夕方、打ち合わせでロイヤルガーデンカフェに来ました。
青山通りからちょっと引っ込んだ場所。
絵画館に向かって整然と整備された街路樹を借景にした、ココが東京の都心なの?って思ってしまうほどに緑豊かな場所。
夕方と呼ぶにはまだまだ早い時間で、日が陰りはじめてはいるのだろうけど夏の日差しはまだ明るくて、鬱蒼と茂る樹木が作る影が涼しげ。
テラスの席はほとんど一杯…、そこがタバコを吸える場所というコトもあるのでしょうけど程よく涼しく表にいるのがうれしくなるような場所でもあります。
でも今日は打ち合わせにて、落ち着く屋内。
オープンキッチンの前に大きなテーブルと、周りに小さなテーブルいくつか。
中でも一番すわり心地がよさそうな丸いテーブルをもらってさてさて打ち合わせ。
アーノルドパーマーっていう飲み物を選んで飲みます。
レモネードとアイスティーを混ぜた飲み物らしく、でもなんでアーノルドパーマーって呼ぶんだろう。
ほどよきサイズでほど良く冷えてて、一日の疲れがとれるような飲み物。
まぁ、おいしい。
ちなみにこの店、ロイヤルホストと根っこを同じくするお店。
にもかかわらず、チェーンストアを感じさせぬのどかな雰囲気。
居心地の良いおおらかな空間。
お店の人たちの働きぶりもおおらかで、ロイヤルホストのせせこましいみみっちさはどこにも無くて、のんびりできます。
立地やお店のしつらえは抜群なのに平日のこの時間はちょっと静かで勿体ない。
それでものんびりやってけてるのが、ここが大きな会社の一部で家賃なんかのコトを気にせずやってけてるに違いない…、って思えたりする。
徐々にユックリ、外が暗くなってきて街の雑踏もここまでなかなかとどかない。
静かで時間が過ぎていくのを忘れるほどにおだやかで、空気もシットリしているようでツヤツヤとした潤いのあるアイディア次々やってくる。
知っていないと勿体無い、都心の隠れ家…、オキニイリ。
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打ち合わせを終え、家に帰って料理を作る。
まとめ物をしながらついでに。
まずはキャベツを煮込んでみます。
小さな鍋にギッシリ、串切りにしたキャベツを詰め込み、動かぬように薄切りハムを隙間に詰める。
ブイヨンキューブを一個砕いて、水を注いでクツクツと炊く。
落とし蓋して弱火でコトコトほったらかして置くうちに、キャベツはやわらか。
ハムはホロホロ。
スープにキャベツの甘味がとけておいしい匂いが部屋中にただよってくる。
器に盛って、塩と胡椒をパパッとほどこす。
スプーンの背中で芯がクチュっと崩れるほどにキャベツはシットリ。
甘くて、やわらかなのに繊維は残って噛むとザラッとキャベツ独自の歯ざわりがある…、ホロッと崩れたハムが一緒にお口の中にやってきて、クチャっと潰れたキャベツと混じって夜のお腹がたのしくなった。
それから野菜を料理にします。
レンコンを少々厚めの半月切りにし、水で晒してアクをとる。
フライパンに胡麻油をひき温めて、そこでジャジャっと手早くレンコンに熱をくわえる。
その表面が好きとおってきたらばそこにめんつゆ、それから日本酒入れて、強火でグツグツ沸騰させる。
アルコール分とめんつゆの角が取れたら弱火にしながら、鷹の爪をたっぷりくわえて煮詰めていきます。
最後に強火でとろみをつけたら出来上がり。
出汁と醤油でユックリ煮込んだ里芋はネットリとろりと口の中で粘って気持ちを豊かにさせて、きんぴらレンコンはカリカリ歯ごたえたのしくて、夜のお腹が整っていく。
明日はいささか遠出の予定…、今日は早めに寝ましょうか。
[3回]
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