サカキノホトンブログプロント！

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プロント！

夜、打ち合わせがいくつかあって、だから早めにちょっとお腹に入れておこう。

そう思ってプロントに来た。
サントリー系列のファストフードのチェーン店。
もともと昼はコーヒー、夜はバー。
二毛作店舗の走りといわれて、喫茶店部分はＵＣＣ、バー部分をサントリーが担当をして店を作ってた。
カウンターの後ろの壁が時間帯で移動して、夜はコーヒーマシンを隠してバックバーにしつらえる。
そんな工夫もしていたりした。
今では全部、サントリー。
カフェタイムとバータイムってザックリとした区別はあるけど昼もお酒を飲もうと思えば飲める一方、夜もコーヒーだけでもＯＫ。
時間帯別二毛作じゃなく、同時並行二毛作っていう感じ。

その方が便利ですから。
特に東京のような街では、普通の人の朝が夜のような人がいたり、その逆の生活スタイルをもってる人がいたりする。
ボクなんて、夜に朝ご飯が食べたくってしょうがなくなるコトがかなりの頻度であったりして、世間一般のタイムゾーンを押し付けられると窮屈感じるコトもある。

スパゲティーを食べてみます。
かつてパンにこだわっていたプロントも今の売り物はこのスパゲッティ。
しかも喫茶店的な品揃えじゃなくって、イタリアンレストランのパスタっぽさをかなり濃厚にただよわせている本格的なラインアップ。
前からかなり気になっていて、それでちょっと試してみます。

小エビとマスカルポーネのトマトクリームフェトチーネ。
季節の限定パスタのひとつ。
通常メニューは６００円だいからあるのだけれど、これは８５０円。
いまどきかなりの高額商品。
待つかと思えばかなりあっという間にできてくる。
クルンとフォークで巻きとって、食べてみますれば、おやまぁ…、おいしい。

ソース自体は麺との絡みが良いように、かなりタップリ、水気の多い仕上がりなんだけどマスカルポーネをとかしつつ麺にキチンとからめていくと程よき濃度ができてくる。
エビの風味とトマトの酸味にうま味がしっかりバランスとれたソース自体がまず旨い。
エビもプリプリ、味わい豊か。

なにより感心したのがパスタ。
ちょっと厚めの平打ちで、ムッチリとしたほどよき粘りと顎にたのしい見事な歯ごたえ。
生麺独特の歯にまとわりつくような肉感的な味わいで、ならばうどんのようなモチモチ感があるかといえば、そこはスキッと歯切れがよくてたしかにパスタ。
細かなよじれが麺にはあって、だからソースの絡みも良い。
こりゃ伏兵です…、こんなところにこんなに手軽でおいしいパスタがあった。
これはちょっとはまりそう。

一緒に飲んだにんじんジュース。
期間限定という「赤ニンジンジュース」ってボトルに入ったモノなんだけど、これがまたたまた美味しかった。
ジュース自体はサラッとしてて、ニンジンの匂いがホワンと鼻から抜ける。
しかも、甘い。
これがニンジン？って、ビックリするほど甘くてけれど自然な甘さにゴクゴク、思わず飲んでしまう。
負担にならぬ甘みとうま味に、体がよろこぶような感覚。
摩り下ろしたリンゴの繊維がホツホツ、舌にさわってそれが「野菜を飲んでる」って気持ちにさせてもらえてたのしい。
一口ごとに元気がもらえる、夜の仕事にたちむかう明るい勇気が湧いてくる。

おもしろいのがこのお店。
男子と女子がほぼ半々で、男子はほとんどが中年以上、女子はアラサー。
喫煙席があることと、夜はアルコールが充実しているというイメージが、男性客を呼び込む結果になってるんでしょう。
男はみんなタバコを吸うかあるいはテーブルに突っ伏すようにして今日一日の反省会を寝ながらしてる（笑）。
女子はパスタを背筋を伸ばして食べているという、日本の外食シーンの縮図をみるようでなんだかちょっと笑ったりする。

仕事を終えて、家に帰って軽くお夜食。

仕事場でもらって帰ってきたお寿司。
志乃多の折り詰めでございます。

折り詰めっていうこの物体。
ただのお弁当とか、テイクアウトのモノとは違った、お行儀良さを持っている。
ピタッピタッと四隅がキレイに揃ってる。
しわひとつなくスパッと見事に包み込まれた中の料理がなんだか凛々しく感じる姿。
「折り目正しい詰め合わせ」。
それで「折り詰め」なんじゃないかと思わせるほどにうつくしい。

志乃多の名物のおいなりさん。
甘くてシットリ。
しかも歯ごたえドッシリとしたここ独特のお稲荷さんで包み込まれた酸っぱめのしゃり。
お稲荷さんが甘い分、酢飯はサッパリ。
しかも中には刻んだ酢バスが混ぜ込まれていて、それがシャキシャキ、歯に心地よい。

それに細巻き。
お新香巻きにかっぱ巻き。
それにかんぴょう巻きが揃ってて、全部で４種の四種盛り。
コツコツとしてみずみずしいかっぱはボクの大好物。
クチュっと奥歯で潰れるかんぴょう。
甘辛くってしかもかなりの香ばしさ。
カラメルソースで風味をつけたのじゃないかしら？って思えるほどの味わい深さ。
まとめモノしてお休みしましょう…、まだまだ夜は寒い夜。

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2011/02/15 (Tue) 食品・スイーツ・コンビニ Trackback() Comment(0)

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