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ハカナイゴチソウ

マシュマロ。

半分好きで、半分嫌い。
舌にのせた瞬間に、ジュワッととけてトロトロになる、あの食感はかなり好き。
なのだけれど、口に入れる直前のムチュッとしたつかみどころのない食感がどうにも苦手。
焼いたマシュマロはだから好き。
ココアにのせるマシュマロも好き。
森永のエンゼルパイには一時期ハマってしまったことがある。
エンゼル体操もほぼ完全にマスターするほどの気の入りようで、一日一個のエンゼルパイにミルクというのがルールになってしたほどだった。
けれど、それも遠い昔の話。
そのまま食べるマシュマロは昔っからのかなりの苦手で、だからほとんど手をださない。

なのだけど、これ。
ローストココナツをタップリまぶしたぽってりマシュマロ。
これは好き。

噛んだ直後に、歯にココナツのたしかな食感。
ジャリッ。
コツッ。
コリッ。
サクサク。
しかも焼いたココナツの香ばしい匂いがあって、まるで焚き火で焼き上げて周りを固めたマシュマロみたいな食感がある。

一口分を舌にのっけて、しばらくするとジュワッとマシュマロ。
水気を含んで、ユッタリ、とろけて消えてゆく。
溶けながら、舌の上の水分をマシュマロがしっかりつかまえて泡がはじけるようにプチプチはぜる。
まるで小さなたくさんの手が、舌の上に爪たてながらひっかくような、そんな食感。
くすぐったくって、しかも甘くて、たのしくて。

最後に舌に残るのは、ローストココナッツの粒粒ばかり。
それをガリッとかじっておしまい。
はかないご馳走。
オキニイリ。

一緒にアイスコーヒーを飲む。

ドトールコーヒーでエスプレッソを買ってきて、家でアイスコーヒーに作りかえてやる。
大きなグラスに氷をタップリ。
コンビニで買ってきたクリスタルアイスを流水で丁寧に洗った、スベスベ氷をタップリ入れてそこにエスプレッソを注いで冷ます。
氷は洗って表面の氷の破片や凍った水蒸気をきれいさっぱり取り除いた方が溶けない。
つまり中の飲みものを薄めない。
ちょっと一手間。
ミネラルウォーターでグラスを満たしてできあがり。

角をなくしたなめらかな氷がカラカラ、グラスを叩く。
グラスに貼り付く細かな水滴。
味も不思議とやわらかで、チェーンストアのコーヒーもひと味違った上等な味に様変わり。
スキッと喉がやさしくなった。
オゴチソウ。

ところでちょっとステキな画像を発見します。

画像共有のwebサービス「Flickr」。
その中に、同じテーマの写真ばかりを投稿するサービスがあって、その中におもしろいグループがある。

「Looking Into the Past」。

昔の写真を現在の風景に重ね合わせて撮影した写真ばかりが投稿されてる。
街は新陳代謝をしながら絶えず変化する生き物で、でもいろんなところに昔の名残りや街の骨格が残っていたりするもので、そんな場所に昔の写真をすかしてパシャリ。
かつては噴水があった場所が今ではただの広場になってたり、今は車道に昔は電車が走っていたりと、まるでそこだけ時間のひずみがぽっかり穴をあけてしまった不思議な気持ちになる写真。

オモシロい。
特に人が写り込んでいる写真なんか、時の流れの中にいてボクら人間の儚さを感じさせる切なさすらある。

松山時代のボク。
両親が商売で忙しかったこともあり、ほとんど写真が残っていない。
けれど数枚。
そのほとんどが父がやってたレストランの店先でとった写真で、その店は父の事業の失敗と共に整理されて今はない。
けれどお店の建物だけは今も健在。
余裕ができたら、こんな写真を撮りに行くのもいいかなぁ…、ってそんなことを思ったりする。

昔がちょっと、なつかしい。

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2009/09/01 (Tue) 食品・スイーツ・コンビニ Trackback() Comment(6)

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エンゼルパイ

懐かしくて調べてみたら・・・
エンゼルパイってまだまだ現役で売られているんですね！
前も友人達と「ビエネッタ」っていうアイスケーキがあったねぇ。
なんて盛り上がっていたら。
これまた現役！　すごいぞ森永。

焼きマシュマロといえばスモアですが構成品としてはエンゼルパイと同じですね。
こんなスモアメーカーはいかがでしょう
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090522/1026412/

れきさん / 2009/09/01(Tue) /

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焼きマシュマロ

初めてアメリカに行って、ホストファミリーと平日の夕方に！バーベキューに行き、
マシュマロを焼くと聞いた時には目が点になりました。
これがおいしくてまたびっくり。
今思えばホストマザーはスモアって言ってた気がします、謎が解けました。
近所の公園で月に３回冒険遊び場が開催されるのですが、これからの季節は焚き火ありで、
焼きマシュマロや焼き芋が出来ます。

あーたさん / 2009/09/02(Wed) /

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ビエネッタ！

> れきさん
ビエネッタ。
チョコとバニラアイスクリームが層をなす、スイーツなご馳走。
まだあるんですね。
スゴい、スゴい。

それにしてもハーシーズのスモアメーカー。
なんてかわいい。
駄目です。
探しまわっちゃいそうです。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/02(Wed) /

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スモア

> あーたさん
ボクはマシュマロを串に刺してたき火にくべ、表面こんがりしたのをホットチョコレートにのっけて飲むのが大好きなんです。
体もあったまるたき火がうれしい季節のたのしみ。
そういえば長らく、たき火にあたってないなぁ…、って思いました。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/02(Wed) /

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無題

昔がなつかしい、と言えば、日本人はゲーム好きだなぁ・・・。とつくづく思います（私のブログにもこの事について書いてたりしますが）。それこそインベーダーゲームに始まり、（スーパー）ファミコンが登場し、今やニンテンドーDSやらWiiやらPSPやらが発売されたせいか、大人も子供もゲーム三昧！！な気がしてなりませんね。スーツ姿のサラリーマンがDS片手に電車に乗っている・・・という光景、今や珍しくもなくなりましたし・・・。それでつい最近、たまらず私も初めてDSを購入しましたが、外に持ち出すのは「オトナとして」どうかと思い、自宅でのみ使用しています。特に私の親、携帯電話すら人前で使い過ぎるのはマナーに反してはしたない、と言いますからね・・・。確かに最もだなと思いますね。

りりこりあさん / 2009/09/02(Wed) / URL

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外ゲーム

> りりこりあさん
ボクも一時期ゲームにはまりました。
とはいえ、やっぱり大人にとってのゲームは「ひっそり隠れてやるもの」って感じが今でもします。
DSやPSPを持ってはいますけれど、もっぱら家でしか使わない（笑）。
お外ゲームもおこちゃまの専売特許…、って思います。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/02(Wed) /

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