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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    表参道のCICADAでランチ。
    d56ce76a.jpeg2週間ほど前にやってきて、もうどうにもこうにも友人たちと一緒に来たくて、それで予約をしようと思った。
    「12月30日もやってらっしゃる?」。
    テーブル担当の女性スタッフにそう聞いたことからはじまった、その一連のやりとりがあまりに見事で、ボクはたちまちファンになる。
    そのスタッフのファンであると同時に、こんなステキな経験を「創造できる装置」としての店そのもののファンにもなった。

    512fff83.jpeg夜は1テーブルだけご用意できます。
    ただ8時半には次の予約をちょうだいしておりますので、ちょっとせわしないかもしれません。
    お昼でしたら、好きなお時間に、好きなテーブルをお選びいただけますけれど…、と。
    ならば昼。
    どのテーブルにしようかなぁ…、と迷っていたら、ストアツアーをしませんか?って。
    お店のすみずみを彼女と一緒に見て回り、どのテーブルがいいかを選ぶ。
    すばらしいのが、テーブルによって使い勝手や楽しみ方が変わるだろうなぁ…、と思える多彩なテーブルが用意されてる。
    明るさ。
    大きさ。
    椅子の並び方。
    座ったときの景色が違って、気持ちにあわせて選べるのです。
    そのときの使い勝手にあわせて店を誂えられる。
    そんなステキに、今日という日をワクワクしながら待っていた。

    右手にテラス。
    その反対側にワインセラーを眺めつつ、お店の気配のほとんど全部を感じるコトができるテーブル。
    ほどよいサイズの四角いテーブル。
    みんなが仲良くなれる場所…、それが今日のボクらの食卓。
    担当のサービススタッフもこの前の人がスタンバイしてくれていて、二回目にしておなじみさんの気分を十分、味わえる。
    a4cf03fa.jpegまずは前菜料理をいくつか。
    モロッコ風のクラブケーキと小さなイカに詰め物をしてグリルしたもの。
    蟹の身をほぐしてそれをケーキ状にまとめてパン粉をはたき、浅いフライパンで揚げるようにして焼きあげる。
    アメリカのレストランの前菜料理の定番のひとつ。
    4名様でとりわけ易いようにお作りしましょうかってやってきたのが、このプレゼンテーション…、小さなお皿に一人前ずつじゃなくて大きなお皿にどっさり。
    テーブルの上で取り分けるという、このスタイルがカジュアルでいい。

    c8551675.jpeg緑のソースはコリアンダーとクミンシードをタップリ使ったエキゾチックな味わいで、アメリカ料理であるはずなのに、地球を半周。
    地中海の南っ側まで飛んできました。
    …、ってそんな感じの料理になっているのがオモシロイ。

    小さなイカのお腹の中に詰まっているのはプロシュート。
    それから刻んだきのこをタップリ。
    表面焦がしてコンガリやけて、プルンとイカの食感なめらか。
    噛むとプチュンと中からうま味タップリ。
    味わい深い詰め物飛び出し、口に広がりちらかっていく。
    おいしい上に、食感たのしく一口ごとにお腹が空いて食欲がわく。

    そしてメインのタジン鍋。
    今でこそ普通に知られる調理器具。
    シリコンウェアのモノさえあるようになったけれど10年以上前からココでは使ってた。
    北アフリカを起源にもつ鍋。
    水が少ない地域にあって、水を使わず煮炊きする。
    必要から生まれた調理器具なんでしょう…、とんがり頭の蓋の中で蒸気が上がってそれが冷やされポタリポタリと水滴になり素材に落ちる。
    落ちた水滴が再び蒸気になって冷やされ水になり、素材に熱を入れていく。
    9c0cb910.jpegタップリの野菜と肉、あるいは魚を鍋に入れコトコト煮込んで出来上がりという、この鍋の構造、中でも蓋が素材をおいしくさせる原始的にして洗練された調理法。
    すべてがやさしくやわらかく、しかもそれぞれ素材の持ち味がギュギュッと凝縮されて仕上がる…、今日の素材はラムとチキン。
    ラムはトマトとガルバンゾ…、酸味、甘みをほどよく引き出しラムの臭みを味方につけて濃厚な味に仕上がっている。
    ラムがやわらか…、スプーンで押しただけでネットリ繊維がほぐれる。

    06fd2b37.jpeg一方チキンはオリーブとレモンで仕上げたサッパリ味。
    こちらも鶏の肉はやわらか。
    皮がペロンとすんなり剥けて、ねっとりムッチリ、クチャっと口の中でほぐれる。
    味がしっかり、中の中まで入ってて、鶏独特の風味を残したまんまで、とことんおいしくなっている。
    素材がおいしいばかりでなくて、スープがおいしい。
    素材から出た水分と、素材のうま味。
    それが渾然一体となり、風味豊かな濃厚スープに仕上がっている。

    クスクスが一緒についてやってきて、それにタップリかけながら一緒に食べるとなんとも言えぬおいしさになる。
    パラパラカサカサ。
    クスクスの食感たのしく、お腹もほどよく満たされる。

    魚を食べたく、カジキのグリル。
    そういえば、数日前にもカジキのカツレツをたのしんだ。
    シットリとした柔らかい身。
    酸味をおびた上品なうま味がおいしい脂ののった魚の味が独特で、しかもこんなにキレイに焼けてる…、炭の香りをまとったカジキのおいしさにウットリしながら食べ上げる。

    サイドを兼ねてパスタをいくつか。
    2067f995.jpegじゃがいもニョッキをきのこと一緒にクリームソースで仕上げたモノ…、トリュフオイルの香りが切なく、肉感的で、ムチュンと舌にからみつくニョッキの色気を引き立てる。
    エビとドライトマトのパスタ。
    こちらはサッパリ、トマトのうま味と甘みと酸味が料理の合間の舌をホッとやすませるやさしい一品。
    メインの代わりにもなるんだろうな…、と思ってたのんだテナガエビのクリームソースのパスタは一転、ゴージャスで厨房の力を感じるゴチソウ。
    それにしても雨の中、次々やってくるおしゃれな人たちの笑顔を見ると、ただそれだけで胸が熱くなるような気持ちがしてくる、オキニイリ。



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