表参道ではじまる朝…、アンデルセンでキラキラの朝にすることにする。
表参道の交差点近くにコジンマリとあるアンデルセンのビル。
建物丸ごとパンの殿堂。
だからドアを開けた途端に甘いパンの焼ける香りがやってきて、朝の気持ちが明るくなるのがステキな感じ。
カジュアルな地下、背筋の伸びる2階と2つ、朝からやってるレストランがあり、今日のテーマはキラキラだからと2階に来ます。
北欧家具にテーブルクロス、大きな窓から明るい光と朝をステキに迎えるための必要条件はそろってる。
あとはおいしい料理であります。
エッグベネディクトをメインに選ぶ。
ココはパンが食べ放題。
しかもバスケットに10種類ほどのパンをいれ、いかがですか?と恭しくも持ってくる。
あれを頂戴。
これを頂戴と、指差しそれをお皿の上に置いてもらう。
あぁ、サービスを受けている…、ってウットリします。
パンも自慢のデニッシュからフランスパンや英国風のトーストブレッド。
焼いてくださいと言えばそれを焼いてもくれる。
バターにジャム。
それらも同じバスケットの中に入ってやってくる。
パンを食べつつ、アールグレイをいただいてお腹の準備ができたところで、メインのエッグベネディクトがくる。
大きなお皿にマフィンブレッド、ポーチドエッグをオランデーズソースがおおい、しかもそのオランデーズソースがコンガリ焦げてる。
オーブンの中で焼き上げて焦げ目をつけて、それからサラダを盛り付けるというなんたる丁寧。
ロイヤルホストの皆様!…、これが正しいポーチドエッグでございます。
太陽をマフィンの上に置いたようなこの姿。
目のゴチソウでございます。
玉子固めにとお願いしてた。
ナイフをあてるとプチュンと固く仕上げてもらった白味が切れる。
そして一瞬、ナイフが止まる。
ネットリとした黄身にナイフが受け止められて、そこでひときわ力を入れるとムチュンと2つに切れていく。
なんともキレイなこの断面。
半熟色の黄身なのだけど、黄身が流れだすことはなく中までしっかり火が通ってる。
口に運ぶと白味はツルンとスベスベしてて、そこにネットリ、黄身がとろけて口の中に貼り付く感じ。
一口分で玉子一個丸ごと味わったような気がする。
存在感にウットリします。
オランデーズソースはほどよく酸っぱく、しかも焦げたところが甘い香りを発してフックラ。
マフィンはカッシリ、固めの仕上がり。
ポーチドエッグとマカロンの間に分厚いベーコンが、かなり強めにガリッと焼けてて教科書的にして典型的なる出来栄えに、あぁ、来てよかった!ってしんみり思う。
カスタードクリームをフィリングにしたデニッシュペストリー。
田舎風のパンを薄切りにしてトーストをしてもらったモノに、クロワッサンを一緒にいただく。
ここのクロワッサンは少々小ぶり。
表面がザクッと乾いてやけていて、焦げた小麦とバターの香りがとてもあまやか。
一口分をちぎって食べると、お皿の上に枯葉のようなパンくずが、ハラハラ散っておいしい模様のようになる…、このサックリがボクは好き。
関連ランキング:欧風料理 | 表参道駅、外苑前駅、明治神宮前駅
[0回]
PR