サカキノホトンブログ朝のうどんにマリネなマフィン

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朝のうどんにマリネなマフィン

新宿西口、電気街の中に先月、できたばかりのセルフのうどん屋。

郊外ショッピングモールからブームがはじまり、大型オフィスビルの中にも広がってった。
霞ヶ関のビルの下にはうどん帝国がひそかに息づいていたりしますもん。
けれど町の中心地。
路面店として出展するのは東京都心じゃ珍しい。
しかも朝からの営業…、ってことでやって来てみる。

ビジネスマンで結構繁盛。
駅構内の立ち食い蕎麦とそれほどかわらぬ値段でうどんを楽しめる。
ワザワザ来るほどじゃないけれど、通勤途中のちょっと寄り道程度なら充分価値のあるお店。
ネクタイおじさんたちに混じって、アジアから観光客が目立ちます。
特に中国。
この近隣に泊まってる人たちの朝。
ホテルの味気ないバフェなんかよりずっとたのしい。
気軽にローカルフーズに触れることができるところがいいんでしょうね。
アジアの東京、その新宿でうどんをたぐって朝とします。

きつねうどん。
宇和島じゃこ天の天ぷらをのせた、熱々うどん。
乗せ放題のネギと生姜で華やかにする。
つゆは上品。
讃岐のそれとは違って、昆布の旨味がメインで香りにかける。
うどんもゴシっと歯応えがある田舎訛りの標準語的。
まぁ、それもよし。
甘いお揚げはポッテリしててツユに混じって朝の乾いた舌にうれしい。
じゃこ天と言うよりも静岡名物黒はんべ似の、ザラッと粘る天ぷらもそれはそれでおもむき深い。
たっぷり乗っけた青ネギにほどよく出汁の熱が通って、シャキシャキ奥歯をたのしくくすぐる。
生姜で体もあったまる。

それにしても朝から「牛すじうどん」が結構でること、でること。
やってくるお客様の二人に一人は牛すじうどんって注文してる？…、そんな感覚。
たしかにここの牛すじ煮込みはとても独特でよくできている。
名物誕生…、ってことなんでしょう、おもしろい。

朝だから小さいうどんで大丈夫だろう…、とそう思ってハーフサイズを選んで食べた。
生姜パワーかなんなのか、食べ進むにしたがっておなかが不思議なほどに空く。
どうしようかなぁ…、とちと思案。
そうだ、昨日の朝の日記に「マクドナルドのマリネマフィンもおいしいですよ」ってコメントもらっていたのをふっと、思い出す。

発売されて一度も食べたことがなかった、この商品。
マリネって言葉にちょっと敬遠しておりました。
ベチャッとマリネ液がパンに滲んでいるような、そんなイメージを勝手に持ってて、それで今日が初体験。
確かにこれ。
おいしいです！
レタスとチーズ、それにベーコン。
サラダマリネと言ってはいるけど酸味のスキッとさわやかな、マヨネーズ系のソースで味をととのえたサンドイッチ風の食感、味わい。
これでパンがマフィンじゃなくて、ベーグルだったらほぼ完璧。
なにより朝。
野菜を食べておなかを満たしたって実感が、おいしさ以上のおいしさ感じるなんだか賢い料理だなぁ…、って。
食わず嫌いをしたたか反省。
情報どうもありがとござんす…、って感謝しながらモグっとやった。
腹一杯。

ハッシュブラウンにアイスコーヒー。
新宿駅前の店の壁際カウンターに、ちょこんと座って出勤時間の調整タイム。
新商品がなかなかでないマクドナルドの最近ヒットの新商品を、カップと一緒に記念撮影。
その新商品は…。
PC用の電源ポート。
ファミリーや若い人たちのためのマクドナルドにとどまらず、ビジネスマンのマクドナルドになるために、マクドナルドが投入をした新商品が食べ物じゃなくコンセントという、このおもしろさ。
外食産業は熟すとこまで熟しちゃったってことなんでしょう。
全部のカウンターについてるワケじゃなく、だから電源ポート付きの席が空くとそこに移るおじさんたちが結構います。
彼らが鞄の中から取り出すPC。
そのほとんどがネットブックというのも驚き。
100円ピーシー。
100円コーヒー。
デフレの象徴、２つ揃って今の日本の朝となる。
さて、行ってまいります、一仕事。

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