬようにできている。コンソメスープや浮身や具材を持たないポタージュならばこれでも食せるけれど、具材豊富なスープにこれは、いささか不似合い。不親切。
器のサイズも普通のスプーンを受け入れる、程よいサイズであるだけに、もったいないなと思う朝。
出発までを仕事をしつつ、プーアール茶を飲んでゆっくり過ごしましょ。

イセタン羽田ストアカフェ

[3回]

2015/02/05 (Thu) FF・ブレックファスト Comment(0)

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