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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    昼を会議弁当にする。

    6b60f490.jpgまい泉の、カツ丼弁当。
    丼状のパッケージ。
    普通の茶碗と普通の丼の、ちょうど真ん中くらいのサイズ。
    会議の途中に食べるのに、ほどよきサイズ。
    あまりお腹いっぱいにしてしまっては、頭が動かなくなっちゃいます故。
    それでほどよき丼ランチ。

    ロースかつ丼とヒレかつ丼の2種類がある。
    とんかつでそもそもおいしいのはロースを揚げたの。
    特に玉子でとじてかつ丼にするときには脂ののったロースかつ丼がおいしく感じる。
    けれどまい泉のとんかつに限っては、ロースよりもヒレが好き。
    揚げたコトを感じさせぬ、サッパリとしたパン粉の衣。
    肉をザクザク、ナイフを入れて筋を切り容赦無いほどやわらかくした肉の質感たのしむためには、脂を持たぬシットリとしたヒレの方が合ってるような気がするのです。
    だから今日はヒレかつ丼をもらって食べた。

    e6f0abe3.jpgさすがにテークアウト用のかつ丼ですな。
    玉子半熟万歳的なる時代にあって、シッカリ固めに仕上がっている。
    ほらネ…、生の玉子は危険なんだよ。
    世界的にも生で玉子を食べる国。
    しかも飲食店が無防備にも玉子を生で提供する国って、日本ぐらいしかないんだよ!
    生の肉が食べられない国も世界の少数派。
    なんだか不思議な日本の風習。
    どうにかならないモノなんだろうか?…、ってブツブツ言いつつ丼、食べる。

    こりゃ、かなり旨いです。
    フンワリとしたパン粉がゴクゴク、出汁を吸い込み、そのフンワリに拍車がかかる。
    フワフワとしたとじ玉子。
    そのフンワリと、パン粉のフンワリのどちらがどちらって分からなくなる。
    それほど全体的にフンワカ。
    しかも中のヒレ肉が、フワフワプチュンと歯切れがやさしい。
    肉自体のうま味はそんなにないのだけれど、玉子と出汁とパン粉油のうま味が一緒に口の中に広がっていく。
    シャキシャキ玉ねぎ、固めご飯とどれも正しくおいしいかつ丼。
    上にパラッと飾られたグリーンピースが、蕎麦屋のかつ丼食べてるみたいな感じにさせてくれてたのしい、おいしい、オキニイリ。

    夜にちょっと気になっていた店…、表参道にある平禄寿司のお店に来ます。
    この店…、おそらく今の日本で、一番外人客がやってくる回転寿司として有名なとこ。
    外国で販売されてる東京のガイドブックにも必ずでているお店でそれで、今日もお客様のほぼ8割が外国人…、中国人が多いです。

    heiroku.jpg外人向けの寿司の流れ方をしていますか…。
    アボカドサーモンや、穴子ロールのようないわゆるロール寿司がグルグル回る。
    軍艦巻きが多いところも特徴で、もともと西洋人は海苔が苦手。
    海外の回転寿司にはあまり海苔系寿司は用意されてない。
    けれど最近。
    韓国系や中国系の人が増え、彼等は海苔を使った寿司に抵抗がない。
    だから流すようになったんだって。

    中国系の人たちの羽振りのよいのにはビックリします。
    カウンターに置いてある写真入りのメニューを指差し次々、注文していくのだけどそのほとんどが300円以上のネタで、大トロ、イクラ、あるいはブリや車海老。
    値段なんか気にせず気になるモノを次々、たのんで食べる。
    たのんだ料理は食べる前に必ず画像を撮っている。
    聞いたらブログにアップするという。
    こうしてますます、海外のお客様がやってくるようになるんでしょう。

    2a6e6783.jpgただこのお店。
    クオリティーはかなり気になる。
    ネタの良いモノ、悪いモノの差が激しくて魚はグッド。
    けれど貝はノーグッド。
    特に安いお皿はどれもガッカリ、高いお皿はなかなかなモノ。
    例えばウニは涙が出るほどおいしくて、タップリわさびをのっけているのにそれが辛く感じぬほどのネットリとした濃厚風味。
    おいしいモノを食べたけりゃお金をもってきなさいヨ…、って割りきってくればいいのでしょうネ。
    それもまたよし…、って言う感じ。

    ちなみに平禄寿司の前身は元禄寿司の一部加盟店。
    実はボクが生まれてはじめて仕事でアメリカに呼ばれていって、通訳デビューを果たした相手が元禄寿司の方々でした。
    緊張したけどなんとかこなせて、けれど外食独特の専門用語に慣れてなくってもっと勉強しなくっちゃ…、とモティベーションを上げてくれたアリガタイ旅、そのチャンス。
    作ってくれた彼等の今がこんな具合でなんだか時代の流れを感じる…、心にそっと鍵をする。



    関連ランキング:回転寿司 | 表参道駅明治神宮前駅原宿駅

     

