サカキノホトンブログ湘南土産

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湘南土産

湘南地方から打ち合わせにやってくる友人。

ワガママ言って、昼ご飯を買ってきてもらうコトにした。
彼もかなりの食いしん坊万歳君なんで、食べ物のコトであればたいがいのコトは聞いてくれるのであります。
さすがに行列しなくちゃ買えないものは、たのめないけど今日のお願いゴトは簡単。
その商品名を口にだしたら、「よっしゃ、まかしとき」とスパッと即答。

大船軒の「鯵の押し寿司」。
大船駅をふりだしに横浜から鎌倉界隈にお店を構える駅弁屋さんの、名物弁当。
最近は、東京のちょっとこだわりのあるスーパーマーケットなんかでも買えるようになった。
けれどやっぱり生まれた場所から電車にのって、ワザワザ東京までやってきてくれたっていうのが健気でうれしい。
それでワガママ言っちゃった。

はい、コレな…、と手渡された弁当箱。
駅弁にしてはちょっと小さめ。
でもズッシリとほどよく重たい。
カバーをとって蓋をあけると、中にギッシリ、酢漬けの鯵が波打つように並んでる。
押し寿司、と名前がついてはいるけれど、関西風の具材と酢飯を一緒に押して作ったモノとはまるで違ったここのオリジナル。
骨を頭をキレイに取った、小鯵一尾まるごとを酢飯の上でクルンとまるまる。
酢飯とご飯がほどよく一体化してはいるけど、大阪鮨のようにはミチッとくっついてはない。
鯵をはがすと四角く形作られた酢飯がコロン。
その姿形はたしかに押し寿司。
だからのネーミングなのでしょうか？
そしてその酢飯がまたまた独特で、実はご飯にあんまり味がついてない。
ほんの少しの酸味とうま味。
炊き上がり方も若干ボソッと乾いた感じの硬めご飯。
その味わいのすべてが実は、ビリッと酸味もうま味も強い上に乗ってる酢じめの鯵を引き立たせるため。
ご飯に味がついてなくても、十分、魚のうま味でおいしい。
ご飯が少々ばさついてても、鯵の脂のコッテリとした濃厚さにてきちんとバランスとれている。
酢の中で水気を失いムッチリとした食感の、青い魚のおいしいコト。
昼のお腹が喜ぶゴチソウ…、ひもじい気持ちをしのげる程度のほどよき量に感謝する。

打ち合わせをして、それから外でまた打ち合わせ。
スタバによります。

アイスショートドリップコーヒー、一杯、２９０円にて使えてしまうミーティングスペース。
ありがたいったらしょうがない。
会社の会議室で思い浮かぶアイディアと、スタバみたいな場所で降りてくるアイディアって何故だか違う。
金もうけのコトを考えなくちゃいけない…、って思い込んでしまう場所。
人をたのしませるコトを考えてみようかなぁ…、って思える場所と、場所それぞれで考えるコトの方向性を上手く使い分ければいいかもしれない。
中のコーヒーの冷たさが、手に伝わってくるその涼しさが今日はうれしい。
雨は降っても湿度が下がらぬ、蒸し暑き今日。
この後、仲間と落ち合って韓国的をたのしむ午後と相成りますです、夜更かしです。

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2010/06/21 (Mon) 食品・スイーツ・コンビニ Trackback() Comment(0)

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