マクドナルドで朝にします。
ひさしぶりにホットドッグ。
日本マクドナルドの朝食メニューにやってきたのは何年くらい前なんだろう?
2年くらい?
それまで朝食メニューはマフィンがメイン。
今でもメニューの端っこで、借り物みたいな扱い。
なんだかちょっとかわいそう。
嫌いじゃないです。
フッカリとしたパン。
プチュンと歯切れるソーセージ。
歯ごたえ系ではない、やさしい味わい、食感のモノ。
手でちぎってもちぎれるほどのやわらかさ。
ニューヨークでもこうしたホットドッグを売り物にしているお店が結構、あります。
パパイヤキングとか、グリーンパパイヤなんていうのが代表格。
焼くのじゃなくてふかしたパン。
焼くのじゃなくてボイルで仕上げたソーセージ。
お腹いっぱいを目指すのでなく、小腹満たしに適したモノで、大抵の人が二本、三本、まとめて食べる。
冬には特にその熱々がうれしくて、そうそう、ちょうど日本の豚まんみたいな感じ。
ケチャップ、刻んだピクルスたっぷり混ぜたマスタードを添えムチュン、ムチュンと食べるとお腹があったかになる。
ハッシュブラウンとミルクを一緒でセットにします。
ミルクはミルク。
普通のミルク。
けれどマクドナルドのハッシュブラウンはなんとおいしいスペシャルな味。
塩に油に、サクッと揚がって香ばしく、芋がツルツル、スベスベしてる。
コレと一緒にベルギービールを飲んだらさぞかし旨いだろう…、って、朝から変なコト、想う。
ボクの横に体の大きなサラリーマンがやってきて、みるとソーセージマフィンとフィレオフィッシュにホットドッグにミルクがトレーにのっている。
誰か仲間がいるのかと、思ったけれどなんとモグモグ、一人で一心不乱に食べてた。
朝の食欲は体の元気…、それをこうして満たすのは働く気持ちのエネルギー。
なんだか再びお腹が空いた(笑)。
お店を出ます。
カウンターは大忙しで、誰も声をかけてはくれぬ。
お店にちょうどでたところで、通りを掃除していたお店のスタッフさんとすれ違いざまに目があった。
「ありがとうございます」って言葉を期待したのだけれど、そんな気配は一切無くて…。
ちょっと気持ちが寂しくなった。
「お店を出るまでお客様」って、サービストレーニングでは良く言う。
けれど本当はお店を出ても次の目的を見つけるまでは、そこのお店のお客様であり続けていると思うんですね。
すれ違ったあの彼女。
ボクがココのお客様であったと、あくまで過去形の人と思っていたんでしょう。
本当にステキな店をでた後は、なるべく余韻に浸りたくなる…、けれど今のマクドナルドではその思い出に浸る贅沢も許されないのネ。
ちょっと残念、なやましい。
人と人とが出会う場所としてのマクドナルドの未来を、提案した動画をちょっと貼っておきましょう。
McFriends by McDonald's from Kyoko Takeshita on Vimeo.
「Free WiFi in UK」。
つまり、英国内のマクドナルド、どこでもただでワイファイ環境がたのしめますプロジェクトの未来像のようなのですけど、店内におかれたカメラ付きのインタラクティブな端末で世界中のマクドナルドで食事する人たちとチャットができるという提案。
オモシロイかもしれません。
iPadの次の機種が噂されているように、カメラ付きであったとするなら、こうしたサービスがたしかに安価で当たり前のものになるかもしれない予感。
ただ、見知らぬ人と一緒に食事をするチャンスを得ることが、どれだけシアワセでたのしいモノかどうかが問題。
そのうち、結婚相手探しをするならマクドナルドへ…、なんて時代がくるかもしれない。
コンビニエンスストアが公共料金を払う場所になっていったように、マクドナルドもハンバーガーを売る場所だけじゃない場所にどんどんなってくのでしょう…、それはそれでオモシロかもしれない予感、どうでしょう。
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