今日という日は手づかみできる料理に縁がある金曜日。
新宿でリフレッシュメントをとりましょうか…、と友人と一緒にブラブラ、コーヒーじゃないお腹や体をスッキリさせる冷たい飲み物飲みたいねぇと、探した先にあったココ。
新宿駅の南口にあるディーンアンドデルーカのカフェでジュワッとミントジュレップソーダで喉と気持ちを潤すコトにした。
たのむとカップにミントを入れて、マドラーの先でトントンつついて軽く潰して香りを出させる…、そこにライムをギュギュッと搾り、トニックウォーターを注いで、あいた部分をシャリシャリ氷で埋めて冷たくしてゴクリ。
苦味と甘味。
そして酸味が次々、舌を撫で回し、細かな泡が口のすみずみつねって消える。
大人の夏の、まさにこれがリフレッシュメント。
お供にサンドイッチをつまんでしまう。
そんな予定はなかったのだけど、ショーケースの中に見事なクラブハウスサンドイッチを見つけてそれで。
英国出身のサンドイッチ。
お茶のお供だった料理が、アメリカという新天地にて口を大きく開いて頬張る、お腹いっぱいのための料理になった。
三段重ねで、ボリュームたっぷり、具材豊富でかつてホテルのコーヒーショップの花形料理だったんだけど手間がかかって嫌われる。
だからメニューに加えるお店がどんどん減ってきている、そんな中。
あまりに素性正しく、しかも見事にうつくしい。
透明な箱に入ったサンドイッチに出会ってそれで我慢できずに買って味わう。
空気をタップリ含んだ胚芽パンをこんがり焼いたトーストでグリルドベーコン、ローストチキン、ロメインレタスにトマトをはさむ。
チーズの代わりにチーズソースで風味を整え、ピリッとフレンチマスタードで味をキリッとひきしめる。
崩れぬように刺した爪楊枝でピクルスをくわえて、教科書的なる見事な出来栄え。
分厚いローストチキンがムッチリ、噛むとトロンとパンと一緒にとろけてく…、ゴクリとヴァージンモヒートのような飲み物飲んでお腹に流しこむ。
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ところで沖縄からきた友人がお土産に…、って持ってきてくれたお菓子にウットリ。
「謝花きっぱん店」という琉球菓子の名店の菓子。
きっぱんっていうのは、みかんを砂糖漬けにしたもので沖縄風のオレンジピールのような味わい。
白い砂糖が粉をふく、口に含むとホロッと砂糖が溶けてみかんの香りが広がる。
上品で、爽やかで、甘くてココロの疲れがほぐれるような味わい深い上等なお菓子。
しかも今年は原料の、みかんが去年の台風で不作のために6月5日で発売休止…、その直前の貴重なモノを、もらってニッコリ。
それと一緒につめあわされてる「冬瓜漬」というお菓子。
これははじめていただくモノで、冬瓜を砂糖でクツクツ煮込んで甘みを含めたのを乾燥させて砂糖の粉をふかせて作る。
表面カリッと乾いてる…、しかし中はみずみずしくて、小さく切って口に含んで溶かしながら味わってみる。
冬瓜自体に味や風味がないので砂糖の、甘みと香りがただ純粋に口の中で広がっていく。
それからお茶を口に含むと、口の中がやさしくスキッとしてくるシアワセ…、沖縄の風が口から吹いてくる、そんな気持ちにうっとりしました、午後のコト。
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