今日は節分。昔、節分といえば豆まきだったけど、今ではすっかり恵方巻き。
豆まきは大人数じゃなきゃ盛り上がらない。しかも散らかった豆の整理が大変。けれど恵方巻きを食べるだけならひとりでできて、お腹にすべて収まって後片付けの必要もなし。今という時代にピッタリはまって人気が出たのでしょうネ。
朝ご飯を恵方巻きにする。近所の八竹で作ってもらったもので、口を満たすに充分なほどよき太さ。具材はタケノコ、三つ葉、蕗に柚子。薄焼き卵をくるんとまとめたモノとシンプル。
食感にぎやか、柚子の苦味と酸味と香りが春を告げるようなオゴチソウ。
それをパクパク、西南西の恵方をむいて一気に食べる。無病息災、いいことやって来ますよう!
ちなみに、恵方巻きを食べる風習を説明しているビデオがあります。
ただ恵方巻きって名前は実は、セブンイレブンがつけたんだっていうふうにも言われてて、それまで「丸かぶり寿司」って呼ばれていたっていう説もある。
まぁ、どちらにしても1998年からスタートし、たった15年ほどでこんなに定着した行事って、他にあるのか…、って思ったりする。オモシロイ。
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それからちょっと歩いて「ロン」って喫茶店。
石の要塞。あるいはオブジェのようにみえちゃう外観で、細く入ったスリット状の窓から外の光がやさしく入る空間。
真っ赤な革張りの椅子が並んで、白いテーブルは大理石。
喫茶店が夢、あこがれを生む場所だった。そんな時代のよき建築がこの店最大の売り物でしょう。
お店の人もユッタリ、にこやか。空気が明るく、のんびりするのにこの上もない。
ホットコーヒーをもらって飲みます。
小さなカップを熱々にして、そこに熱々のコーヒー注ぐ。だから熱々。
テーブルの上でしばらく湯気をただよわせ、若干、酸味を帯びた香りが届いてくるのが昭和的。
時間をかけてゆっくり味わう。最初は酸味。それがゆっくり甘みを帯びて、最後は苦味を強くする。味の変化もまたおいし。
それにしてもピカピカポットに小さなピッチャー。スプーンもずっしり思い洋白。灰皿の中に挽いたコーヒー豆をタップリ入れて…と、ずっと変わらずこのままあって、これからずっと同じく変わらずいてほしいと思ったりする。オキニイリ。
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