昼を会議弁当にする。
まい泉の、カツ丼弁当。
丼状のパッケージ。
普通の茶碗と普通の丼の、ちょうど真ん中くらいのサイズ。
会議の途中に食べるのに、ほどよきサイズ。
あまりお腹いっぱいにしてしまっては、頭が動かなくなっちゃいます故。
それでほどよき丼ランチ。
ロースかつ丼とヒレかつ丼の2種類がある。
とんかつでそもそもおいしいのはロースを揚げたの。
特に玉子でとじてかつ丼にするときには脂ののったロースかつ丼がおいしく感じる。
けれどまい泉のとんかつに限っては、ロースよりもヒレが好き。
揚げたコトを感じさせぬ、サッパリとしたパン粉の衣。
肉をザクザク、ナイフを入れて筋を切り容赦無いほどやわらかくした肉の質感たのしむためには、脂を持たぬシットリとしたヒレの方が合ってるような気がするのです。
だから今日はヒレかつ丼をもらって食べた。
さすがにテークアウト用のかつ丼ですな。
玉子半熟万歳的なる時代にあって、シッカリ固めに仕上がっている。
ほらネ…、生の玉子は危険なんだよ。
世界的にも生で玉子を食べる国。
しかも飲食店が無防備にも玉子を生で提供する国って、日本ぐらいしかないんだよ!
生の肉が食べられない国も世界の少数派。
なんだか不思議な日本の風習。
どうにかならないモノなんだろうか?…、ってブツブツ言いつつ丼、食べる。
こりゃ、かなり旨いです。
フンワリとしたパン粉がゴクゴク、出汁を吸い込み、そのフンワリに拍車がかかる。
フワフワとしたとじ玉子。
そのフンワリと、パン粉のフンワリのどちらがどちらって分からなくなる。
それほど全体的にフンワカ。
しかも中のヒレ肉が、フワフワプチュンと歯切れがやさしい。
肉自体のうま味はそんなにないのだけれど、玉子と出汁とパン粉油のうま味が一緒に口の中に広がっていく。
シャキシャキ玉ねぎ、固めご飯とどれも正しくおいしいかつ丼。
上にパラッと飾られたグリーンピースが、蕎麦屋のかつ丼食べてるみたいな感じにさせてくれてたのしい、おいしい、オキニイリ。
夜にちょっと気になっていた店…、表参道にある平禄寿司のお店に来ます。
この店…、おそらく今の日本で、一番外人客がやってくる回転寿司として有名なとこ。
外国で販売されてる東京のガイドブックにも必ずでているお店でそれで、今日もお客様のほぼ8割が外国人…、中国人が多いです。
外人向けの寿司の流れ方をしていますか…。
アボカドサーモンや、穴子ロールのようないわゆるロール寿司がグルグル回る。
軍艦巻きが多いところも特徴で、もともと西洋人は海苔が苦手。
海外の回転寿司にはあまり海苔系寿司は用意されてない。
けれど最近。
韓国系や中国系の人が増え、彼等は海苔を使った寿司に抵抗がない。
だから流すようになったんだって。
中国系の人たちの羽振りのよいのにはビックリします。
カウンターに置いてある写真入りのメニューを指差し次々、注文していくのだけどそのほとんどが300円以上のネタで、大トロ、イクラ、あるいはブリや車海老。
値段なんか気にせず気になるモノを次々、たのんで食べる。
たのんだ料理は食べる前に必ず画像を撮っている。
聞いたらブログにアップするという。
こうしてますます、海外のお客様がやってくるようになるんでしょう。
ただこのお店。
クオリティーはかなり気になる。
ネタの良いモノ、悪いモノの差が激しくて魚はグッド。
けれど貝はノーグッド。
特に安いお皿はどれもガッカリ、高いお皿はなかなかなモノ。
例えばウニは涙が出るほどおいしくて、タップリわさびをのっけているのにそれが辛く感じぬほどのネットリとした濃厚風味。
おいしいモノを食べたけりゃお金をもってきなさいヨ…、って割りきってくればいいのでしょうネ。
それもまたよし…、って言う感じ。
ちなみに平禄寿司の前身は元禄寿司の一部加盟店。
実はボクが生まれてはじめて仕事でアメリカに呼ばれていって、通訳デビューを果たした相手が元禄寿司の方々でした。
緊張したけどなんとかこなせて、けれど外食独特の専門用語に慣れてなくってもっと勉強しなくっちゃ…、とモティベーションを上げてくれたアリガタイ旅、そのチャンス。
作ってくれた彼等の今がこんな具合でなんだか時代の流れを感じる…、心にそっと鍵をする。
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