アンデルセンで朝にいたします…、表参道。
ビルから突き出すプリッツェル形した看板がまるで宙に浮いてるように見える空。
湿気がそれほどない軽やかな朝の光がガラスの箱の中にタップリふり注ぐ…、ドアを開けるとパンが焼ける甘い匂いが体にやさしくまとわりついて、ようこそ、おはようって言われてるよう。
二階のレストランに向かう途中の螺旋階段。
足元見ると、ガラスの壁の向こうにパンの売り場が見えて、お腹がなります。
そして2階のレストラン…、北欧家具の軽やかと朝の光の軽やかが気持ちを軽くしてくれるのが、なんともウレシイ、おもてなし。
オムレツたのんで朝としました。
ヒュッゲモーニングっていう、ココの朝のスタンダードで卵料理と野菜にパン。
それから飲み物という組み合わせ。
今朝の飲み物は紅茶にしました。
なぜだかココではコーヒーよりも、紅茶の香りがおいしく感じる。
それに紅茶をたのむとポットでやってくるのがウレシイ。
しかもポットが機能的にてうつくしい白い陶器のポットというのが、朝の気持ちを明るくさせる。
紅茶がやってくるとすかさず、パンをいかがいたしましょうか?と。
大きなバスケットに、10種類ほどのパンが入ってやってくる。
好みのパンを好きなだけ。
朝のお腹にあわせて選べる。
まずはクロワッサンとペストリーをもらってパクリと。
口に広がるバターの香りを味わってると、お待たせしました。
厨房の中からメインのオムレツ、運ばれてきます。
フックラとしたうつくしい様。
木の葉型にキレイにまとまり、しかもお皿をテーブルの上に置くとフルンと揺れる姿にそのやわらかさを感じてウットリ。
バターの香りもフワッとただよい、食べる前から目と鼻がまずは味わう、オゴチソウ。
ナイフを当てるとスパッと切れて、中はやわらか。
トロトロしてはいるけれど、シッカリ熱は入ってて生のところがないのがステキ。
角切りのハム。
チーズがタップリ。
口に運ぶと、シッカリやけた表面がまずは舌の上にのっかり、トロンと中のなめらかなバターまみれの玉子が流れる。
ムッチリとしたハムの食感、塩の味。
チーズがとろけて、コクと旨味が玉子に混じる。
ほどよき塩味、風味があってケチャップが一緒についてくるのだけれど、それにたよらず玉子の旨みを味わえる。
玉子2個分のほどよきサイズもアリガタイ。
サイドに添えたハーブ野菜に、レモンとオリーブオイルがかかる。
とてもシンプル。
朝のお腹にやさしくて、しかも葉っぱの香りや風味、食感がとても軽快、朝の頭をめざまして体をシャキッとしてくれる。
パンをお代わり…、またクロワッサンをもらって味わう。
パリッとしてて、しかもシットリ、中に大きな空洞がいくつもあって、これがバターが溶けた跡だと思うとちょっとドキッとするけど、それがおいしい秘密なんだと。
思ってウットリ、いとしく思い、パクリパクリとジックリ味わう。
カスタードクリームを乗っけて焼いたペストリー。
幾層にも重なるパンの生地がサクサク、それをぽってりクリームが混じってネットリ。
紅茶をコクリと飲むとバニラの香りがフワッと鼻の奥から立ち上る…、シアワセな朝のゴチソウたいらげ、さてさて仕事といたします。
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