サカキノホトンブログサーティーワンのスイカキャンディー

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

サーティーワンのスイカキャンディー

昼、近所で蕎麦。
天重ともりそばのセットを食べる。

ここではずっとこれを食べてて、けれど先日、カツ重ともりそばのセットをはじめて食べた。
その日は「肉」な気分だったのでそれはそれで満足したけど、やっぱりもりそばと一緒に食べてしっくりくるのは、カツ重じゃなくて天重ですネ。
見ようによってはこの料理。
天せいろ＋タレかけご飯のように思えぬこともなく、そばと一緒に寄り添っていてとても自然で居心地よさげ。
納得いたす。
堪能す。

ところでボクがちょうどこれを食べ始めた頃、講道館からの帰りでしょうか？
ガッチリとした歳の頃、25、6の三人連れの男の子が来た。
メニューも見ずに、一言「カツ丼」。
残りの二人も「ボクも」「ボクも」で注文まとまりお店の人は厨房へ、そのオーダーを通します。
すると「ごめんなさい、カツ丼、ちょっと時間がかかっちゃいますけれど」と断り入る。
その三人。
顔を見合わせて「ラッキーだなぁ、今日のカツ丼は揚げたてカツだぞ」って笑顔になって、「待ってますから、おいしいの作ってください」ってそう言った。
厨房の中から、再び声が。
「もしよかったら大盛りサービスしますけど！」
その三人。
おおっ、て歓声を軽くあげ、よろしくお願いいたします…、って。

もりもりご飯がたべられるコト。
いいことだなぁ…、って思います。
しかもご機嫌な気持ちでもりもりご飯が食べられるって、ますますいいコト。
アンラッキーをラッキーと思う気持ちが本当のラッキーを連れてくるのでありましょう。
なんだかボクもニッコリとなる。

そうして仕事。
打ち合わせ。

ちょっと、疲れ気味なのでありましょうか？
甘いものが恋しくなって、仕事の途中でこれを買う。

サーティーワンアイスクリームフレーバーのシュガーレスのキャンディードロップ。

お店でみつけると、どうにもこうにも我慢できずに買ってしまう。
サーティーワン世代…、でありますから。

彼らがアメリカからやってきたとき。
アイスクリームだけの専門店ができるなんて、誰も思いもよらなかった。
お菓子屋さんに置かれてた、アイスショーケースに入るだけ程度のバリエーション。
高級なアイスクリームといえば、レディーボーデン。
それもバニラにチョコにイチゴくらいしか思い浮かばぬほどの、そんな時代に３１種類ものアイスクリームがズラッと並んだお店ができた。
…、のでありましたから、もうボクにとってはアイス天国みたいな場所だった。
それでこれ。
思わずこれ。
無条件で手が伸びていた。

ベリー風味。
グリーンアップル。
それからスイカ。
他にも何種類かの組み合わせのが売られてた。
このシャーベットフレーバーじゃなく、クリーミーなアイスクリームタイプのキャンディーアソートもあった中で、どうしてもこれ。
そう決心をした決め手がスイカフレーバー。

どうにもこうにも、スイカ味のお菓子が好きであります。
なぜかしら…。

外袋を開けた瞬間に、もうキャンディーのにおいがします。
甘酸っぱいおいしいにおい。
小分けにされた色とりどりを光にすかして中をみる。
迷わず、ウォーターメロンフレーバー。
緑色の一個をとって、破って食べる。
スイカのにおい。
味はといえば、ちょっと酸っぱいベリーな風味。
ニッコリとなる。

口にキャンディーを含んだまま、ソーダを飲む。
ブクブク、細かな泡がキャンディーの周りから湧き上がってくる感覚。
それが舌にからんで、シュワシュワ、おいしい音をたてつつ、香りと一緒に消えてゆく。
口の中でスイカ味のソーダ水ができるたのしさ。
カラカラ、ペロペロ、たのしんだ。

[0回]