朝を赤坂見附でとります。
「エスプレッサメンテ・イリー」で朝。
セルフコーヒーの専門店の朝食としては、かなり上等。
値段もちょっと上等だけど、それだけの価値があるのがステキなところで、いつもはスクランブルエッグがついた朝食セットをたのんで食べる。
トロンとなめらかな玉子の食感。
ボローニャハムにマヨネーズをたっぷりくわえた厚焼トーストのポッテリとした味わいがなかなかによくてオキニイリ。
今日もそれにしようかなぁ…、と最初は思った。
というか、ココしばらくはメニューもみないでそれをたのんでいたのです。
ほぼはじめてですか…、メニューをみたの。
そしたらトーストサンドがメインのセットがあったのですネ。
知らなかった(笑)。
それにする。
ショーケースの中に入ってるサンドイッチが3種類。
その中から2種類えらべるっていうのが、気持ちをくすぐる。
ハムとチーズのサンドイッチ。
それにスモークサーモンとほうれん草のサンドイッチのふたつを選んで、それと一緒にカプチーノ…、今日の朝のひとそろえ。
相変わらずココのサラダはシッカリしてる。
パリパリレタス。
トマトは甘くて、水っぽくない適度な固さ。
チーズ風味のドレッシングが、イタリア味っていう感じ。
サンドイッチは当たり!でござった。
パンがおいしい。
ゴマがプチプチはぜる食感たのしくてムッチリしたパン生地に軽快にして賑やかな歯ざわりくれる。
かなりミッチリとした細かな生地で、歯ごたえ頑丈。
甘み控え目でアメリカのサンドイッチブレッドみたいな食感がある。
かなり好き。
しかもそれをトーストしていて、甘い香りとサクサクとした表面の砕ける歯ざわり。
なかなかゴージャス。
ハムのサンドイッチはチーズがタップリ。
トーストされてそれがとろけて、ムッチリとしたハムの食感を一層、まったり歯にからみつくような食べ応え感。
ほうれん草とスモークサーモンのサンドイッチは、見事な一品。
キッシュなんかでもこの組み合わせは抜群ですから、おいしくならないのがおかしいくらい。
クリームチーズをタップリ塗って、固めに茹でたほうれん草。
それがシャキッと前歯をくすぐる。
スモークサーモンの魚の脂の香りが、切ないくらいに鼻をくすぐる。
サンドイッチというよりも、フランス料理のオードブル。
コーヒーじゃなく、これはワインのお供だなぁ…、って思いながらもハフハフ食べる。
ゴマがプチプチ、はじけて朝の健康的をよそおった。
このお店。
お客様の目と鼻の先でラッテアートを作ってくれる。
エスプレッソの上にミルク。
トントンタンタン、沸騰させたミルクを入れたステンレスのピッチャーをカウンターの上に叩きつけつつ泡を出し、サーッとカップの半分くらいのとこまでやさしく注ぐ。
それからタプンタプンとリズムをつけて、泡を上にのっけつつカップを引いたり押したりすると、あっという間にハートの模様がカップに浮かぶ。
カップになみなみ。
溢れること無く、運ぶ途中にもこわれない。
ズズッとカップの縁からすする。
泡が縁にひっぱられ、ハートの模様がちょっとビヨンと伸びていく。
けれど決してこわれない。
ミルクの甘みをタップリ含んだおいしい泡を飲み込みジュブジュブ、上顎つかって潰して味わう。
エスプレッソの香りがホワッと漂ってきて苦味を残す。
砂糖が入ってるんじゃないかと思うほどに甘くて、風味も豊か。
ふうふうせずともそのまま飲める、ほどよい熱さもプロの仕業と感じ入る。
「cappuccino」ってこの言葉。
もともと西洋のお坊様が着ているフード付きのマントのことを「カプッチョ」っていい、帽子をかぶったように見えるこの飲み物に、その名をつけた…、ってコトらしい。
アメリカのスタバにいって、カプチーノをたのむとお店の人が「ショート・キャップ」っていってオーダー通す。
カプチーノの省略形でキャップという、キャップは帽子でありまして、語源正しい言葉の流用…、なんだかちょっとオモシロイ。
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