セガフレードザネッティにて朝にしました。
1階のカウンターの後ろにモニター…、お店のすべてのフロアーの様子を映し出しているそこをみるとなんと、奇跡的に2階の客席がほぼ貸し切りという状態。
軽くパニーニでも食べましょうかと、メニューをみたらこれまた魅力的なる商品があって俄然、気持ちがあがる。
カフェラテと一緒にそれを選んでたのみ、番号札とラテだけもらって階段あがって2階に向かう…、禁煙席でありまして、もひとつ上の喫煙フロアーからはにぎやかな人の気配が降りてくる。
タバコ吸いには厳しい時代でありましょう。
ボクも昔は煙突みたいにタバコを吸ってた。
一日3箱くらいは吸ってたから、ほぼ完璧にニコチン依存症であったに違いなく、けれどそれをスッパリ辞めた理由が、吸える場所を探すことが面倒臭くなったから。
もう20年近く前のコトかなぁ。
国際線が全面禁煙となったコトがそのキッカケで、それまでも健康のためにやめようとして何度も挫折したけれど、目的変えればすんなり成功。
人とはそういうものでありましょう。
ポッテリ泡がおいしいここのカフェラテ。
暑い季節もここでは冷たい飲み物よりも、熱いラッテやマキアート。
一口目からゴクゴク飲める程よい温度にしてくれるのも、イタリア的でうれしいところ。
ゆっくり泡を舐めるようにして、ちびりちびりと味わってたら、目当てのパニーニ、やってきました。
カッジョカバロとドライトマトを具材にしたもの。
なんとステキに潔く、しかもおいしいレシピでござろう。
まずコンガリとしたこげ色の縞模様して焼きあがる、パンの姿がうつくしく、ツヤツヤしてて食欲そそる。
齧る前に手でつかみ、ザクッと二つに折って割る。
ほどよく熱く、ざっくりとした焦げた感触が手に伝わって、中からチーズがトロンととろけてこぼれ出す。
そして伸びます…、テロンと伸びて、細くなっても切れずに必死に堪えるさまにウットリしながら、お行儀悪くも口から出迎え、ペロリと食べる。
ドライトマトがクチャっと歯切れ、自然な甘みと酸味が口にひろがっていく。
バジルの香りがフワッと鼻から抜けていき、最後にチーズの濃厚な旨味と風味がおいしい余韻を残して消える。
そしてゴクリとラッテの泡を飲み込んで、口の中からパニーニの味はすっかりなくなるものの、ヒゲにシッカリ居座ったおいしい香りが次の一口、ねだるたのしさ。
いやはや、ハートすっかりわしづかまれた…、出会ってたちまちオキニイリ。
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ところで本日、「Fête de la Musique」の日でございます。
夏至…、つまり一年で昼が一番長い一日を音楽でお祝いしようという、フランス各地で行われる音楽祭りのコトで、それの映像が無いかしらって思って探したけど、これと言ったものがなくって、それで昨年、ブリスベンで行われた「フェテデラムジク」の動画を貼ります。
VIDEO
今日を境に昼がどんどん短くなっていく。
それを命が陰っていくようだって思うとしんみりさびしくて、けれど実りの季節に向かって熟していくんだと思うとワクワク、たのしく感じる。
そんな気持ちを音にのせ、祝う習慣…、なんてステキと思う今日。
[4回]
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