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    ■ コメント一覧
    元禄寿司なつかしい
    平禄寿司、若かった頃から一番なじみのある、まわるお寿司です。
    最近は、安いんだか高いんだか、どっちにもならない
    中途半端なイメージで、サカキさんがおっしゃるように
    安いのは???、高いとおいしい、という風になってしまいました。
    ざんねんながら、足が遠のいています。
    じつは夕べ、ひとりで鮨勘にいき、6皿たべて2千円という
    プチぜいたくを味わってまいりました。
    そうなんです、最近は「鮨勘」派になってしまいました・・・
    ひろこっぴさん / 2011/11/29(Tue) /
    鮨勘
    > ひろこっぴさん
    回転寿司の進化は行き着くところまできちゃったような気がします。
    やってる人たちは大変だろうなぁ…、使い手としては選択肢が増えてありがたいのだけれど。
    数多くの回転寿司を知っているより、馴染みの寿司屋さんを一軒もつこと。
    その方が本当の節約になるんじゃないかと思います。
    鮨勘。
    粋です!
    サカキシンイチロウさん / 2011/11/29(Tue) /
    無題
    フランス人たちはサーモンが食べたいのにちっとも出てこないことにびっくりしているようです。寿司といえばマグロとサケですから、私はサカキさんに言われたとおり今日のお昼は羊シャブシャブにしました。夜は東四十条の有名北京ダック店に行きましたがサーヴィスが行き届いていて驚きました。10人で行ったのですが一通り注文が終わってお勘定書を見せられて、予算通りか確認してくれとのこと。街自体も4年前とは大違い、五輪を境にこうまで変わるとは驚きです。こちらではツイッターが使えないので書き込んでみました。また。
    ぱたぽんさん / 2011/11/30(Wed) /
    無題
    こちらのブログ、昔からのファンで楽しみにしていました。最近いやなことが続いて本来大好きなタベモノ作りも、美味しいものを楽しむことさえ放置していたのですが、再度こちらを訪れて改めてちょっと元気を頂きました!お体大切に。更新楽しみに(海外なもんでお寿司ネタとか日本洋食モノとか大好き)してますね。ありがとうございます。
    Michikoさん / 2011/11/30(Wed) /
    風邪などひかれませんよう
    > ぱたぽんさん
    北京。
    そんなにかわりましたか。
    なにより中国のレストランにいって、サービスを意識させてくれることそのものが驚きの変化。
    国際化って、こういうステキなコトを起こすのでしょうね。
    お風邪などめされませんよう。
    またの書き込み、お待ちしております。
    ありがとうございました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/11/30(Wed) /
    毎日のコトですから!
    > Michikoさん
    はじめまして。
    そして書き込み、ありがとうございます。
    食べることって毎日のコト。
    だからこそ大切にしたいって思いますよね。
    ボクもときおり、食べることを考えるのも嫌になってしまうことがあります。
    でもそんなときほど、ワザワザオキニイリのお店にいったり、手間のかかる料理を作ったりします。
    生きているって実感が不思議とそれで湧いてきたりします。
    ゴキゲンに食事はゴキゲンな気持ちづくりのエネルギー。
    そう思って一緒にがんばりましょうね。
    サカキシンイチロウさん / 2011/11/30(Wed) /
    平禄寿司
     繁華街でゲームセンターの店員の仕事をしていた時に人生初めて身銭を切って寿司を食べに行ったお店です。…と大仰に言えることなのかどうか悩むところですが。未だに回らない御寿司屋さんには怖くて入ることができません。いい大人なはずなんですけどねぇ。
     しばらくは「御寿司ってぇのは江戸の昔からファストフードで回転すしこそがその正統の末裔なんだよ」と自分を誤魔化しながら臆せずお店に飛び込めるよう胆力を磨きたいと思います。

     そんなにおっかない所ではないと思いたいんですがねぇ……。
    Wordsworthさん / 2011/11/30(Wed) /
    寿司とそば
    > Wordsworthさん
    江戸時代。
    寿司は屋台で食べる庶民の食べ物。
    蕎麦はジックリ時間をかけて食べるお大尽の食べ物だったといわれています。
    いつの間にか寿司だけなんだか偉そうになり、回転寿司まで高級回転寿司のようなお店ができるようになっちゃった。
    東京には回らずそれでも安い正直な寿司屋が結構あったりします。
    今度、お江戸の空の下でお目にかかる機会があれば、ぜひ、ご一緒に!
    サカキシンイチロウさん / 2011/11/30(Wed) /
    無題
    女性ひとりでお寿司を食べるのってどうしたら良いのでしょう。なんだか間がもてなそうもない。でも平禄寿司には入れます。
    ひとり蕎麦屋酒も果たせていません。おばさんになったら自然とできるかと思っていたのに、まだまだです。
    うりさん / 2011/11/30(Wed) /
    女性一人
    > うりさん
    寿司屋、うなぎ屋、蕎麦屋に天ぷら屋。
    「屋」がつく専門店はどうしても男性向けにできているように感じますよね。
    女性がオーナーのそうしたお店を探していくのもいいかもしれませんね。
    ちなみに、銀座には「国定」という女性がふたりで経営している蕎麦屋さんがあって、スイーツがおいしかったりする。
    けれどシッカリした江戸前の蕎麦。
    ちょっと覗いてみられるといいかもしれません。
    サカキシンイチロウさん / 2011/11/30(Wed) /
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