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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
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    1960/01/26
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    先日、やってきてたちまちオキニイリになってしまった「セニョールどいちゃん」

    57de9914.jpegそれというのも、週末がどんな状態かみてみたかった。
    飲食店は平日と週末で、その状態がまるで違うコトが多いのですネ。
    郊外型の店ならば、週末にぎやか、平日静かなのが当然のコト。
    だから週末の忙しいときにサービスが悪いからって、それがそのままいつもの実力とは限らない。
    この店だって、先日やってきた平日の夜。
    青山のオフィスビルというロケーションだから、あふれるほどのお客様で賑やかになっているのは当たり前。
    そのお客様が醸しだすエネルギーがこの店一番の魅力と感じた。
    ならばオフィスに人がいない、土曜日の夜はどんな具合か。
    その状態を見ずに評価を下してしまうのは性急だろうとそう思い、それで土曜日、やってくる。

    さすがにそれほど忙しくはない。
    時間がまだ夕方早くということもあるのでしょうけど、お客様が6組くらい。
    女性の大きなグループと、近所に住んでる人たちでしょうか…、普段着風の人たちと、席に座ったころからちらほら、ビジネスマンがやってくる。
    けれどお店は静かかと言うと程良くにぎにぎしくて、理由はオープンキッチンからの調理の音が聞こえてくるから。
    オープンキッチンレストランの、これが一番いいとこでしょう。

    aae76ec7.jpeg土曜日にはハッピーアワーはないようで、まずはカラフのサングリア。
    甘さスッキリした酒で、お腹をやさしくほぐしてあげる。

    ココで一番人気の料理って何なの?って聞いたら、粋な答えをもらう。
    「一番人気にしたい料理があるので食べてもらえますか?」と。
    ポテハモンという商品。

    ポテトとハモン…、つまり生ハム。
    ガリガリに揚げたフレッシュの薄切りジャガイモ。
    水気を吐き出し、あばたが沢山できたポテトチップの上に、削った生ハムがタップリのっかる。
    ザクザク、かなり歯ごたえたくましいポテトチップもおいしいし、脂の乗った生ハムもなかなかのモノ。
    しかもそれらがスペイン産のツナの缶詰の空き缶に、入ってやってくるという見た目もステキ。
    オモシロイ。
    なによりこうして提供すると、生ハムの姿形を気にならない。
    お皿にキレイに並べるスタイルの、いわゆる前菜用の生ハムもあるのだけれど、それだとキレイに形、大きさ、厚さを揃えないと様にならない。
    けれどこうして提供すると、端材のような場所も使える…、だから安くてボリュームたっぷり、賢い感じ。

    af518d9b.jpegもともと和風の居酒屋営業からはじまったココ…、だからメニューにこう書いてある。

    居酒屋の命は「煮込み」。
    煮込みがおいしい居酒屋でなくちゃ、酒はおいしくたのしめない。
    だからこれを試してくださいと、料理が2種類。
    ひとつは、牛すじ肉とトリッパの肉じゃが風という料理。
    たしかに見た目は肉じゃがですな。
    コロンと大きなジャガイモと、人参、玉葱、それからしらたき。
    けれど肉が牛すじ。
    それからトリッパという、それだけみるともつ煮込み。
    特に強烈に自己主張するトリッパが、まるでスペイン料理のようにふるまっている。
    食べると味は、醤油風味の甘めの味わい。
    つまり肉じゃが。
    けれどムッチリ、ネットリとした肉の食感はスペイン的で、そうかトリッパを和風に味をつけてもいいんだ、と勉強します。

    もう一つはつぶ貝のカタルーニャ風と言う煮込み。
    トマトの味とオレガノ、サフラン、ハーブスパイスの香りを合わせくニュッと煮込んで仕上げたモノ。
    ヨーロッパ風でもあり、アラブ風でもあったりしてる複雑にして不思議な味わい。
    海の料理ではあるのにそこに、刻んだハモンが混じってて、それが出汁のかわりになって味を深くしてくれている。
    魚と肉を合わせる料理はもともとヨーロッパ人の嫌った手法…、いろんな国の料理文化が混ざったスペイン料理だからのやり方でしょう…、オモシロイ。

    bc6e4a00.jpegそれからこの前、来た時も注文したモノ。
    ガンバスアヒージョ。
    ガンバスはエビ。
    アヒージョはオリーブオイルで煮込んだ料理という意味で、その名の通り、殻むきのエビをオリーブオイルでクツクツ煮込んでもってくる。
    オリーブオイルの中にはタップリ、ガーリック。
    だから風味がとってもよくて、それをバゲットの上にのっけて一緒に食べる。
    そのとき、オリーブオイルをタップリ、パンに吸い込ませるとシットリ、ムッチリおいしくなってく。
    プチュンとエビの食感もいい。
    本場の味わい…、たのしんだ。

    蒸した野菜の料理がひとつあり、それをたのむと、おぅっとビックリ。
    なんとシリコンスティーマーで調理したままだしてくる。
    今の話題の料理器具。
    けれどこうしてレストランで、しかもそのまま食器としても使ってるという勇気と大胆に感心します。
    蓋付きできて、蓋をとったら中から甘い蒸気の香り。
    野菜の味が甘く濃厚になっているのはスティーム加工の特徴で、中でも人参の食感、甘みのすばらしいコト。
    それをつけて食べるアイオリソースがおいしくて、それ故これがレストランの料理になっているというのがまたオモシロイ。
    この店やっぱり、いい店でしょう…、これからしばらく見てみます。

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    どいちゃん
    実はこのビルに勤務していたりするので、気になってました。近すぎてどうかなーと思ってたんですけどたしかに混んでますね。是非地下い内に試してみます!
    mymotさん / 2011/04/25(Mon) /
    ぜひぜひ
    > mymotさん
    たのしいお店です。
    元気がもらえるエネルギーに満ち溢れている、東京らしいお店のひとつ。
    使い込めば使い込むほど、いいお店になってくれるんじゃないかなぁ…、と思います。
    平日の夕方、5時から7時が狙い目です。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/25(Mon) /
    便利な調理器具。
    おっと!これは・・・。最近私も買ったんですよね〜実は。しかも
    このシリコンスチーマーと似ているし!色も形も!もしかしたら同じ
    商品かも!?それを飲食店で食器として使用されているとは驚きました。

    これぐらいのサイズが1人用としては実に使い勝手が良いですね〜。
    シリコン臭さも最小限といった感じも受けますし・・・。私的には、
    これで冷食のチャーハンや肉まんなどをあたためたり、温野菜を作ったり
    しています。これを使うと、食後の後片づけが少なくて済むのも良いですね。

    ↓ちなみに私が使っているのは、このコです↓

    http://p.tl/ixA8
    りりこりあさん / 2012/01/28(Sat) /
    レストランでも
    > りりこりあさん
    調理器具の世界って、案外、レストランより家庭で使っているものの方が進んでいたりするものが最近多いですよね。
    それを積極的にレストランで使う姿勢。
    ステキだなぁ…、と思います。
    サカキシンイチロウさん / 2012/01/28(Sat) /
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